高速取引・低手数料が魅力の仮想通貨ソラナ（SOL）を、基本情報・特徴・価格動向・購入可能な取引所、将来性、投資家へのアドバイスまで徹底解説。初心者にも分かりやすい最新ガイドです。
ソラナ（SOL）とは？
| 名称 | Solana（） |
| 通貨単位 | SOL（ソル） |
| リリース日 | 2020年3月 |
| 発行上限 | なし |
| 承認方式 | ・PoH・PoS・タワーBFTコンセンサス |
| 関連組織 | ・Solana財団・Solana Lab |
| 公式サイト | https://solana.com/ja |
| 取扱い取引所 | BITPOINT(ビットポイント) GMOコイン(ジーエムオーコイン) SBI VC トレード |
ソラナ（Solana／SOL）は、分散型アプリ（DApps）の開発環境を提供するために作られた次世代ブロックチェーンプラットフォームです。
ソラナのプラットフォームで使用される通貨がネイティブトークンのSOL（ソル）です。SOLはネットワーク手数料の支払いやステーキング報酬の支払いに利用されるほか、DAppsの利用促進を図っています。
ソラナ（SOL）は、「Google」「Meta」「Shopify」「Discord」などの大企業との提携実績があり、さらに NFTマーケットプレイスMagic Eden、DeFiプロジェクトRaydium、NFTゲームSTEPNなど、多数のプロジェクトがソラナ上で運用されています。
本記事では、SOLの基本情報、特徴、関連エコシステム、実例、価格動向、そして将来性について詳しく解説します。
ソラナ（SOL）の基本情報と特徴
① 高速かつ低コストな取引性能
ソラナは、1秒あたり3,000〜5,000件（最大65,000件）のトランザクション処理が可能な高い処理能力を持ち、従来のビットコイン（約6件/秒）やイーサリアム（約15件/秒）と比較して圧倒的な速度を誇ります。
| 取引速度/1秒 | 手数料/1件* | |
|---|---|---|
 ビットコイン | 約 6件 | 約 20ドル～ |
 イーサリアム | 約 15件 | 約 8ドル |
 ソラナ | ～ 5,000件 | 約 0.00025ドル |
取引手数料も非常に低く、1件あたり約0.00025ドル程度（0.04円）と、ユーザーにとって大きなメリットとなっています。
ネットワークが混雑している状況だと、ビットコインやイーサリアムでは、速度も非常に遅くなり（送金速度が遅くなる）、手数料も日本円で5,000円以上する時もあるので、ソラナの高速＆低コストは非常に優位性があるといえます。
この高速性と低コストを支えるのは、独自のコンセンサスアルゴリズム「Proof of History（PoH）」です。
PoHは暗号学的なタイムスタンプを用いてトランザクションの順序を効率的に管理し、従来のブロックチェーンで必要だったノード間の同期時間を削減します。
さらに、並列処理技術「Sealevel」やデータ転送効率化の「Gulf Stream」を組み合わせ、リアルタイム性が求められるDAppsや決済サービスさらにDeFiやゲーム分野での活用に適しています。
② DApps開発のプラットフォームとしての優位性
ソラナは、スマートコントラクト機能を搭載し、開発者が簡単に分散型アプリ（DApps）を構築できるプラットフォームです。
ソラナ上では、DeFi、NFT、ゲーム、Web3など幅広い分野のDAppsが展開されています。代表例として以下が挙げられます。
これらのプロジェクトは、ソラナの高速・低コスト特性を活かし、ユーザー体験の向上と新たなビジネスモデルの創出を実現しています。
③ 発行上限がない仕組みとインフレーション管理
他の暗号資産（例：ビットコインは2100万枚）と異なり、SOLには発行上限がありません。
発行上限がある通貨には、インフレの抑制がかかりますが、発行上限がない通貨にはインフレの懸念があります。（通貨の枚数が多くなりすぎて1枚当たりの価値が低くなる）
その代わり、毎年のインフレ率を段階的に低下させる仕組み『発行数の制限』が導入され、初年度は高いインフレ率から徐々に低下し、数年後には1.5%前後で安定する設計となっています。
④ 他ブロックチェーンとの相互運用性
ソラナは、他のブロックチェーンと直接連携するためのブリッジ機能「Wormhole」を備えており、異なるチェーン間でのトークン交換が容易です。
例えばビットコイン（BTC）などのブロックチェーンとイーサリアム（ETH）やリップル（XRP）などは独立したブロックチェーンになるので、相互運用性がなく簡単に交換したりすることができません。
しかし、ソラナ（SOL）のブリッジ機能「Wormhole」を使用すれば、取引所などの中央管理企業を介さずに通貨同士の交換が可能になります。
