PR

Segwit2xとは?11月のビットコインハードフォーク(分裂問題)について

SegWit2x 仮想通貨ニュース
記事内に広告が含まれています。

11月に予定されているビットコインのハードフォーク分裂問題「segwit2x」について記載しています。segwit2xの読み方はセグウィットツーエックスと読みます。segwit2xについて初心者でも分かるように図解入りで解説しているのでぜひ参考にしてください。

ビットコインsegwit2xとは

SegWit2x

segwit2x(セグウィット2エックス)とは、ニューヨーク合意で予め決まっていたビットコインのハードフォーク(アップデート)のことで、予定通りであれば日本時間の11月19日にsegwit2xが行われます。segwit2xが実行されると、ブロックサイズが1MBから2MBになります。※ハードフォークが起こる日付はブロック生成スピードで前後する場合があります。

このsegwit2xのハードフォークでビットコインが、ビットコイン(BTC)とビットコインsegwit2x(B2X)に分裂・分岐してしまう可能性が濃厚になっています。

ケンケン
ケンケン

ブロックサイズが大きくなるなら、今より性能が良くなりそうだね

ミー
ミー

でもそんな単純な話じゃないみたいだよ。大きな問題がたくさんあるから今から説明していくね

追記情報
11月9日にビットコインにおけるsegwit2xハードフォークの延期が発表されました。詳しくは下記の「SegWit2xの最新ニュース」の欄で記載しています。

ハードフォークとは

SegWit2x

ハードフォークとは、簡単にいうと大きく形を変えるアップデートのことを指します。

今回のビットコインsegwit2xのハードフォークは分かりやすく例を出して説明すると今まで使っていたもの(ブロックチェーン)を使わずに全く別の新しいブロックチェーンを作ってしまおうというものです。新しくビットコインセグウィット2x(B2X)というコインができる・・かも。

ケンケン
ケンケン

う~ん・・・ハードフォークって良くするためにするんだよね?

ミー
ミー

そうとは限らないよ!対立して分裂するハードフォークもあるんだよ!今回はコア派とビッグブロック派の対立での分裂なの

8月にもハードフォークによって、ビットコインから派生したビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しています。この時は大きく騒がれて一時は値を下げましたが、相対的にはビットコインの相場は落ちるどころか逆に上げる局面も見せていました。

このビットコインキャッシュの一件があったため、今回のsegwit2xのハードフォークも「ビットコインの価格が上がるんじゃないの?」と思っている方が多いようですが、状況はかなり深刻です。

segwit2xが行われるとビットコインがハードフォークされて、ビットコインともう一つビットコインと同じ属性を持ったコインが誕生します。これがビットコインsegwit2x「B2X」(※仮)といわれているものです。

segwit2xが抱える問題点

私も技術者ではないので、内在している専門的な問題は正確にはわかりませんが、segwit2xはかなりの問題点があるとされています。以下に超簡単にsegwit2xの問題点を3つ挙げました。

  • 開発者が一人しかいない?
    開発者が一人というのはあくまで噂で、今後増える可能性も当然あり
  • テストコードがほとんどない
    上記の開発者の問題と類義しますがほとんど開発が進んでいないとされています
  • リプレイアタック問題
    後述で説明しますが一番の問題点

開発者が1人ってかなり不安ですよね。ちなみにビットコインの開発者は400人在中しているとのことです。草コインと呼ばれるマイナーな通貨でも何十人は開発者がいるのが現状です。

またこれ以外にも、segwit2xにはプログラム自体の脆弱性が指摘されたりと問題山盛りの状態です。

segwit2xを支持しているのは誰?

