CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)でビットコインの先物を2017年中に上場すると発表がありました。これによりビットコイン価格が全世界で高騰!日本でも60万円台だったBTC価格が一気に70万円に突入しました。ここではCEMや先物とはというテーマで初心者でも分かるように解説しています。
CMEでビットコイン先物が上場決定!
CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)でビットコインが先物として年内の2017年内に上場すると発表がありました。
これによりビットコインの価格が急上昇しました。日本価格で、60万円台後半でしたが、CMEの発表により70万円台に突入して、さらに71万円にまで価格が上がりました。国内取引所のZaifでは、一時高値を724,000円を付けて過去最高値を更新しました。
追記
※上記画像の金額が一桁多い「7,240,000円」になってしまっていますが、正しくは「724,000円」になります。大変失礼しました。
CMEでは年内の上場予定
CMEでのビットコイン上場は当局の審査を待って2017年中(11月~12月)の上場を目指すようです。ビットコインの先物取引の価格はCMEがドル建てで1日1回算出する「CFビットコイン参考基準レート」を基に決まる見通しになっています。
またCMEに続き、シカゴ・オプション取引所「CBOE」を運営するCBOEホールディングスも年内のビットコイン上場を目指す考えを表明していいます。
CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)でビットコインが先物として上場が決まったことはビットコイン界、暗号通貨界でも大きな節目になるぐらいのビッググッドニュースです。
Twitter上でもCMEの話題で持ち切り
Twitter上でも有名な日本の暗号通貨著名人が一斉にCMEのビットコイン先物取引上場発表を拡散しています。
米CMEがビットコイン先物。
これで上がってるのか。 https://t.co/lBV39dEOaK— Junya Hirano 平野淳也 (@junya_1991) 2017年10月31日
ネタはこれっぽいか。 / CME to launch Bitcoin futures https://t.co/xWMIDGs5vX
— ヨーロピアン (@sen_axis) 2017年10月31日
CMEが年末ビットコイン先物上場予定のニュースでBitfinex落ちた様ですね。bitFlyerもオーダーがスタックして取引が通らない状態 #ビットコイン #仮想通貨 #Bitcoin $BTC #ブロックチェーン https://t.co/4a4W3IcNJj
— 墨汁うまい(BokujyuUmai) (@bokujyuumai) 2017年10月31日
速報
米国CMEにビットコイン先物が上場するとのこと。今年のQ4を予定。詳細の日は未定
CME Group to Launch Bitcoin Futures Contract https://t.co/Tiiig9ugJ6 via @CoinDesk— 大石哲之 Tetsu [NO2X] (@bigstonebtc) 2017年10月31日
噂のビットコイン先物、米CMEについて
『これらの連邦政府により監督されている取引所にビットコイン先物が上場されることのもつ意味は
「これで機関投資家が、おおっぴらに仮想通貨に投資できるようになる」
ことを意味します。
またビットコインETFも承認されやすくなる』ふむふむ🎃 https://t.co/sgRqNXxrjN
— ニシノカズ (@nishinokazu) 2017年10月31日
ニシノカズさんの説明がとても分かりやすいですね。
噂のビットコイン先物、米CMEについて『これらの連邦政府により監督されている取引所にビットコイン先物が上場されることのもつ意味は「これで機関投資家が、おおっぴらに仮想通貨に投資できるようになる」ことを意味します。またビットコインETFも承認されやすくなる』
CMEとは
CMEとはCMEグループが運営する「シカゴ・マーカンタイル取引所」のことでアメリカのイリノイ州シカゴにある世界最大級の先物取引所です。
先物取引とは、分かりやすく説明すると将来(先物)の商品を今現在の金額で、売買を行う取引方法です。
例えばビットコインの1年後の価格はどうなっているか全く分かりませんよね。しかしなんとなく価格は上がるだろうと皆さん思っていると思います。その1年後のビットコインを今の価格で予約して買っておくというイメージです。
1年後にビットコインの価格が1BTCあたり100万円になっていようと、1000万円になっていようと現在の価格70万円で購入できるというイメージです。これは極端な例ですが、CMEの先物取引は連邦政府により監督されているので、日経平均なども先物取引として販売されています。このCMEの日経平均の売買価格が実際の日本の日経平均にも影響を大きく及ぼすほど、威力があります。
なぜここまで騒がれているの?
CMEのビットコイン先物取引がなぜここまで騒がれているのは、機関投資家と呼ばれる証券投資を行っている団体がビットコイン市場に入ってくるためです。
機関投資家は個人ではなく、団体や集団のことを指し、他人から委託された資金を運用している企業なども機関投資家とされています。投資信託なども一種の機関投資家によって管理されています。
もちろん企業で動いているので、個人では絶対に太刀打ちできないほどの資金量に情報量さらに巧みな手法を駆使してきます。
個人の投資家では株式の世界ですら平均年収が300万円の投資家が約半数を占めているとされています。当然ですが、暗号通貨界は株式よりも規模が格段に小さいので、株式よりも少額の資金を投資している方が多いと思います。
機関投資家は最小単位でも数千万から数億円、何百億円という多額の金額を投資するので、必然的ビットコインに大量のお金が流れてくると考えられます。少なくともCMEの先物取引でビットコインが上場して、ビットコインの時価総額が下がることは、ほぼほぼ考えられないので、今の内からビットコインを買っておこうという個人投資家の買いの勢力が強まりビットコインの価格が上がっている現状です。
ビットコイン価格には十分に気を付けて
ただし、機関投資家がビットコイン市場に入ってくるということは情報操作や仕手などで、ビットコインの価格を大きく揺さぶってくる可能性も十分に考えられます。何かしらの方法で、ビットコインの価格を大きく下げるもしくは上げるということが日常に起こりうる可能性があります。
仕手(して)とは大量の資金を特定の銘柄に対して、買いもしくは売りを入れることで活発に取引が行われているように見せる手法です。暗号通貨の価格は株式と同じで、需要と供給で成り立っているため、一般的には大口の買いが入れば価格は上がり、大口の売りが入れば価格は下がります。これを利用してわざと急騰や急落の場面を作ることを「仕手」と呼びます。
今まではファンダメンタル的要素(外的要因)が強く順調にビットコインの価格は上がっていましたが、これからは一筋縄ではいかないかもしれません。
またビットコインには今月の11月中旬にはSegwit2xというハードフォークによる分裂問題を抱えています。CMEのビットコイン先物取引上場のニュースは暗号通貨界にとってとても明るいニュースですが、ビットコインにはハードフォーク分裂問題といった負の側面もあるということを十分に注意しながらビットコインの投資を考えましょう。
CMEでビットコイン上場のおまけ
A new player joined the game pic.twitter.com/Q3z7pbDJG2
— Jim (@JimBTC) 2017年10月31日
上記では、堅苦しく説明してしまいましたがCMEのビットコイン先物取引上場は、これぐらい衝撃的ということです。実は私も調べるまではあまりピンときていませんでしたが、このGIFアニメを見て理解しましたw
-追記-
そんなものは「知ってるわ!」という中級~上級者の方におすすめなCMEビットコイン先物についての分かりやすい記事を見つけましたので、シェアさせてください。
THE WALL STREET JOURNALさんの記事で 「ビットコイン先物、知っておくべき10のこと」です。