ビットコイン(BTC)価格が上昇、高騰していく要因や理由を最近の世界情勢から読み解いてまとめています。
ビットコイン(BTC)が上昇いている要因は?
どうも!ママコイナーのミー(@me_memechan)です!
今週は、少し趣向を変えてビットコイン(BTC)価格が上昇している理由をまとめてみました。
まずは、ビットコインと時価総額10位の通貨の動きを見ていきましょう。
ビットコインは8月1日に1万ドル(約106万円)に回復、そこから順調に価格を伸ばして2日の時点で112万円まで上昇しています。
上位アルトコインの反応は薄いですが、半減期を直近に控えているライトコイン(LTC)の価格動向に注目が集まります。
ビットコイン調子いいね!
今日はビットコインの上昇理由や上昇していくと予想されるファンダ情報についてまとめてみたよ
それではビットコインの上昇理由(個人調べ)を見ていきましょう!
ビットコイン(BTC)価格が上昇する理由はたくさんあるとは思いますが、直近で考えるとやはりFRBの利下げ発表が最も大きな要因の一つだと考えられます。
上の二つ「金は利下げ」と「追加関税」がビットコイン上昇につながる直接的な理由だと思われますが、その他の理由に付いても今後無視できない重要なものなので、順番に見ていきましょう!
ビットコイン上昇の引き金は「利下げ」
- 利下げによる相関性のない資産の逃避がビットコイン上昇につながった
- 利下げはしばらく続くと予想され、ビットコインには有利に働く可能性大
8月1日にFRB(米連邦準備理事会)が開くFOMC(米連邦公開市場委員会)にて政策金利を0.25%引き下げると発表がありました。
米国では10年半ぶりとなる利下げで、ビットコインの歴史史上では初となる利下げになりました。
世界的な金融市場に大きな影響を与えるとしている利下げですが、なぜビットコイン(BTC)価格の上昇につながったかというと…
複合的で難しい要因は置いといて、単純に考えると利下げになると「通貨の利息が下がる」「米ドルの価値が下がる」「フリーマネーが増える」「通貨以外の価値の保存先となるビットコインが選ばれる」といった図式です。
一概には言えませんが、利下げはビットコイン上昇の理由の一つと言えるでしょう。
またFRBのパウエル議長は「予防的で単発の利下げ」としていますが、トランプ大統領は今回の利下げについて不満(もっと利下げをしろ…利下げを続けろ…)を表明しているので、利下げはしばらく続くと予想されます。
日米や世界経済の安定が最重要事項ではありますが、ビットコイン(BTC)価格の上昇理由となる利下げは、仮想通貨民からすると朗報ですね。
世界の経済情勢も要チェックだね
利下げがBTC価格に影響するってことは価値の保存先として少しづつ認識されている証拠だね
中国への追加関税
Our representatives have just returned from China where they had constructive talks having to do with a future Trade Deal. We thought we had a deal with China three months ago, but sadly, China decided to re-negotiate the deal prior to signing. More recently, China agreed to…
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 1, 2019
- 追加関税により世界経済に不安の声が広がりBTCが買われた
- 米ドル安・株安はBTC上昇につながりやすい?