そもそもそんな、問題山盛りのsegwit2xを支持しているのは誰?と思われるかもしれませんが、実はかなり多くの支持者を集めています。

そのほとんどが、ビットコインの取引を成立させているマイナーと呼ばれるマイニングプールです。マイナーは、マイニングすることで報酬としてビットコインを受け取ることができます。言い方を変えれば、報酬を貰うためにマイナーはマイニングをしています。

当然、マイナーは報酬のために高い電気代などを払ってマイニングを行ってるのでマイニングによる報酬を多く貰いたいのが本望です。segwit2xが実装されれば、ブロックサイズが1MBから2倍の2MBになるので理論上は、ユーザーが増えて多くの取引をマイニングできると考えているようです。

日本では、取引所を運営している大手のビットフライヤーもsegwit2xに賛同しています。

segwit2xを反対しているのは誰?

segwit2xを反対しているグループは、ビットコインの基本的なルールブック作りなどを行っているビットコインコアと呼ばれるビットコインの開発者たちです。ビットコインコアは「ビットコインコア派」や単に「コア派」とも呼ばれています。

また全てのマイニングプールがsegwit2xに賛同しているわけではなく、中国三大取引所のBTCCが運営するマイニングプールはsegwit2xに反対しています。

segwit2xはブロックサイズを大きくするハードフォークになるので、segwit2xに賛同しているグループを「ビッグブロック派」とも呼んでいます。segwit2xでは「コア派」と「ビッグブロック派」の対立となっています。

ケンケン
ケンケン

コア派はなんで反対してるの?問題が多いからってこと?

ミー
ミー

そうだね現段階ではsegwit2xは開発が未完成(未熟)で、脆弱性もたくさんあると指摘されているんだよ

ケンケン
ケンケン

あとsegwit2xはマイナーみんなが支持してるわけじゃないんだね

ミー
ミー

そだよ!segwit2xはマイナーの全ての賛同を得ているわけじゃないんだよ

何故segwit2xを行わないといけないの

そもそも何故ビットコインはsegwit2xを行なおうとしているのかというと、前々から問題になっていたスケーラビリティ問題があるからです。

スケーラビリティ問題とはとは

スケーラビリティ問題とは、簡単に説明するとビットコインの抱える取引処理の遅さの問題です。ビットコインの処理をするブロックチェーンでは10分間に1個のブロックが生成されます。このブロックの容量は現行で1MB(メガバイト)に設定されています。このブロックの中にビットコインの取引の履歴を収納します。しかし、現在ではビットコインの取引が多くなってきているのでこの1MBではブロックが小さ過ぎて取引の遅延や手数料の高騰が問題視されています。これがビットコインが抱えるスケーラビリティ問題です。

このスケーラビリティ問題を改善しようと提案されたのが、segwitとビッグブロックです。

ケンケン
ケンケン

あれ!?segwit?今までのsegwit2xとはまた違う話なの?

ミー
ミー

そう、簡単に言うとsegwitとビッグブロックを足したものがsegwit2xってことなの。次で説明していくね!

SegWit(セグウィット)とは

SegWit(セグウィット)はブロックチェーンの一つのブロックに入る取引量を圧縮してしまおうというアップデートです。ブロックのサイズはそのままで、中に入る取引量を圧縮するアップデートです。

SegWit-セグウィット

よくSegWitについて例えられる例え話を出すと、一つののブロック(取引情報の固まり)には今までビー玉(取引)が10個入れていっぱいだったものを、ビー玉からビービー弾にして、一つのブロックにたくさんの取引を入れられるようにしようというものです。※上記の画像ではビー玉が10個からBB弾の30個で3倍の量になっていますが、実際のSegWitでは理論上では今までの約4倍の処理速度の向上になるとされています。

ケンケン
ケンケン

なんかこれってすごく性能が良くなりそう!

ミー
ミー

理論上では今までの約4倍の処理速度向上につながるといわれているんだよ

SegWitはコア派が推奨

SegWitのアップデートはビットコインコア派が推奨しているアップデートです。このSegWitは中身の圧縮なので前のブロックチェーンから互換性があります。セーブデータの続きから始められるイメージです。ビットコイン処理速度の性能アップのためだけのアップデートです。ただしSegWitが実装されればマイナーが裏技のように使っていた「ASICBoost」というものが使えなくなる?ということからマイナーがビットコインから他の通貨やビットコインキャッシュに流れていくという懸念があります。

そして現在では無事、SegWitは8月24日に既にアクティベート(実装)されています。

ケンケン
ケンケン

お!なんか大事なポイントがでてきたね!segwitは中身の圧縮で前のデータとの互換性があるんだね!

