2025年、世界的な注目を集めているミームコインのひとつが「TRUMP（トランプコイン）」です。アメリカ元大統領ドナルド・トランプ氏が公認する唯一のミームコインとして、国内外で話題を呼んでいます。
この記事では、TRUMPコインの特徴や価格動向、購入できる取引所など、初心者にもわかりやすく解説します。
TRUMP（トランプコイン）とは
| 名称 | OFFICIAL TRUM（オフィシャルトランプ） |
|---|---|
| 通貨単位 |  TRUMP |
| リリース日 | 2025年1月17日 |
| 発行上限 | 10億枚 |
| ネットワーク | Solana（ソラナ） |
| 承認方法 | Proof of Stake及びProof of History、タワーBFT |
| 発行主体 | Fight Fight Fight LLC（トランプ関連企業） |
| 公式サイト | https://gettrumpmemes.com/ |
トランプコイン（TRUMP）は、アメリカ大統領ドナルド・トランプ氏をモチーフにしたミームコインです。※正式名称はオフィシャルトランプ（TRUMP）
しかし、一般的なミームコインとは異なり、トランプ氏の関連企業によって発行されており、「公認ミームコイン」というユニークな立ち位置と、大統領選との連動性から、一時的に注目度と取引量が急上昇しました。
また通貨自体の性能もSolanaチェーン上に発行されており、低手数料・高速処理の高性能な特徴を持っています。
さらにトランプコインは、日本国内で初めて仮想通貨取引所BITPOINT（ビットポイント）に上場したことで大きな注目を集めています。
トランプコイン（TRUMP）の詳細
OFFICIAL TRUM公式ウェブサイト「GetTrumpMemes.com」によると、トランプ公式トークンの総供給量は10億トークンに設定されています。しかし、初期取引や流動性のために利用可能なのはそのうち2億トークンのみとされています。
また、フォーラムによれば、トランプ・オーガニゼーション関連のCIC Digital LLCとFight Fight Fight LLCがトークン供給量の80%を保有しているとのことです。これらの企業は、今後3年間で段階的に保有トークンを解放し、循環供給量を最大上限に達するまで増やしていく計画があると報告されています。
一方、トランプ・ミームの公式ウェブサイトでは、このプロジェクトは政治運動や政治事務所といかなる関係もないことが明確に記されています。しかし、トランプ氏が大統領就任のわずか3日前にトークンを発行したタイミングについて、アナリストの間では驚きと議論を呼んでいました。
実際、2024年後半以降、ドナルド・トランプ氏は暗号通貨に関する議論に積極的に関与してきました。暗号資産に関する多くの大統領に署名し、さらに「Bitcoinが多くの課題を解決する鍵になる」と語っています。
トランプ氏の動向と価格の連動性
トランプコイン（TRUMP）の最大の特徴は、トランプ氏の政治的な言動や選挙の状況に価格が大きく影響される点です。
例えば、トランプ氏が勝利した予備選挙や、注目される発言があった際には、価格が急騰する傾向が見られます。投資家たちは、彼の動向を日々チェックしながら取引を行っています。
2. TRUMPの注目ポイント／特徴
①トランプ公認という希少性
TRUMPは、ドナルド・トランプ陣営から正式に公認された唯一の暗号資産であり、政治的な影響力と話題性を備えた極めて珍しいミームコインです。
この希少性は、他のミームコインとの差別化ポイントとして非常に大きく、特にアメリカ大統領選などの政治イベント時にはメディア露出やSNSトレンドに上がりやすく、投資家からの関心が高まります。
また、政治的背景を持つ暗号資産ということで、単なるギャグコインとは異なる信頼感やストーリーテリング性があり、長期的にも注目される可能性を秘めています。
②Solanaチェーン採用で高速＆低コスト
TRUMPは、スケーラビリティと処理速度に優れたSolanaブロックチェーン上で構築されています。Solanaはガス代（手数料）が非常に安く、1秒あたり数千件以上のトランザクションを処理できる性能を持つため、TRUMPのような話題性に富んだ銘柄との相性が抜群です。
ミームコイン市場では、取引のしやすさが価格上昇のトリガーになることも多く、Solanaの技術基盤はTRUMPの流動性確保にも大きく貢献しています。
また、Solana対応のウォレットやDeFiプロトコルの拡大も、今後の普及を後押しする要因になるでしょう。