トランプ大統領が「中国からの3000億ドル分の輸入品に10%の追加関税をかける」と発表しました。
これまた利下げと同じ理屈になりますが、追加関税にて米中の経済にとってマイナスの影響を与えます。実際にこの追加関税の発表でドル円、ダウ平均株価は大幅下落、さらに日経平均も大きく価格を落としています。
米ドルと人民元の下落に伴い資産の逃避先としてビットコイン(BTC)が買われるという流れですね。
米中貿易戦争はビットコイン(BTC)にとっては大きな追い風と捉える専門家は非常に多いのが事実です。
相場は市場の深層心理から動くことを考えると、米中貿易戦争が悪化するとビットコイン上昇の流れも加速していく可能性は高いとも言えますね。
今回ビットコインが大きく上昇した理由がこの追加関税と断定している人も多いようだね
利下げは織り込み済みだったけど、追加関税は米中摩擦の不安をさらにあおってしまったからね…
イギリス,ビットコインは規制の対象外
【重要規制関連ニュース】
英金融規制当局、ビットコインは規制対象とならないと公表|仮想通貨のガイダンスを改定https://t.co/Hp0o9Gnd8Gイギリスの金融行動監視機構(FCA)は、仮想通貨・セキュリティトークンへに関するガイダンス改定を発表し、規制緩和の意向を示した。
— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) July 31, 2019
- 仮想通貨・セキュリティトークンのガイダンスが改定された
- イギリスではビットコインは規制対象外と明確になった
イギリスの金融行動監視機構(FCA)が仮想通貨・セキュリティトークンへに関するガイダンスを改定し、ビットコインを始めとするエクスチェンジトークンは、FCAの規制の対象外とすることを発表しました。
今回のガイダンスは、1月に発表されたガイダンスの改定案に準ずるもので、大きな変更点はありませんでした。
ガイダンスではデジタル資産が4つのタイプに分類されています。
- セキュリティトークン…「現物出資」として分類され規制対象
- ユーティリティトークン…規制対象外。ただし、定義が曖昧な場合もありケースバイケースで対応
- ステーブルコイン…一般的には電子マネーとして見なされ、規制対象
- エクスチェンジトークン…ビットコインなどが含まれる。規制対象外
今回のガイダンス改定では、これら4種類の仮想通貨が規制の対象になるかどうかが明らかになりました。
FCA(日本での金融庁と同じ立ち位置)がビットコインは規制の対象外と発表したのは、ビットコインにとっては大きな前進です。
国によってビットコインの規制は違うんだね
ただし規制は時として必要なもの!正しい規制の在り方を考えていく必要がありそうだね
世界中の中銀がビットコインを購入する
Central banks bought more than $15 billion of gold in the first 6 months of the year.
They are trying to hedge their risk to the US dollar.
Wait till they find out about the non-correlated, asymmetric upside profile of Bitcoin.
Every central bank will be buying Bitcoin 🔥
— Pomp 🌪 (@APompliano) August 1, 2019
- 中銀が上半期だけで150億ドルの金を購入この資金がBTCに流れると予想
- 金とビットコインは似ている面が非常に多い
仮想通貨投資会社のモルガン・クリーク・デジタル社CEOのアンソニー・ポンプリアーノ氏がTwitterで「全ての中央銀行がビットコインを購入する」といったツイートを行ったことが大きな話題になっています。
米ドルに対するリスクをヘッジするために、中央銀行は今年の上半期に150億ドル以上の金を購入しました。中央銀行がビットコインが非相関、非対称であることを気付くのを待ちましょう。すべての中央銀行がビットコインを購入するでしょう。
世界貿易で混乱する中、2019年上半期で世界中の中央銀行が過去最高となる157億ドル(約1兆6700億円)ものゴールドを準備金として購入していることが分かりました。
ポンプリアーノ氏いわく、いずれは、この金(ゴールド)への資金がビットコインにも流れるというもの。
ビットコインは価値の保存先として優秀で、デジタルゴールドとも呼ばれているので、的外れなことを言っているとは思いません。
このツイートはビットコイン上昇の直接的な要因にはあたりませんが、全ての中央銀行がビットコインを購入しだしたらビットコインの意味合いも大きく変わるかもしれませんね。
金もビットコインも希少性があり数の限りがあるってことは同じだもんね
ビットコインのボラティリティ(価格変動幅)が少なくなると本当に実現しそうな話
まとめ
今回ビットコイン(BTC)価格が上昇している理由は、アメリカの利下げと追加関税の発表ということが分かりました。
世界経済の不安、米ドル安や株安になると、逃避資産としてビットコインが選ばれてきているのが分かりますね。
今後は金(ゴールド)と同じような性質も持ち合わすビットコインが伝統的な投資家や中央銀行からどのように判断されるかでもビットコイン価格が変わりそうです。
今はビットコインのボラティリティが激しいため、投機的要素が高いとされていますが、今後価格が落ち付き、各国の規制のもとで安全な取引ができるとなると、ビットコインも今の金のような確固たる地位を確立するのではないでしょうか。
現状ではビットコイン価格がまだまだ上昇していくのか、それとも下落していくのかは分かりませんが、良い環境が整いつつある中で長期で考えると、まだまだ伸びしろがあると思います!