ミー
ミー

そうだよ。互換性があるから大きな問題なく無事に実装されたんだね

ケンケン
ケンケン

でもマイナーは反対派だったんだね

ミー
ミー

マイニングの裏技が使えなくなるのは不利だからね

ビッグブロックとは

ビッグブロックとは字のごとくですが、ブロックのサイズ自体を大きくしようとするアップデートです。ビットコインの1MBのブロックを2MBの倍の大きさに換えてしまおうというものです。

SegWit

ただしビッグブロックのアップデートを行うと、前のブロックチェーンと互換性がなくなってしまうという大きなデメリットがあります。このためビットコインコア派はビッグブロックを反対していました。ただしビッグブロック派はSegWitではなく、あくまでブロックサイズを大きくするアップデートを推奨し、折り合いがつかなくなったので、もうこの際、どちらも実装してしまおうと決まったのがニューヨーク合意で決められたSegWit2Xです。

ケンケン
ケンケン

そうか、ビッグブロックにするとブロックサイズが変わるから互換性がなくなるんだね

ミー
ミー

そうだよ。互換性がなくなるのはすごく大きな問題なの。だから開発者のコア派はビッグブロックに反対なんだよ

ケンケン
ケンケン

でもビッグブロック派はSegWitではマイニングの裏技が使えなくなるから、ビッグブロックにすることを支持してるんだね!

ミー
ミー

そう!そうやってコア派とビッグブロック派が対立して折り合いがつかなくなったから、ニューヨークで話し合ってどちらも実装しようと決まったのがsegwit2x(NYA)ってことなの

なので、SegWitとSegWit2Xはまったく別物になります。厳密に言うとSegWit自体は既に実装されているので、後はブロックサイズの変更を行うとSegWit2Xが完全にロックインとなります。このブロックサイズの変更(ハードフォーク)される時期が11月19日予定となっています。ハードフォークの日付はブロック生成スピードで前後します。

ケンケン
ケンケン

ということは・・・「SegWit2X」は半分もう実装されてるってこと??

ミー
ミー

そういうことなの。中身が圧縮されるアップデート(SegWit)はもう実装されてるの。それでマイニングの裏技が使えなくなってるから、マイナーは新しいブロックチェーンで大きくなったブロックでマイニングしたい考えってことだよ

ケンケン
ケンケン

なるほど!SegWitとブロックサイズを大きくするアップデートを組み合わせたものが「SegWit2X」ってことなんだね

Segwit2xが行われるとどうなる?

SegWit2x

Segwit2xはSegwitとブロックサイズを大きくするビッグブロックを掛け合わせたハードフォークというものだと説明しました。ここまで聞くと、Segwit2xはビットコインの性能が上がっていいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、問題はビッグブロックを行うと今までのビットコインとの互換性がなくなるということです。

これは、ビットコインのブロックチェーンとは別に、新しいブロックチェーンができてしまい結果的に分岐・分裂し、「ビットコインSegwit2x」という新たな通貨を生み出してしまうことになります。

ケンケン
ケンケン

互換性がなくなると新しい通貨ができちゃうんだね

ミー
ミー

そうなの。今回これで誕生する通貨が「ビットコインSegwit2x」B2X(※仮)ってことだよ

現状ではビットコインコア派はこのSegwit2xに反対していますが、マイナーのほとんどがこのSegwit2xに賛成しています。現段階ではマイナーの9割以上がSegwit2×を支持していることからビッグブロック(ハードフォーク)は避けられない状態になっているのが現状です。

さらに芳しくないことに、「ビットコインSegwit2x」という通貨が誕生したら、「オリジナルのビットコインはSegwit2xだ!」と言っていることです。イーサリアムがTHE DAO事件で、イーサリアムとイーサリアムクラシックに分かれた時と同じような状態です。