③コミュニティ主導のミーム展開
TRUMPは、ミームコインらしくコミュニティ主導で成長しているプロジェクトです。X（旧Twitter）やTelegramをはじめとするSNS上では、トランプ支持者やミーム愛好家たちが積極的にコンテンツを発信し、バイラルな広がりを見せています。
特に、政治ジョークや風刺、トランプ氏の名言を取り入れたミームが多く、クリエイティブな投稿が価格上昇の一因となるケースも少なくありません。NFTやファンアート、ステッカー、ゲームへの展開も議論されており、今後はエンタメ・カルチャー領域への進出が期待されています。
このようなユーザー主体の成長は、中央集権的でないミームコインの魅力のひとつであり、TRUMPの独自性を支える重要な要素です。
他のミームコインとの比較
| 項目 | トランプコイン | ペペコイン | ドージコイン | シバイヌ |
|---|---|---|---|---|
| 通貨シンボル | TRUMP |  PEPE |  DOGE |  SHIB |
| 価格（USD） | $9.2 | $0.00000107 | $0.167 | $0.000018 |
| 価格（円） | 約1,353円 | 約0.00015円 | 約24.2円 | 約0.0026円 |
| 時価総額 | 約$1.83B 約2,850億円 | 約$4.3B 約6,200億円 | 約$24.1B 約3.5兆円 | 約$10.6B 約1.5兆円 |
| 時価総額順位 | 54位 | トップ30位台 | トップ10位台 | トップ20位台 |
| 過去最高値 | $75.35 （2025年） | $0.000010 （2023年） | $0.7376 （2021年） | $0.000088 （2021年） |
| 最大上昇率 | +900% （短期） | +2000%以上 （短期） | +30,000%以上 （長期） | +50,000%以上 （長期） |
| 初登場年 | 2025年 | 2023年 | 2013年 | 2020年 |
| 供給上限 | 10億枚 | 420兆枚（固定） | 無制限 | 1,000兆枚（バーンあり） |
| チェーン | Solana | Ethereum | 独自チェーン | Ethereum |
| 主な用途 | 話題性 | ミーム／話題性 | 決済対応 | DEX／NFT対応 |
| 主な取引所 | BITPOINT | Coincheck | Coincheck | Coincheck |
TRUMPは政治色の強さとインフルエンサー影響が大きな特徴。他のミームコインとは明確にコンセプトが異なります。
特徴を一言でまとめると、トランプコイン（TRUMP）が「トランプ公認、政治色強め」、ドージコイン（DOGE）が「ミームコインの元祖」、シバイヌ（SHIB）が「DeFi機能と独自エコシステム」、ペペコイン（PEPE）が「オンラインカルチャー色強め」。
以下の記事では、各ミームコインの詳細を記載しているので併せて参考にしてください。
TRUMP価格推移・チャート分析（最新データ反映）
TRUMP発行直後2025年1月の価格が0.1ドル(約15円)からはじまり、公式がアドレスと共に発表した時点では約2ドル(約300円)、その後ByBitそしてバイナンスグローバルがTRUMPコインの上場を発表して高値で75ドル（約11,050円）を記録しています。
- ローンチ直後：0.1ドル（約14円）
- 公式アドレス発表：約2ドル（約294円）
- Bybit、Binanceに上場：約75ドル（約11,050円）
- 2025年8月8日現在：約9.2ドル（約1,355円）
2025年8月現在は、価格が落ち着き10ドル前後で安定します。6月には国内取引所BITPOINTへの上場が発表され、時価総額は約2,850億円になっています。
チャートを見ると、政治的なイベント（討論会、選挙活動など）に連動して価格が大きく動く傾向が見られます。
暴落の原因とメラニアコイン
TRUMPローンチ後の数日後にはトランプ大統領の妻のメラニア・トランプが自身のミームコインを発表しました。本命のトランプコインが75ドルから37ドル台とピーク時の半値まで下げました。
これは、トランプコインからメラニアコインにお金を流した投資家や、連続でミームコインを発行したお粗末なやり方に嫌気を差した暗号資産投資家が多かったことに端を発しているようです。
その後も、イベントで参加した投資家の利確と狼狽売りで、価格が一気に下がりローンチ1か月後には10ドル台まで値を下げ、その後は価格が安定します。
