クマのNFTから生まれたブロックチェーンって聞いたら、ちょっと身構えてしまいますよね。でも、ベラチェーン(Berachain)はそのノリの良さとは裏腹に、独自のコンセンサス機構で大手VCからも資金を集めた、ガチのレイヤー1プロジェクトです。2026年に入って国内取引所での取扱いも増えてきたBERAについて、何が新しいのか、今どんな状況なのかを一緒に見ていきましょう。
仮想通貨BERA(ベラ)とは

BERAは、レイヤー1ブロックチェーン「Berachain(ベラチェーン)」のネイティブトークンです。Berachainは、イーサリアムのスマートコントラクトをそのまま動かせるEVM互換チェーンの一つ。ただ、一般的なEVM互換チェーンよりもさらにイーサリアムに近い「EVM相当」の設計を採用している点が特徴です。
ルーツをたどると、2021年8月に誕生したNFTコレクション「Bong Bears」に行き着きます。もともとはコミュニティ内で楽しまれていたNFTプロジェクトでしたが、そこに集まったメンバーがブロックチェーン開発に乗り出し、現在のBerachainへと発展しました。創業メンバーはSmokey the Bera(共同創設者)、Dev Bear(共同創設者兼CTO)、Papa Bearなど、いずれもペンネームを使う匿名の集団です。

え、創業者がクマのキャラ名のままなん?大丈夫なやつ?

匿名やからって怪しいわけやないよ。Polychain CapitalやOKX Venturesみたいな大手VCがちゃんと資金入れてるし、身元より実績で見るのがコツやで。
資金調達の実績も明確です。2023年4月のシリーズAではPolychain Capitalが主導し4,200万ドルを調達。2024年4月のシリーズBでは1億ドルを追加調達しています。メインネットとトークン生成イベント(TGE)は2025年2月6日に同時実施されました。
BERAの基本スペック
| 正式名称 | Berachain(ベラチェーン) |
|---|---|
| ティッカー | BERA |
| ルーツ | NFTプロジェクト「Bong Bears」(2021年8月) |
| メインネット稼働 | 2025年2月6日 |
| コンセンサス | Proof of Liquidity(PoL、独自方式) |
| 基盤技術 | Cosmos SDK+BeaconKit(EVM相当の実行層) |
| 総供給量 | 約5.4億BERA(上限なし、インフレ型) |
| 主な投資家 | Polychain Capital、Hack VC、OKX Venturesなど |
| 公式サイト | berachain.com |
- NFTコミュニティ「Bong Bears」発のレイヤー1ブロックチェーン
- 創業メンバーは匿名だが、大手VCから累計1.4億ドル超を調達済み
- 2025年2月6日にメインネットとTGEを同時実施
- EVM相当の設計でイーサリアムのツールとの親和性が高い
BERA(ベラ)の特徴
Berachain(ベラチェーン)には、他のレイヤー1チェーンと一線を画す特徴がいくつかあります。
特徴①:Proof of Liquidity(PoL)

PoLとは?
イーサリアムやアバランチのような従来のPoSチェーンでは、ステーキングした資産はロックされ、他の用途には使えません。Berachainはこの「資産が固定化される問題」をPoLで解決しようとしています。
預け入れた資産をDeFi上で動かしながら、同時にネットワークのセキュリティにも貢献できる、という発想です。
特徴②:トライトークンモデル
- BERA:ネイティブトークン
- BGT:ガバナンス専用
- HONEY:ステーブルコイン
Berachainでは役割の違う3種類のトークンが使われます。BERAはガス代の支払いやステーキングに使うネイティブトークン。BGTはガバナンス専用で、譲渡や売買ができません。HONEYは1ドルにペッグされたネイティブのステーブルコインです。