この相互運用性は、複数のブロックチェーンエコシステムが共存する今後の市場において、SOLの利便性を高める要因となっています。
⑤ ステーキング報酬のメリット
ステーキングとは、特定の仮想通貨をウォレットや取引所に預けて（保有し続けて）、ブロックチェーンのネットワークの維持に貢献することで報酬を得る仕組みのこと
ソラナは、承認方法の一つにPoS（プルーフ・オブ・ステーク）を採用しており、ユーザーはSOLをステーキングすることで、ネットワークの維持や取引の承認に参加し、報酬を得ることができます。
ステーキングは、売買なども行わず通貨を預けるだけで報酬を獲得できる新しい投資方法です。
さらに初心者でも手軽に報酬獲得が可能ということもあり、ステーキングサービスを提供する取引所も多数存在します。
- BITPOINT(ビットポイント)
ビットポイントは、ステーキング年率国内ナンバー1*の国内取引所です。SOLでは10％のステーキング報酬が可能です。*2025年2月時点 - GMOコイン
GMOコインでもSOLで4％～の報酬が獲得可能。*2025年2月時点
ソラナ（SOL）の価格動向
ソラナ（SOL）の価格動向は、リリース以来非常に大きな変動を見せており、その背景には市場環境、技術の普及状況、さらにはグローバルな経済動向や規制の影響が関係しています。以下、主なフェーズごとに詳しく解説します。
- 2020年リリース初期
60円〜100円
- 2021年急騰期
400円～29,000円
- 2022年調整・大幅下落期
20,000円～1,000円
- 2023年回復期
1,200円～18,000円
- 2024年～
2025年上昇期 ※最高値更新12,000円～42,000円
リリース初期（2020年）
低価格帯での安定期
ソラナは2020年3月頃にリリースされ、初期は比較的低価格（60円〜100円台）で推移していました。
新規プロジェクトとして市場に認知され始める段階であり、流動性も限られていたため、大きな価格変動は見られませんでした。
急騰期（2021年）
急激な上昇
2021年に入ると、世界的な金融緩和や暗号資産市場全体の盛り上がり、さらにDeFiやNFTなどの分散型アプリケーションの普及が背景となり、SOLの需要が急増しました。
ピークの記録
具体的には、2021年4月には1枚あたり約5,000円に上昇。その後、8月には10,000円台に突入し、11月には最高値として約29,483円を記録しました。
要因
この急騰は、ソラナが高速かつ低コストなブロックチェーンとして注目を浴びたこと、DAppsの活発な開発、また大手企業との提携ニュースなどがプラス要因となったためです。
調整・大幅下落期（2022年）
市場の冷え込みとリスクオフの動き
2022年に入ると、ウクライナ侵攻などの地政学的リスクや、インフレ懸念の高まり、各国の金融引き締め政策などが影響し、世界の暗号資産市場全体がリスクオフの動きとなりました。
SOLの急落
その結果、2022年初頭には一時20,000円台にあったSOLは、市場全体の調整の中で大幅に下落し、年末には1,000円台まで下がる局面がありました。
ボラティリティの高さ
この期間は、暗号資産市場のボラティリティの高さが際立っており、投資家にとってリスク管理の重要性が再認識される時期となりました。
回復期（2023年）
市場回復と再上昇の兆し
2023年に入ると、経済状況の改善や暗号資産市場への資金再流入、さらにソラナ上での新たなDAppsやプロジェクトの登場により、市場全体が回復基調に転じました。
回復の具体例
例えば、2022年末が1,300円台だったSOLは、2023年2月下旬には約3,200円まで回復するなど、徐々に買い戻しの動きが見られるようになっています。
上昇期（2024年～2025年）
現物ETF承認
2024年2月にはソラナネットワークの大規模な障害が発生しました。一度は調整局面に入りかけましたが大きな価格下落にならず、8月にはブラジルで世界初のソラナ現物ETFが承認されました。
史上最高値を更新
2024年にはSOLが40,000円に達し、史上最高値を大きく更新しました。さらに2025年1月にも42,000円の値を付け、最高値を再更新しています。
ソラナ（SOL）が買える取引所
暗号資産ソラナ（SOL）は時価総額がトップクラスに高い通貨ですが、SOLは全ての国内の仮想通貨取引所で取り扱いはありません。以下ではおススメできる国内取引所を厳選して紹介します。
BITPOINT(ビットポイント)
BITPOINT(ビットポイント)は、東証プライム上場企業のSBIグループを親会社にもつ取引所です。
取引手数料無料、仮想通貨の入出金手数料も無料、日本円の出金も月一回無料と初心者にも嬉しい取引所になっています。
簡単売買ができる販売所も取引所ももちろん手数料無料で運営しています。
さらに、ソラナ（SOL）のステーキングは、10％の国内取引所で年率ナンバー1を誇ります。※記事執筆時