今後もちょっとしたニュースで暴騰＆暴落する可能性があるハイリスクハイリターンの通貨であることと、急激な価格変化には注意が必要です。
TRUMPの将来性とリスク
将来性
トランプコイン（TRUMP）は、単なる話題性だけでなく、以下のような中長期的な展望も評価されています。
リスク
一方で、TRUMPには以下のようなリスクも存在します。
投資を検討する場合は、ニュースや政局の変化をこまめにチェックしながら、柔軟な資金管理を行うことが推奨されます。
TRUMPが実際に買える取引所（国内・海外）
2025年8月現在では、国内取引所のBITPOINT（ビットポイント）で、トランプコイン（TRUMP）の購入が可能です。海外取引所だと、Bybit(バイビット)、Bitget(ビットゲート)で購入可能です。
- 国内取引所のでの買い方
- 海外取引所での買い方
トランプコイン（TRUMP）は2025年6月からBITPOINTが開始しました。8月現在では国内ではBITPOINTのみがTRUMPの取扱いのある仮想通貨取引所になります。
TRUMPの購入方法手順
- Step1BITPOINTで口座開設
BITPOINTでアカウントを作成
- Step2本人確認
スマホがあれば本人確認もすぐに完了
- Step3日本円の入金
日本円をBITPOINTに入金する
- Step4TRUMPを購入
PCからだと取引所形式でもTRUMP購入可能
国内取引所では以上のように4ステップでPEPEを購入することが可能ですよ。
BITPOINTでは簡単に購入できる販売所のみTRUMPを購入可能です。しかし、販売所では売値と買値の差額（スプレッド）があることに注意が必要です。（取引手数料は無料）
海外取引所だと、トランプコイン(TRUMP)は世界2位の取引高を誇るBybit(バイビット)で上場しています。
Bybitは海外取引所ですが、多くの日本人が利用しており、管理画面も日本語対応している親切な取引所です。
私自身もグローバル版のバイナンス(海外版)が日本で使えなくなってからは、Bybitにお世話になっています。
日本人向けのサポートも充実しているので、「買う・売る・送る」など簡単な操作で困ることはまずありませんよ。Bybit(バイビット)公式サイトへ
①Bybitで口座開設
まずはBybit(バイビット)で口座開設を行います。
もちろんアカウント登録は無料です。本人確認(KYC認証)まで行うと送金と購入ができます。
アカウント登録はメールアドレス(または携帯番号)とパスワードですぐに作ることができます。
本人確認(KYC)もその流れで、運転免許証やマイナンバーカード・パスポートがあれば5分～20分ぐらいで簡単に行うことが出来ますよ。
- STEP1アカウント登録Bybit公式サイトからアカウント登録。メールアドレスとパスワードを入力して「入会特典をゲット」をタップ
- STEP2本人確認「本人確認を行う」をタップ
- STEP3レベル1条件確認「今すぐ行う」をタップ
- STEP4本人確認書類の提出身分証明書の(運転免許証・マイナンバーカード・パスポート等)どれかを選んで「つぎへ」をタップ
- STEP5注意事項を確認撮影の注意事項を確認して「つぎへ」をタップ
- STEP6本人確認書類を撮影カメラを起動して本人確認書類と自撮りを撮影してアップロード
- STEP7KYC完了本人確認レベル1が完了
②国内取引所から通貨をBybitに送金
続いて国内取引所や自身のウォレットからBybitに通貨を送金します。
トランプコインを購入しようと考えている方で国内取引所をまだ開設していないという方は、初心者に優しい設計で、取引所の手数料が無料のコインチェックがおすすめです。
手数料に注意
ビットコインの送金は手数料がバカ高いから注意してね！送金は手数料が安いXRPがおすすめだよ！
コインチェックで購入する通貨はビットコイン(BTC)ではなく、リップル(XRP)がおすすめです。
コインチェックからビットコイン(BTC)を送金するには送金手数料が0.0005 BTCかかります。これは現在1月19日のレートで約8,200円です。1万円分を送金しても着金するのは約1,800円のみになってしまします。
さすがにBTCだと送金手数料が高すぎるので、私はいつもリップル(XRP)で送金しています。
XRPだと送金手数料が0.15 XRPで約70円ほどで送れる＆着金が速いのでおすすめです。
これはコインチェックに限らず国内外どこの取引所でも同じ(BTCは送金手数料が高い)なので、覚えておいて損はないですよ。他のブログやSNSでは「ビットコインを送金しましょう」とうたっていますが、安易にビットコインを送金すると大きな損をしてしまうので注意が必要です。
