ビットコインの分裂問題で飛び出してきたビットコインゴールドの詳細やBTGがもえらえる取引所について記載しています。またビットコインゴールドとは別にビットコインのSegwit2xについても簡単にまとめているのでぜひ参考にしてください。
ビットコインゴールとは
ビットコインゴールド(BTG)とはビットコインキャッシュと同じく、ビットコインから分岐する仮想通貨です。
ビットコインゴールドの提案者は、香港にあるLigthtningASICのJack Liao氏の提案になります。
10月7日時点では、ビットコインゴールドが誕生するのは確定ではなく予定になっていますが、ビットコインゴールドの公式サイトや公式Twitterが既に誕生しています。このことからビットコインゴールドが誕生するのはほぼ間違いないと推測されます。
元々はビットコインゴールドはICOを予定していましたが、ビットコインからフォークした方がお金が集まるという理由でハードフォークから生まれる形になりました。
ビットコインゴールドは無料で入手できる?
ビットコインゴールドが誕生した際は、ビットコインキャッシュと同じく、ビットコインを持っているだけでビットコインゴールドが貰える仕組みになっています。※ただし、対応した取引所またはウォレットにビットコインを保有しているのが条件
ではいつの時点で、ビットコインゴールドが配布されるかというと、「10月25日」(予定)でビットコインの保有者に対してビットコインゴールドが配布される予定となっています。
One month until #bgold exodus fork.
Hodl BTC on 10.25 get free BTG on 11.1#bgold1025 #blockchainQE #bitcoin pic.twitter.com/ORgjvTZK8m
— Bitcoin Gold (@btcgpu) 2017年9月25日
ビットコインゴールドのハードフォークは25日から24日の日本時間で21時40分頃に変更になりました!BTGのハードフォークは正確には BTCの491407ブロック生成到達時です。時間は前後する場合があります。
じゃあ、僕もビットコイン保有しなきゃだね!ビットコインゴールドに対応した取引所ってどこなの?
今の時点ではまだ分からないの
BTGがもらえる取引所【10月19日追記情報】
10月19日追記情報
10月19日に国内最大手の取引所コインチェックがビットコインゴールドに条件付きで対応すると発表がありました。海外ではHitBTCなどがビットコインゴールドの取扱いを発表しています。
ビットコインゴールドに対応する取引所や企業を一覧にして下記でまとめています。
ビットコインゴールドの特徴
ビットコインゴールドはビットコインから派生する仮想通貨なので、基本はビットコインと同じ属性をもっています。ビットコインゴールドとビットコインが違う最大の特徴はマイニングです。
ビットコインゴールドのマイニングはPoW(プルーフ・オブ・ワーク)ですが、アルゴリズムをビットコインで使われている「SHA-256」ではなく、ZCASHでも使われている「Equihash」を採用しています。
これは何かというと、特殊な装置を搭載したPCではなくても普通のPCなどでも「GPU」を使ってマイニングができるというものです。
GPUとはグラフィック機能の役割(画像処理や演算装置など)を担う部分です。パソコンのCPUは頭脳そのものを指しますが、GPUは頭脳で言うと右脳や左脳部分にあたります。
ア、、、ル、、ゴ?リズム?・・・どーゆこと?
と、とにかくマイニングのやり方が違うってことだよ!
ディフィカルティの調節がブロック毎に行われる
ディフィカルティーとはマイニング難易度(採掘難易度)のことで、ビットコインではこの採掘難易度を2週間に1度変更します。
ビットコインゴールドでは、そのディフィカルティの調整を2週間に1度ではなく、ブロック生成毎に行う手法を取っています。
これにより、マイニングの難易度の調整がその都度その都度行われ、適切な難易度に調整させるという仕組みです。
その他の主な特徴はビットコインとほぼ同じです。
難易度の調整をなんでブロック生成の度にしなきゃいけないの?
適切な難易度を保つためだよ。2週間に1度だとマイニングの難易度が適切じゃなくなっちゃうの
ビットコインゴールドは独自でもマイニングできる?
ビットコインゴールドはGPUを使ってマイニングするので、普通のパソコンでも事実上はマイニングが可能です。
しかし、大量の電気代を使うPoWを使っているので、日本でマイニングするには電気代が高くなり過ぎるので現実的ではありません。
ビットコインゴールドのクラウドマイニングなども今後出てくると思われますので、マイニングを考えている際はそういった情報も要チェックです。
僕の家のパソコンでもマイニングできるってこと?
