高騰しているエンジンコイン(ENJ)について解説しています。EnjinCoinの特徴や今後の将来性といった情報から価格が高騰している理由なども記載しているので参考にしてくださいね。
エンジンコイン(ENJ)とは
EnjinCoin(エンジンコイン/ENJ)はブロックチェーンゲームに特化した暗号資産(仮想通貨)です。
エンジンコインのプラットフォームでもある「Enjin Platform」を利用することで、ゲーム内のキャラクターやアイテムをトークン(NFT)にして資産として管理・トレード・売買できるようになるのが最も大きな特徴です。
国内では2021年1月にコインチェックが初めてエンジンコイン(ENJ)を上場しました。
エンジンコインは世界中から注目されているNFT銘柄の一つで、NFT銘柄の中でも実現性の高さから通貨自体の価格も1年間で100倍に高騰しています。
エンジンコインはマイクラことマインクラフトとの提携が有名な仮想通貨だね
マイクロソフトやサムスンとの提携も話題になったよ
–エンジンコイン(ENJ)が高騰した理由は?–
1年間で約100倍にも価格が高騰した背景には、NFTブームが大きく関係していますが、「マイクロソフトやサムスンといった大手企業との提携、さらにEnjinの技術が様々な所で活用されようしている」といったしっかりとした成り立ちも影響していると考えられます。
エンジンコイン(ENJ)概要・基本情報
通貨名称 | EnjinCoin(エンジンコイン) |
シンボル | ENJ |
総発行枚数 | 1,000,000,000 ENJ |
規格 | ERC-1155 |
開発・発行 | Enjin |
取扱い取引所 | コインチェック、GMOコイン |
ホワイトペーパー | whitepaper(PDF) |
公式サイト | https://ja.enjin.io/ |
Enjinは2009年にシンガポールでゲームコミュニティのプラットフォーム「Enjin Network」を立ち上げた会社です。その後2000万人のユーザーを獲得し、2017年のエンジンコイン(ENJ)のICOでは約20億円の資金調達を達成しています。
エンジンコイン(ENJ)自体の主な目的としては、Enjin Platform内で発行するゲームアイテムNFTの裏付けするための仮想通貨として利用することです。
大手企業や大型ゲームとの提携
エンジンコイン(ENJ)は様々な大手企業や大型ゲームと提携や協業を行ってきていますが特にエンジンコインの名前を一躍有名にしたのがマインクラフト(Minecraft)との提携ではないでしょうか。
マインクラフト以外にも以下のような企業と提携し話題になりました。
- マイクロソフト(Microsoft)
- サムスン(Sumsung)
- LABS Group Limited
マイクロソフトとの提携では開発中の技術者向け報酬システムにEnjinの技術が使用されました。サムスンとの提携ではgalaxyS10のウォレットの対応通貨の中にエンジンコイン(ENJ)が採用されたことで大きな話題を呼びENJの価格も高騰しました。
LABS社との提携では、不動産を小口のNFTトークンとして売り出すことにより不動産投資を一般投資家にも身近に感じてもらうようなプロジェクトを進めています。
ゲームのマーケットだけではなく、エンジンコインが培ったNFT技術により不動産やその他多くのアセットでも可能性を秘めていることを感じさせられました。
Enjinはゲームだけじゃなくて色々な所で活用されようとしているんだね
エンジンコイン(ENJ)の特徴
エンジンコイン(ENJ)の特徴はゲームを楽しみながら資産を構築したり、稼ぐことができる仕組みにあります。
そういった仕組みを可能にしているのが独自のERC-1155規格を使用した「Enjin Platform」です。ここでは以下4つ分けてエンジンコインの特徴を説明していきます。
① Enjin Platform(エンジンプラットフォーム)
エンジンコインの基盤となっているのがEnjinのプラットフォームでもある「Enjin Platrorm」です。スマートコントラクトを利用して、ゲーム内のアイテムをFTやNFTにすることが可能になります。
ゲーム開発者側に特別なブロックチェーンの知識がなくてもEnjin Platrorm導入により簡単にブロックチェーン技術を取り入れることができるのも大きな特徴です。