BGTは買えへんトークンってのがポイントやで。ステーキングして「稼ぐ」しかない設計になってるから、普通のガバナンストークンと混同せんようにね。
特徴③:EVM相当の設計
BerachainはCosmos SDK上にBeaconKitという技術を組み込むことで、実行層をイーサリアムの主要技術と高い水準で揃えています。
これにより、イーサリアム向けに作られたスマートコントラクトやツールの多くがそのまま動く設計です。一般的な「EVM互換」チェームよりも、イーサリアムとの統合度が高いとされています。
特徴④:Bong Bears発のコミュニティ
技術面だけでなく、コミュニティの結束力もBerachainの強みです。NFTプロジェクトから始まった経緯もあり、初期からの保有者がそのままエコシステムの開発者やプロジェクト運営者になっているケースが多く見られます。
エアドロップでもBong Bears保有者に大きな配分が用意されました。
- PoLにより資産をロックせずにネットワークの安全性に貢献できる
- BERA・BGT・HONEYの役割分担された3トークン制
- イーサリアムとの統合度が高い「EVM相当」の実行層
- Bong Bears由来のコミュニティの結束力が開発の原動力
BERA(ベラ)の価格
BERAのチャート
以下はBERA/USDTのBinanceのリアルタイムチャートです。
BERAの価格推移
- 2025年2月ローンチ:約15ドル(約2,200円)
メインネット稼働とTGEが同時実施され、初日に急騰
- 2025年3月TVL約35億ドル
預け入れ資金が拡大し、DeFiチェーンのTVLランキングで6位に到達
- 2026年2月最安値圏:約0.33ドル(約45円)
ロック解除に伴う売り圧力と市場全体の低迷で年初来安値を更新
- 2026年3月国内初上場
SBI VCトレードが国内の暗号資産交換業者として初めて取扱いを開始
- 2026年5月国内2社目
OKJがBERAの取扱いを追加し、国内での選択肢が拡大

ローンチ直後の15ドルから今0.3ドル前後って、9割以上下がってるやん…

うん、これは新興チェーンにありがちな話やね。期待で買われた分が剥がれた状態。だからこそ、これからの実需が伴うかどうかが大事になってくるんよ。

TVLとは?
BERA(ベラ)の価格予想
ローンチ直後の急騰と、その後の大幅な下落を経たBERAは、現在は1ドル未満の価格帯で取引されています。今後の方向性については、強気・弱気の両シナリオを押さえておきたいところです。
| シナリオ | 想定される材料 |
|---|---|
| 強気 | PoLの実用例が増え、TVLが再拡大。預け入れ需要の高まりがガストークンの需要にも連動 |
| 弱気 | 供給量に上限がないインフレ型設計のため、新規需要が供給増加に追いつかず希薄化が進行 |
価格が「必ず上がる」「将来有望」といった断定はできません。新興チェーンらしいボラティリティの高さを踏まえて、無理のない範囲で情報収集を続けるのが現実的だと思います。
- 2025年2月のローンチ直後に約15ドルまで急騰
- 2026年2月には約0.33ドルまで下落し、年初来安値を記録
- 現在は1ドル未満の価格帯で推移中(執筆時点)
- 供給に上限がないインフレ型設計が長期的な価格の論点になりそう
BERA(ベラ)の将来性

BERA(ベラ)の将来性

将来性を見るときは、価格だけやなくて「実際に何が動いてるか」を見るのが大事!
Berachain(ベラチェーン)の将来性を考えるうえで、まず注目したいのはエコシステムの広がりです。メインネット稼働直後から、分散型取引所の「BEX」、レンディングの「BEND」、ステーブルコイン「NECT」を発行する「Beraborrow」など、複数のDeFiサービスが立ち上がりました。
中でも事前デポジットの仕組み「Boyco」は、メインネット稼働前の段階で30億ドルを超える資金を集めたことでも話題になりました。
国内展開の広がり
日本国内での動きも見逃せません。2026年3月にSBI VCトレードが国内初上場を発表し、Berachain Foundationとの対談企画も組まれるほど力を入れた展開でした。
続いて2026年5月にはOKJも取扱いを開始し、国内で利用できる取引所が増えています。
BERAのリスク・注意点
- ローンチ直後から9割以上下落しており値動きが非常に大きい
- 供給上限のないインフレ型設計でアンロックによる売り圧力リスクがある
- PoLという仕組みはまだ実証段階で長期的な成否は未確定
- 成熟したチェーンに比べて技術的なリスクが相対的に高い
- Solana・Monad・Hyperliquidなど競合との競争が激しい領域
Berachainには、新興チェーンらしいリスクも複数あります。まず価格面では、ローンチ直後から9割以上下落しており、ボラティリティの高さは前提として理解しておく必要があります。
設計面では、BERAの供給量に上限がないインフレ型である点が論点です。コア関係者やVCの保有分のロック解除(アンロック)が進むタイミングでは、売り圧力が強まる可能性があります。
技術面では、PoLという仕組み自体がまだ実証段階にあります。長期的に機能するかどうかは、今後のエコシステムの実績次第というのが現状です。また、比較的新しいチェーンであるため、ソラナ(SOL)やイーサリアム(ETH)のような成熟したチェーンと比べると、バグや脆弱性のリスクも相対的に高いといえます。競合として名前が挙がるSolanaやHyperliquidといった高速レイヤー1との競争も今後の課題です。
BERA(ベラ)が買える取引所・購入方法

