本日は趣向を変えて、仮想通貨まとめニュースではなく気になる「ビットコインハッシュレート」に焦点をあててみました。ビットコイン(BTC)価格に直結しているハッシュレートについて簡単にまとめているので参考にしてください。
歴史は繰り返す?過去のハッシュレートの事例も要チェック!
ハッシュレートが大幅低下
- 7日移動平均値が90EH/sになった
- 19年12月ごろの低水準
- BTC価格にも影響している
最近は毎日のように言っているハッシュレートの低下がいまだに止まらない状態です。
7日移動平均値が90EH/sになり、これは2019年末の低水準と同じ数値です。
今では半減期前の25%減となっており、ビットコイン下落にも大きく関わっていると考えられます。
ビットコインは3月暴落から守られ続けていた強いサポートラインを下に抜けてまぁまぁヤバイ状態です。
今後は今までサポートしてくれていたラインや100万円が上値を抑えるレジスタンスラインとして立ちはだかる可能性が高くなりました。
このままハッシュレートが低下していくと、BTC価格も続落する恐れが高いですね。
半減期でマイニングの報酬が半分になったので、単純にマイナーが抜けていっていると考えられます。
一説には30%以上のマイナー(マイニングの機械)が停止しているとされています。
ビットコインのネットワークはマイナー(マイニングする人・機械)がいることで成り立っています。
マイナーがいないとビットコイン自体が成り立たないほど重要な存在です。
マイニングの計算力を示すハッシュレートそのものがビットコインネットワークの信頼度の数値にも置き換えることができるのです。
ビットコインの信頼度(ハッシュレート)が下がれば価格も下がり、信頼度(ハッシュレート)が上がれば価格も上がりやすいという仕組みです。※当然全てではない
ハッシュレートは、それほど重要な指標になるので、アナリストたちも注目しています。
そもそもハッシュレートってなに?
マイニングの計算力の数値とされているけど、もっと簡単に言うとマイニングがどれだけ活発に行われているのかの数値のことだよ
過去の事例
「歴史は繰り返す」という言葉をもとに過去のデータをみてみましょう。
過去最もハッシュレートが大幅に低下したのは18年末です。
この時は18/11/5(54TH/s)から18/12/14(34TH/s)の約1ヶ月ちょっとの間で35%もハッシュレートが低下しています。
BTC価格はというと、1ヵ月で6500ドル(70万円)から3200ドル(34万円)と50%減となっています。みなさんもこの大暴落は忘れもしないでしょう。。
時期 | 価格 | ハッシュレート | 難易度調整 |
18年11月初旬 | 70万円 | 54 EH/s | 3回合計 – 35% |
18年12月中旬 | 34万円 | 34 EH/s | |
数値 | – 50% | – 35% | – |
この2018年末の時とは状況が違う(半減期が過ぎたこと・マイニングマシーンの性能の違い)といえ、こういった状況になる可能性はゼロではないと心得ておかないといけませんね。
またこの時は、難易度調整が6週3回にわたり合計で35%のマイナス調整になりハッシュレートが安定し、その後ハッシュレートの上昇と伴い価格も上昇していきました。
ハッシュレートの方が価格より先に落ちてきているのがポイントだね
ハッシュレートとBTC価格は非常に高い相関性があると考えられるね
ハッシュレート低下はいつ止まる?
半減期後初となる前回の難易度調整では、-6%の調整が行われまれました。
次回の難易度調整では、-10%~-17%が予定されているので、18年度のハッシュレートや難易度調整を加味すれば次の難易度調整(6月5日頃予定)の数値次第で、ハッシュレートも落ち着き、価格も正常値に戻るのではないでしょうか。
また難易度調整以外にも、ハッシュレートの10%を占める中国四川省でマイニングの禁止の通知が出されたりしているのも気になります。
実際には禁止通知の法的効力がなく、マイナーは気にしないとしていますが…
またこれから中国では雨季になり、水力発電の電力が余るようなので、電気代が安くなればマイナーにとってはプラス材料にもなります。
今はハッシュレート・マイナーの動きが直接ビットコイン価格に直結してるんだね
特に中国マイナーは全体の6割を占めているとも言われているから中国の動きは要チェック