イーサリアムの時は、新しくできたイーサリアムにコア開発者がほとんど移って前からあったものが「イーサリアムクラシック」になり、ハードフォークで新しくできた通貨が「イーサリアム」となりました。

しかし「ビットコインSegwit2x(B2X)」は現状、開発者が一人で、開発が遅れており、脆弱性があるという多くの問題を抱えています。

このような状態ですので、現状はどう転ぶか分かりません。ビットコインキャッシュが誕生した際も情報が二転三転したので正しい情報を掴むことが今後重要になります。

ケンケン
ケンケン

ということは、コア開発者がたくさんいる方の通貨がオリジナルになる可能性があるってこと?

ミー
ミー

そういうことじゃないよ。オリジナルになる定義はよく分からないけど、やっぱり時価総額とか取引高とかが関係するんじゃないかな

リプレイアタックとは

ビットコインSegwit2xが誕生した際に最も大きな問題が「リプレイアタック」です。

リプレイアタックとは、ハードフォークによりBTCとB2Xが誕生した時にAさんが1BTCをBさんに送金した場合、Bさんに1BTCは届きますが、そのブロックチェーンがハッキングされトランザクションがコピーされて同量のB2Xが悪意あるCさんに盗まれる攻撃です。※と、私は理解しましたが、技術的な難しい問題なので少し間違って解釈している場合があります。あくまでイメージとして捉えて頂ければと思います。

▼ビットフライヤーのリプレイアタックの解説【参考】▼

リプレイアタックに向けた対策が実装されない場合は分岐後に片方のチェーンでのコインの送付において、意図せずもう片方のチェーンでもコインが送付されてしまう可能性があります。

リプレイアタック

※図解はあくまでイメージです。厳密にいうとリプレイアタックはもっと複雑になります。図解も間違っている部分があるかもしれませんので技術的な詳細は申し訳ございませんが専門サイトにてお調べくださいませ。

このリプレイアタックを防ぐためには、各自が保有するアドレス→取引所→トランザクションをB2Xのアドレスに紐づけする必要があります。具体的には少量のBTCを下記のB2Xアドレスに送金することでリプレイアタックを避けることができます。※現状で送金する必要はなし

3Bit1xA4apyzgmFNT2k8Pvnd6zb6TnwcTi

※注意※ただし、現状でこの作業を行う必要はありません。

現状ではSegwit2xはどうなるかが分からない状態です。今のところ上記のアドレスにBTCを送ってもSegwit2xがなくなれば何も意味がない送金になってしまします。しっかりと情報が出そろってから公式のアナウンスに従ってください。

ケンケン
ケンケン

え~!?B2Xとられちゃうの!?大変すぎる問題がでてくるんだね

ミー
ミー

そうなの。これがビットコインSegwit2xが誕生した時の一番の問題なの

リプレイアタックはコア派を追い出す嫌がらせ?

このリプレイアタックの対策はユーザー自身が行わなくてはいけません。当然相当数の誤送信や不備が出てくることが容易に考えられます。

Segwit2x側でこのリプレイアタックを未然に防ぐプログラムを組み込んでいないのは、Segwit2xが本家のビットコインだという主張と、ビットコインコア派をビットコインから追い出すための嫌がらせではないかともいわれています。真意は不明。

またビットコインキャッシュが誕生した際はこのリプレイアタックを防ぐための対策が行われており安全にハードフォークが行われています。

Segwit2xが与えるビットコイン相場の予想

これはあくまで私個人の考察ですが、現状これだけの指示があるビットコインから、ビットコインSegwit2xがハードフォークしてもオリジナルのビットコインがB2Xになる可能性は低いと考えています。どれだけマイナーの支持があろうとユーザーの支持がない限り、B2Xに価値が付きにくいと考えています。

マイナーも仮に報酬だけを目的とした利己的な考えだとしたら、ビットコインの価値を明らかに落とすようなことをしても何の特にもならないのではないでしょうか。ビットコインまたはB2Xの価値が下がると自動的にマイニング報酬も減るので、ビッグブロックを強行しても本末転倒になりえます。