NFTにしたアイテムはNFTマーケットプレイスで売買できる他、Enjin Multiverse(エンジンマルチバース)機能を利用すれば、異なるゲーム間でのキャラクターやアイテムの移動も可能となります。
現在、Enjin Platrormでは2,500以上ものプロジェクトがテストされており、今後も大きな発展を遂げようとしています。
② ERC-1155
Enjin Platrormで発行するNFTは「ERC-1155」と呼ばれるイーサリアムの規格を使用しています。このERC-1155は「ERC-20」と「ERC-721」を組み合わせたエンジン独自の規格になっています。
- ERC-20:複数のトークンをまとめて管理が可能
- ERC-721:唯一無二のトークンを作ることが可能
従来のERC-721だけではなく、ERC-20の規格を組み合わせることによって、複数のアイテムをまとめてNFTとして販売することも可能になります。例えば、ゲームアイテムの剣、盾、防具をセットにして販売…等々様々な用途で「ERC-1155トークン」の活躍が期待されます。
③ メルト(溶解)
エンジンコインにはメルト(Melting/溶解)という機能があります。メルトするとERC-1155規格のトークン(NFT)をバーンして裏付けられているエンジンコイン(ENJ)を取り出すことができます。
NFTをエンジンコイン(ENJ)に簡単に換えることができるということですね。
もちろん、メルト以外にも持っているERC-1155規格のトークンをNFTマーケットプレイスなどで売買することも可能です。
④ Enjin Wallet
Enjin Walletはエンジンコインが開発した独自のウォレットです。
ビットコインやイーサリアムといった主要通貨の保管や管理だけではなく、QRコードを使ってNFTを配布できるEnjin Beamを利用できるのが特徴です。
Enjin Walletを使うことによって、NFTとなったアイテムを即座に取得できたり、ゲームとも簡単にリンクできるのがメリットですね。
またQRコードはメールやSNSなどにも配置することができるので、今後もNFTの普及により多くの使い方が増えていくと期待されています。
エンジンコイン(ENJ)が買える取引所
エンジンコイン(ENJ)を買える国内の仮想通貨取引所はコインチェックとGMOコインになります。
コインチェックとGMOコインでは、取引所ではなく販売所のみでエンジンコイン(ENJ)の売買が可能になります。
国内で安心して取引がしたいという方はコインチェックがおすすめ。コインチェックならスマホアプリが断トツで使いやすくて資産の管理も楽々です。
手数料を安くしたい場合
販売所のスプレッド(手数料)が気になる…とにかく手数料を安くしたいという方は海外取引所のBinance(バイナンス)に挑戦してみるのも良いかもしれません。
バイナンスならエンジンコイン(ENJ)でも取引所取引でスプレッドを気にすることなく売買が可能です。
上の画像はGMOコインでの実際のENJのスプレッドです。購入価格が246円で、売却価格が272円なので差額の26円がスプレッドとなります。
スプレッドは隠れた手数料になっているからスプレッド幅が大きい時は気を付けてね
エンジンコイン(ENJ)のチャート
エンジンコイン(ENJ)は2021年1月に国内取引所コインチェックに上場してからは価格を大きく伸ばしていますが、バイナンスに上場した2020年3月には底値で3円ほどでした。
1年間でエンジンコインの価格は約100倍にまで成長したんだね
エンジンコイン(ENJ)の時価総額
【まとめ】エンジンコインの将来性
今後もマインクラフトのようなビッグネームのゲームタイトルが追加されれば、アイテムに裏付けされているエンジンコイン(ENJ)の価値や価格も今まで以上に上がる可能性があります。
また投資という観点だけではなく、ゲームを遊びながら楽しみながら資産を構築し、稼げる仕組みを作っているエンジンコインの可能性は無限大ではないでしょうか。
国内取引所のコインチェックはNFTを売買できるNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」をリリースしており、今後も様々な大手企業がNFT事業に参入すると考えれます。
さらなる成長を遂げると期待されているNFT関連銘柄のエンジンコイン(ENJ)に今のうちから投資したり、NFTを売買してゲームをプレイしながら資産を管理してみるのも良いかもしれませんね。