こんにちは、ミー(@me_memechan)です!
最近話題になっているIZAKA-YAの騒動をきっかけに、仮想通貨のレンディングサービスをタイプ別に整理してみることにしました。国内取引所からDeFiまで、利回りと危険度を比較しながらわかりやすく解説していきます。
- 利回りの高さと危険度は比例しない(DeFiは低利回りでもリスクあり)
- レンディングに出した資産は、国内取引所でも分別管理・預金保険の対象外
- 年20%超・SNS拡散報酬型のサービスは要警戒
①レンディングってどんな仕組み?—まずは基本から

レンディングとは、自分が保有する仮想通貨を業者やプロトコルに貸し出し、その対価として利息(年利)を受け取る仕組みです。
銀行預金の暗号資産版とイメージすると分かりやすいですが、預金保険のような元本保証はなく、貸出先が破綻したり出金停止になったりすれば資産が戻ってこないリスクがあります。

分別管理とは?
②全体像を比較表でチェック—利回りと危険度は比例しない
まずは代表的な4タイプを、利回りと危険度の目安で一覧にしました。危険度は星の数が多いほど注意が必要という意味です(おすすめ度ではありません)。
| 種別 | 利回り目安 | 危険度 | ひとことポイント |
|---|---|---|---|
| 国内取引所系Coincheck・GMOコイン・bitbank等 | 年1〜10% | ★★☆☆☆ | 運営元は金融庁登録。ただしレンディング資産自体は分別管理の対象外 |
| 国内専業系PBRレンディング・BitLending等 | 年8〜12% | ★★★☆☆ | 交換業登録なし。利回り重視だが運営の信用に依存 |
| DeFiAave・Compound等 | 年3〜4% | ★★★☆☆ | 利回りは実は控えめ。コードのバグ・乗っ取りリスクあり |
| 海外取引所系 | 業者により様々 | ★★★★☆ | 相次ぐ撤退・警告で「使える場所」自体が減少中 |
| (参考)危険な例IZAKA-YA型 | 「実質年利150%」等の煽り文句 | ★★★★★ | 無登録業者。出金停止・金融庁警告の実例 |
③国内取引所系—安全性重視ならまずここ
Coincheck(コインチェック)・GMOコイン・bitbank(ビットバンク)・SBI VCトレード等は金融庁登録済みの暗号資産交換業者ですが、レンディングに出した暗号資産は「消費貸借契約」という別の扱いになり、分別管理・預金保険の対象外になります。
これは専業系も含めてレンディング共通のリスクです。ただし運営会社自体が金融庁の監督下にあり情報開示や内部管理体制が整っている分、専業系より透明性は高い傾向にあります。
利回りはコインチェックがビットコインで年1〜5%程度(条件・貸出期間によって異なる)です。365日の貸付で最高で5%もの利回りが獲得できるのが魅力です。
- 運営会社は金融庁登録済みで、企業としての監督・情報開示体制は整っている
- ただしレンディングに出した資産自体は分別管理・預金保険の対象外
- ビットコイン(BTC)利回り*は年1〜5%程度と専業系より控えめ *アルトコインの利回りは異なる
- 途中解約できない、または手数料がかかる場合が多い

④国内専業系—利回り重視、でも交換業登録はなし
PBRレンディングやBitLendingのような専業サービスは、国内取引所より高い年利(PBRは年10〜12%、BitLendingは年8%程度)を提示しています。ただし、これらは金融庁の暗号資産交換業登録を受けていません。
レンディング自体は登録が必須な業務ではないため違法ではありませんが、破綻時の資産保護の枠組みは取引所系ほど明確ではなく、運営会社への「信用」に依存する部分が大きくなります。

交換業登録って必須?
- 年8〜12%と国内取引所系より高利回り
- 金融庁の暗号資産交換業登録なし(違法ではないが保護は薄め)
- 運営会社の透明性・実績を必ず確認すべき
- 少額から試すなどリスク分散が前提

⑤DeFi—利回りは控えめ、リスクの種類が違う
Aave(アーベ)やCompound(コンパウンド)のようなDeFiの大手プロトコルは、運営会社ではなくスマートコントラクト(自動実行されるプログラム)に資産を預ける仕組みです。
意外かもしれませんが、USDCなどステーブルコインでの利回りは年3〜4%程度と、実は専業系より低め。その代わりリスクの種類が違い、コードのバグやガバナンス(運営方針の投票権)の乗っ取りによって資産が抜かれる事故が起こり得ます。
8月にはDeFiレンディングのTerm Finance(ターム・ファイナンス)がガバナンス乗っ取りで約850万ドルを失う事件も起きました。

ガバナンス乗っ取りとは?
- 利回りは年3〜4%程度と実は控えめ
- 運営会社ではなくコードそのものにリスクがある
- メタマスク等の自己管理ウォレットが必要で操作難易度は高め
- 金融庁登録という概念自体が存在しない(規制の枠外)
⑥海外取引所系—そもそも「使える場所」が消えていってる
海外取引所のレンディングは高利回りをうたうところもありますが、そもそも日本居住者が使える海外取引所自体が急速に減っています。
Bybitは2025年に日本向けサービス終了を発表済みで、Bitget・KuCoin・MEXCは金融庁から無登録営業の警告を受け、Bitgetも2026年8月に日本撤退を発表しました。新規で口座を作っても、いつサービス終了・強制決済に巻き込まれるか分からない状況です。
- Bybit・Bitgetが日本向けサービス終了を発表済み
- KuCoin・MEXCは金融庁から無登録営業の警告を受けている
- 利回り以前に「サービス自体が消える」リスクが高い
- 今から新規で使うのはおすすめしにくい状況
⑦「年利150%」はなぜ危険信号だったのか—IZAKA-YAケーススタディ
ここまで見てきた通り、DeFiの大手は低利回りでもリスクがあります。一方でIZAKA-YAのように相場の常識を超える利回りを掲げる業者は、その数字自体が「怪しさ」のサインになっている場合が多く、利回りの高さだけでなく運営実態まで含めて判断する必要があります。
IZAKA-YAは「実質年利150%」キャンペーンを展開していた最中に出金停止騒動が発生し、9月1日には金融庁が無登録での暗号資産交換業を理由に警告書を発出しました。
- 相場の常識を大きく超える利回り(目安:年20%以上)を掲げていないか
- SNSでの拡散・紹介に金銭報酬をつけて煽っていないか
- 運営会社の所在地・実態がはっきりしているか
- 金融庁の登録有無や、出金・解約の条件が不透明でないか

結局、どこが一番おすすめなん?

一択の正解はないんよ。とにかく安心して眠りたいなら国内取引所系、多少のリスクは飲み込んでも利回り欲しいなら専業系を少額から、コードを信じられるなら DeFi、っていう感じで自分のリスク許容度に合わせて選ぶのがコツやと思うわ。
⑧まとめ—自分に合うレンディングの選び方
レンディングは「利回りの高さ」だけで選ぶものではなく、危険度の種類(運営会社の信用リスクか、コードのリスクか、サービス自体が消えるリスクか)を理解した上で、自分がどこまで許容できるかで選ぶものです。
特に、国内の登録取引所であってもレンディングに出した資産は分別管理の対象外になる点は見落としがちなので覚えておきましょう。年20%を超えるような利回りやSNS拡散ボーナスを掲げるサービスには、一歩立ち止まって運営実態を確認する習慣をつけましょう。



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