BERA(ベラ)は2026年に各取引所が取扱いを開始したばかりです。今後も多くの国内取引所での取扱いが予想されます。
- OKJ(オーケージェ)
業界最狭水準のスプレッド - SBI VCトレード
手数料はMaker-0.01% Taker:0.05%

2026年6月現在、国内ではBERA(ベラ)を買える取引所はOKJとSBI VCトレードだけ!
BERA(ベラ)の購入方法手順
- Step1OKJ(オーケージェ)で口座開設
- Step2本人確認
- Step3日本円の入金
- Step4BERAを購入
OKJ(オーケージェ)では簡単に購入できる販売所でも、板取引の取引所でもBERAを購入可能です。しかし、販売所ではスプレッドと呼ばれる売買価格差があり、実質的に購入額の約5%ほどが手数料として差し引かれます。※2026年6月17日現在では実際に6.55%のスプレッドがありました。
取引所の板取引では、手数料「0.07%(メイカー)~0.14%(テイカー)」でスプレッドもほとんどないので、最もお得にBERAを購入可能です。
まとめ
ベラチェーン(BERA)は、NFTコミュニティ「Bong Bears」から生まれた、ユニークな出自を持つレイヤー1ブロックチェーンです。独自のPoLという仕組みで「資産をロックせずにネットワークの安全性に貢献する」という新しい発想を持ち込んだ点が最大の特徴です。
価格面ではローンチ直後の熱狂から大きく値を下げ、現在は1ドル未満で推移しています。一方で、国内ではSBI VCトレード、OKJと取扱い取引所が増えており、エコシステムの広がりも着実に進んでいます。期待だけで判断せず、TVLやエコシステムの実績といった具体的な材料を見ながら、じっくり追いかけていきたい銘柄です。
- BERAはBong Bears発のレイヤー1「Berachain」のネイティブトークン
- 独自コンセンサスProof of Liquidityが最大の特徴
- 価格はローンチ後に9割以上下落し、現在は1ドル未満で推移
- 国内ではSBI VCトレード・OKJの2社で取扱い中(2026年6月時点)
よくある質問(FAQ)

- QBERAは日本で買えますか?
- A
2026年6月時点で、SBI VCトレードとOKJの国内2社が取扱いしています。SBI VCトレードが2026年3月に国内初上場、OKJが同年5月に追加上場しました。
- QBERAとBGTの違いは何ですか?
- A
BERAはガス代の支払いやステーキングに使うネイティブトークンで、売買が可能です。一方BGTはガバナンス専用トークンで、譲渡や売買はできません。
- QProof of Liquidity(PoL)は普通のステーキングと何が違うのですか?
- A
一般的なステーキングでは資産がロックされ他用途に使えませんが、PoLでは預けた資産をDeFiで運用しながらネットワークの安全性にも貢献できる点が異なります。
- QBERAの供給量に上限はありますか?
- A
ありません。BERAは上限のないインフレ型の設計で、現在も新規発行が続いています。
- QBerachainという名前の由来は何ですか?
- A
NFTプロジェクト「Bong Bears」のコミュニティから生まれたことに由来し、クマ(Bear)にちなんだ名称や用語がエコシステム全体で使われています。
ミニ用語辞典
記事の中に出てきた用語を、ここで簡単におさらいしておきます。



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