現状は、ビッグブロックを搭載した(最高で8MB)ビットコインキャッシュがあるので、ビットコインをSegwit2xする大義名分もないような気がします。ビットコインキャッシュはSegwitを実装していないので、マイナーの裏技でもあるASICBoostも使用することも可能です。

技術的なことは私では分かりませんが、今の段階で混乱だけを招くようなSegwit2xは浅はかなようにも思います。ただしSegwit2xはとても複雑な問題で私もごく一部の一般公開されている情報だけしか把握していないので、ここで記載している以外にもSegwit2xには大きな大義や意味があるのかもしれません。

ケンケン
ケンケン

マイナーが裏技(ASICBoost)を使いたいだけなら新しくビットコインSegwit2xを作らなくても今あるビットコインキャッシュでできるんだね

ミー
ミー

そうなんだよね。今の段階でのSegwit2x実装はたくさんの問題があるから混乱を招きかねないね

ビットコインの相場はどうなる?

そして本題のSegwit2xが与えるビットコイン相場の予想ですが、ビットコインキャッシュと同じように、発言力がある各取引所の発表によってビットコインの価格は一時大きく下落するように思えます。ただし、ビットコインの相場はハードフォークやB2Xだけの問題だけではなく、複合的な問題で相場が動きます。なので・・・本当にどうなるかが分からないというのが本音です。

BTGが10月24日に誕生

またB2Xとは別にビットコインからハードフォークで分岐したビットコインゴール(BTG)ドが10月24日に誕生しました。ビットコインゴールドにつていは下記でまとめているのでぜひ参考にしてください。

SegWit2xの最新ニュース

ここではSegWit2xの最新ニュースを取り上げていこうと思います。Twitterなどから情報を拾い上げて随時最新ニュースを更新予定です。

SegWit2xハードフォークが無期限延期決定!

SegWit2x中止・延期

11月9日追記更新

11月9日の日本時間の午前2時頃にSegWit2xハードフォークが無期限延期という発表がありました。

延期になった理由は、コンセンサス(合意)が得られなかったとされています。

発表後ビットコインの値動きも大きく乱高下しましたが、以前高値圏の価格を維持しています。

SegWit2xハードフォークの無期限延期については、11月9日の総資産日記で詳しく記載しているので、そちらも参考にしてください。

各取引所SegWit2xの対応方針を発表

11月8日追記更新
SegWit2xが近づいてきて、国内外の各取引所が対応方針を発表していっています。

取引所にもよりますが、基本的には、SegWit2xで分岐するB2Xを付与する方針が多いようです。また付与した後にB2Xを取引所内で売買ができるようにすすめているところもあります。

各取引所の方針は公式サイトにてご確認ください。

‏⇒ Coincheck(コインチェック)

‏⇒ bitbank(ビットバンク)

‏⇒ Bittrex(ビットレックス)

⇒ HitBTC(ヒットBTC)

SegWit2xの予定時間が変更

SegWit2x-カウントダウン

10月25日追記更新

当初は日本時間の11月19日にSegWit2xのハードフォークが行われる予定でしたが、10/25現在では11月16日に前倒しになっています。ビットコインのハードフォークは日付や時間帯で決まるのではなく、予め決まっているブロック生成に達した時点でハードフォークがが行われます。

ブロック生成スピード次第ではハードフォークが行われる時間帯や日付に大きなラグが出る場合がありますのでご注意ください。

ビットコインSegwit2×ハードフォークのカウントダウンは下記のサイトで確認できます。

⇒ Segwit2×ハードフォークのカウントダウン

Coinbaseが声明を発表

10月25日追記更新

Coinbaseが再び2xフォークに関する声明を出した。

最初はB2Xとして上場させ、その後、ディフィカルティが最も積み上がったもの(accumulate difficulty)、すなわちマイナーが最も集う方を「BTC」とするとの事。