XRPを送金する際は、送金先のアドレスの他に「宛先タグ」の入力を忘れずに入れましょう。
※実際コインチェックから送金する場合は、送金アドレスに登録してからの送金になります。
③Bybitで通貨をUSDTに変換
続いて国内取引所からBybitに送金したXRPをUSDTに変換します。ここではスマホアプリでの操作の説明ですが、PCブラウザでもほとんど同じです。
- 下のタブから「取引」を選択
- 「XRP/USDT」を選択
- 「売り」を選択
- 「成行注文」を選択 ※成行は現在の価格ですぐに売買可能・指値は自分の金額を設定
- XRPの売却したい数量を選択
- 「売り」ボタンをタップ
上記方法で、XRPをUSDTにすることができました。
④BybitでTRUMPを購入
続いて、BybitにてUSDTでTRUMPを購入します。XRPを売却した時と同じ要領で「買い」を行います。
- 下のタブから「取引」を選択
- 「TRUMP/USDT」を選択
- 「買い」を選択
- 「成行注文」を選択 ※成行は現在の価格ですぐに売買可能・指値は自分の金額を設定
- TRUMPの購入したい数量を選択
- 「買い」ボタンをタップ
以上でトランプコイン(TRUMP)の購入が完了です。
最新ニュース動向（8月の政策変化など）
- 401(k)に暗号資産参入の可能性
トランプ大統領が401(k)の退職金制度に仮想通貨などの代替資産を組み込む政令に署名しました。12兆ドル規模の制度に仮想通貨を導入する可能性があり、長期投資環境に追い風です。 - 米国のクリプト市場構造改革推進
CFTCとSECの役割明確化など、暗号資産市場の規制枠組み整備が進行中。制度整備が進むと米国市場が安定し、TRUMPコインのようなミーム銘柄にも波及効果が見込まれます。 - TRUMPプロジェクトへの収益と倫理的懸念
TRUMPローンチにより350百万ドルの収益が発生。発行主体がトランプ関連企業で80%の供給を保有しており、利益相反や市場操作の懸念が法曹界から指摘されています。 - Solanaへの市場効果
TRUMPコインの登場により、Solanaネットワークの取引量が急増し、さらなる開発者流入のトリガーになりました。
まとめ：TRUMPは買うべきか？
TRUMPコインは、政治的背景とSNSでの拡散性により、短期的な価格上昇を狙える可能性があります。一方で、他のミームコイン以上に話題性に左右されやすいため、投資判断には注意が必要です。
今後の大統領選挙や、NFT連携などのプロジェクト進展によっては再び価格上昇の可能性も。
ミームコインの中でも特異なポジションにあるTRUMPを、ポートフォリオの一部として検討してみるのも良いかもしれません。
TRUMPのよくある質問FAQ
- QTRUMPコインとは何ですか？
- A
TRUMPコインは、ドナルド・トランプ元米大統領が公認した唯一のミームコインです。2025年にSolanaブロックチェーン上で発行され、政治的な話題性とSNSでの拡散力を持つ暗号資産として注目されています。
- QTRUMPコインはどこで買えますか？
- A
日本国内ではBITPOINT（ビットポイント）で購入可能（販売所）です。海外ではBybitやBitgetなどの取引所でも取り扱われています。海外ではUSDT（テザー）建てでの取引が主流です。
- QTRUMPコインは将来性がありますか？
- A
将来性はトランプ氏の政治活動やSNSでの注目度に強く依存します。NFTやWeb3との連携が進めば、実用性のあるユーティリティトークンに進化する可能性もありますが、あくまでミームコインであることを考慮したうえで投資判断を行いましょう。
- QTRUMPは危険？詐欺ではないですか？
- A
現時点で詐欺とは言えませんが、ミームコイン全般に言えるように、価格の乱高下やプロジェクト情報の不透明さには注意が必要です。短期トレード向きであり、資産の一部としての少額投資が推奨されます。
- QTRUMPとPEPEやDOGEとの違いは？
- A
PEPEやDOGEは主にネットカルチャーやインターネットミームを起源としていますが、TRUMPは実在の政治家をモチーフにした“公認”ミームコインという点で独自性があります。価格変動要因も「政治ニュース」に左右されやすい点が特徴です。
※本記事は投資助言を目的としたものではありません。暗号資産の投資にはリスクがありますので、必ずご自身で調査・判断の上で行動してください。