でも事実上の話だよ。実際にすると電気代がすごくかかって赤字になっちゃうかもしれないね
ビットコインゴールドを入手するには
前述にも述べていますが、ビットコインゴールドは、10月25日時点でビットコインを所有しているだけで、自動的にビットコインゴールドが配布されます。
ただし、ビットコインゴールドを対応している取引所や販売所、ウォレットに預けておく必要があります。
現段階では国内外含む全ての取引所で対応するという発表はありません。
10月23日追記情報
2017年10月23日現在では、各取引所のBTGに対する対応方法が発表されてきています。ビットフライヤーでは条件付きで付与予定さらに申請を出して上場も予定。コインチェックでは条件付きで付与予定。ザイフでは基本的には付与しない予定。ビットバンクはBTGの条件次第で付与するかを検討するとのことです。
詳しくは下記のページを参照してください。
取引所の情報を常にチェック
おそらく、10月25日ギリギリに、各取引所で発表があると思いますので、情報をしっかりと追う必要があります。海外の大手取引所のポロニエックスやビットレックでは、ビットコインゴールドの需要があれば間違いなく上場されると思いますが、あくまでも需要があればの話です。需要がなければ、どこも取り扱いがなく、配布されないという可能性もあります。
国内の取引所であれば、ビットフライヤーやコインチェックは大手なので、ビットコインゴールドの需要がある且つ海外大手も取り扱うとなるとビットコインゴールドの上場は十分に考えられます。
需要がなかったら上場も配布もされないの?ちょっとscamみたい・・・なんか怖いよぉ
確かに今の段階だと情報が揃ってないから分からないね。正しい情報を待とうね
ビットコインの価格も上昇するかも…!?
これはあくまで、予想ですがビットコインゴールドが誕生するとなるとビットコインゴールドが欲しい層がビットコインを購入してビットコイン自体の価格が上昇する可能性があります。
私個人としては、ビットコインゴールドが入手できる10月25日に近づくにつれて、ビットコインの価格も上昇すると予想されるので短期トレードでビットコインをトレードするのもありかな、、、と思っています。お決まりですがあくまで自己責任でお願いします。
とにかく、ビットコインやビットコインゴールドの情報を常にキャッチできるように電波を張り巡らす必要があります。
当然ですが、注意していてほしいのが、ビットコインゴールドの誕生が確定しても、需要がなく誰もビットコインゴールドを欲しがらないとなると取り扱う取引所もなく価値も付きません。そういったリスクもあるので十分注意して行動を起こすことをお勧めします。
ビットコイン持ってればビットコインゴールドもらえるなら僕も欲しい!アルトコイン売ってビットコイン買おうかな~
そうだね。そういう人が増えるとビットコインの価格は一時的にあがるかもしれないね
ビットコインゴールドの価値は?
ビットコインゴールドの価値は今のところ完全に不明です。ビットコインキャッシュのように1BTGがいきなり10万円の価値が付く可能性もありますし、1万円や1000円になる可能性もあります。
これは需要と供給で決まるので、一概には言えませんがオリジナルのビットコインを越える価値を付けることはほぼ間違いなくないので、1BTGで1万円から10万円ほどの価値になるのではないかと予想されます。もちろん1000円や100円、何十円という低い価値になる可能性も十分に考えられます。
またビットコインゴールドが誕生して上場した瞬間は利確する保有者が多いと思われますので、短い時間で大暴落するという可能性も大いに考えられます。
ただし、これも仕手などが入るといくらでも市場調整はできるので何とも言えません。
いくらになるかも分からないんだね。ビットコインゴールド謎がいっぱいだね
ビットコインゴールドだけじゃないよ!仮想通貨は全て需要と供給で価格が決まるからね
SegWit2xとは
またビットコイン分裂問題で話題となっている「SegWit2x」ですが、これはビットコインゴールドとはまったくの別物です。
ビットコインの大きな問題としては、ビットコインゴールドよりも、このSegWit2xに注目が集まっています。
SegWit2xは11月19日をもってハードフォークされる予定ですが、こちらもあくまで予定の段階でさらに多くの問題を抱えているので何とも言えない状態です。
そして、ビットコインゴールドよりも「SegWit2x」の方が、かなり文章量になると思われますので、SegWit2xについては別記事でまとめようと思います。
簡単にSegWit2xを説明すると、ビットコインはニューヨーク協定という会議で前々からSegWit2xのハードフォークが決められていました。ただこのSegWit2xには様々な大きな問題を抱えていることが取り上げられており、現段階で必要のないハードフォークでビットコインの価値を大きく落としかねないものとされています。
ではなぜ、SegWit2xが強行されようとしているかというと、マイニングプールというマイナーの集まりが利益を優先させた利己的な考えによるものとされています。
…今のところはまだ不明確な要素も多いとされていますが、、
「SegWit2x」と「ビットコインゴールド」は同じハードフォークじゃないの?
全然違うよ!SegWit2xには大きな問題がたくさんあるんだよ
大きな問題があるのにハードフォークして大丈夫なの?
う~ん・・・ニューヨーク協定(NYA)という会議でSegWit2xのハードフォークが決められたみたいだよ。詳しい説明は下記の記事で書いてるから読んで勉強してみてね!
そうだね、将来に関わるすごく大事な話みたいだから、僕ちゃんと勉強するね!!
※追記情報※
SegWit2xについてのまとめ記事が完成しました。かなりのボリュームがありますが、ビットコインや暗号通貨の将来について大きなターニングポイントになるかもしれませんので、ぜひ参考にしてくださいね。
▼SegWit2xについて▼