GMOコイン(ジーエムオーコイン)
GMOコインも東証プライム企業GMOグループを親会社に持つ国内屈指の大手取引所です。
通常の取引所、販売所、積立、貸出、に加え、BITPOINTでは提供していない「レバレッジ取引」などのサービスもあり、ユーザーに合わせた様々なサービスを提供しているのも魅力的です。
またスマホの専用アプリが使いやすいので、スマホで簡単に仮想通貨FXの取引もできます。
SOLの将来性と今後
ソラナはその技術的優位性と低コストな取引環境、さらに大企業との提携や相互運用性など、多くの強みを持っています。
これらの要素が組み合わさることで、今後もエコシステムが拡大し、新たなアプリケーションやサービスの誕生が期待されるため、長期的にはSOLの価値向上につながる可能性が高いと考えられます。
① 高性能なブロックチェーン技術
ソラナ（SOL）は、1秒あたり数千件のトランザクションを処理できる高速性と、非常に低い手数料を実現しています。
これにより、分散型アプリ（DApps）の開発や実際の決済において大きなアドバンテージとなり、今後もネットワークの利用が拡大する可能性が高いです。
② エコシステムの拡大と「キラーアプリ」の期待
ソラナ上では、既にNFTマーケットプレイス（Magic Eden）やDeFiプロジェクト（Raydium、Mango Markets）など、多様なDAppsが展開されています。
さらに、Neon EVMの導入によりイーサリアムのDAppsも利用可能になったことは、より多くの開発者やユーザーを引き寄せる要因となります。
Neon EVM（ネオンイーブイエム）は、ソラナネットワークにイーサリアム仮想マシン（EVM）の互換性を組み込むプロジェクトです。
将来的に、これらのDAppsの中から世界的に普及する「キラーアプリ」が誕生すれば、SOLの需要や価値は大きく上昇するでしょう。
③ 大企業との戦略的提携
世界的な大企業がソラナと提携していることは、技術的・市場的な信頼性を高める大きな材料です。
こうした提携は、ソラナの技術革新や実用化の推進、さらには新たな市場の拡大に寄与します。
今後もGoogleのような大企業が、ソラナネットワークを大々的に利用するとなると、ソラナ自体も長期的な成長を後押しする可能性があります。
④ 相互運用性による柔軟性
ソラナは、他のブロックチェーンとの相互運用性を持つため、複数のエコシステムが連携しやすいという強みがあります。
さらにソラナはRust、C、Pythonなどの複数プログラミング言語をサポートし、スマートコントラクト開発のハードルを下げています。また、公式ドキュメントやツールが充実しており、新規開発者の参入も促進しています。
これにより、異なるブロックチェーンのユーザーや開発者もソラナのネットワークを利用する機会が増え、広範な普及が期待されます。
⑤ ステーキング報酬によるインセンティブ
ソラナは、Proof of Stake（PoS）を採用しているため、保有者はトークンをステーキングしてネットワークの維持に参加することで報酬を得られます。
この仕組みは、長期保有を促し、流動性を高めると同時に、SOLの需要を下支えする効果が期待されます。
【まとめ】SOL投資へのアドバイス
この記事では、SOLの基本情報、主要な特徴、エコシステム、実例、価格動向、そして将来性について解説しました。
ソラナは高速な取引能力、低手数料、豊富なDApps開発環境、そして大企業との提携など、数多くの魅力を持っています。
一方で、発行上限がない点や他ブロックチェーンとの競争、ソラナネットワークの安定性など、今後の技術改良が課題として挙げられます。
今後の価格変動見通し
ソラナ（SOL）の価格は、2020年初期は低価格帯でスタートし、2021年に急激な上昇を見せた後、2022年に市場のリスクオフや金融引き締めの影響で大幅に下落、そして2023年以降に再び回復基調となり、2024年から大きな上昇トレンドを作っています。
これらの動向は、ソラナが持つ技術的魅力と市場の需要、さらにはグローバルな経済・政治状況、大企業との提携やSOLの導入によって大きく左右されるため、今後も価格の変動が続くと予想されます。
2024年はライバルのイーサリアム（ETH）よりもSOLの方が、伸び率が圧倒的に高かった傾向にあります。2025年からもイーサリアムからソラナへのシフトが続くとより上昇する可能性は大いにあります。
ただし、依然として世界経済の動向や規制変更など外部要因にも左右されるため、慎重な投資判断が求められます。暗号資産（仮想通貨）投資はリスクも伴うため、十分な情報収集とリスク管理を行い、自身の判断で投資することが重要です。
ソラナ（SOL）を購入する場合は、様々な手数料が無料でステーキングの利率も抜群に良いBITPOINT（ビットポイント）の利用がおすすめです。