Coinbaseでは、ハードフォークで新しく誕生した通貨をB2Xとして上場させて、ディフィカルティが最も積み上がったものを(マイナーが最も集まった方を)オリジナルのビットコインとすると発表があったようです。

ディフィカルティとはマイニングの採掘難易度のことです。

Bitcoin.orgがSegWit2xを非難

本文でも少し説明しましたが、ビットコインのコア派なども運営に参加している「Bitcoin.org」がSegWit2xを完全に非難した文章を発表しました。
「Bitcoin.org」はビットコインの公式ではありませんが、発言力があるので、Bitcoin.orgの見解には注目が集まっています。

下記はBTCNさんの記事で、「Bitcoin.org」の発表を翻訳しているので分かりやすいです。

マーケット情報 | ビットバンクプラス
暗号資産やブロックチェーンに関することなら 「ビットバンクプラス」日本最大級暗号資産取引所・販売所「ビットバンク」が運営!

CoinfuciusはB2Xを本家のビットコインと認める

ビットコインATMを提供する「Coinfucius」はハードフォークで誕生するB2Xを本家のビットコインとし、現在の1MBのビットコインはサポートしないと衝撃の発表がありました。各企業やサイトなどでB2Xの解釈や捉え方がバラバラなので、今後の取引所などの発表に注目が集まります。

Bitfinexで先物取引が開始!?

海外取引所Bitfinexで「ビットコインSegwit2x(B2X)」がビットコインの約25%の価格で先物取引がスタートしています。

これは何を意味するかというと最悪のケースですが、このB2Xがオリジナルのビットコインとして認められてしまったら、現在のビットコインの価値が急に25%になる可能性があるということです。50万円だった1BTCが急に、12.5万円の価値に…1000万円分もっていたら、250万円分の価値になる可能性があります。

Segwit2×のノード数は約2%!?

Segwit2x-ノード

10月9日現在ではビットコインノード数は全体の2.38%と非常に低い数字になっています。

ノードとは

ノードとはビットコインのブロックチェーン(取引記録)を端末に残しているネットワーク参加者のことです。ノードが取引を各自記録共有しているため、一部のデータが壊れたり失われたりしても他のノードで再生することが可能です。また複数のノードがあるため改ざんが事実上は不可とされています

ビットコインでは上記のことからノードの重要性はお分かりになられると思います。このノードが少ないと、データになんらかの不正や不備があった時に対応ができなくなってしまいます。

どれだけSegwit2×をマイナーが支持していてもノードが少ないのはB2Xの致命的な脆弱部分といえます。

SegWit2xの総まとめ

SegWit2xの現時点で分かっていることの総まとめです。

  • SegWit2xとはSegWitとビッグブロックのアップデートを足したもの
  • SegWit2xはニューヨーク合意(NYA)で前々から決まっていた
  • SegWit2xの読み方は(セグウィットツーエックス)
  • SegWitは取引データの圧縮するアップデート
  • ビッグブロックはブロックサイズを1MBから2MBにするアップデート
  • SegWit2x(ハードフォーク)は11月19日予定 ※11月16日予定に変更
  • SegWitは8月24日に既にアクティベート(実装)済み
  • ハードフォークでビットコインSegWit2x(B2X)が誕生予定
  • B2Xが本家のビットコインになるかもしれない
  • リプレイアタックの対策をしなくてはいけない

※注釈※
リプレイアタックの対策は現段階では必要ありません。あくまでもSegWit2xがロックインした段階で取引所などの公式のアナウンスに従ってください。

SegWit2xの解説動画

SegWit2xについて、おそらく日本で一番分かりやすく解説されてる▼Arzyさんの動画▼です。
結局「SegWit2x」についていまいちピンとこなかった方は、是非Arzyさんの動画を視聴することをおすすめします。同時にビットコインゴールドについても理解できます。

※動画制作者であるArzyさんに許可を頂いて掲載させて頂いております。Arzyさんはかなり有力な情報を提供しておられるので、フォローは必須です。@arzy_crypto

またSegWit2xの新しい情報が入り次第随時更新していきます。

タイトルとURLをコピーしました