Hyperliquid DEX(ハイパーリキッド/ハイリキ)は、DeFi(分散型ファイナンス)の最前線で注目されるDEX(分散型取引所)。高速取引、ゼロガス代、完全オンチェーンの注文簿で、まるで「中央集権型取引所(CEX)のようなスピードをDeFiで実現」したプラットフォームです。
ネイティブトークン「HYPE」を使えば、ガバナンスやステーキングでDeFiの未来に参加可能!(※「ハイリキ」は日本コミュニティでのHyperliquidの略称)
この記事では、Hyperliquid DEXの基本、特徴、日本ユーザー向けの使い方、メリット・デメリット、将来性を2025年最新データで解説。仮想通貨に少し慣れたあなたが、HYPEとDEXをスムーズに始めるためのガイドです。
Hyperliquid DEX(ハイパーリキッド/ハイリキ)とは
※Hyperliquid(ハイパーリキッド/ハイリキ)は中・上級者向けの取引所です。ウォレット操作や英語UIが少し難しいので、初心者さんはまずBybit(バイビット)等の海外取引所でHYPEを購入するのがおすすめ! 用語も専門的なものが出てくるため、記事下部の「基本用語集」でまとめて確認できます。

Hyperliquid DEXは、2023年6月にローンチしたDEX(分散型取引所)で、独自のLayer 1ブロックチェーン(Hyperliquid)に構築されています。
中央集権型取引所(CEX)のような高速性と、DeFiの透明性・自己管理を両立。HYPEトークンは、ガバナンス、ステーキングに使われ、2024年11月のエアドロップで一気に注目を集めました。

当時のエアドロの盛り上がりはすごかったね!数千万円をエアドロだけで貰った人もいたようだよ・・・

第2回(未定)のエアドロに向けて、HYPEをハイリキで購入・ステーキングしておきたいって人も多いみたい
名称 | Hyperliquid DEX(ハイパーリキッド/ハイリキ) |
---|---|
ローンチ | 2023年6月 |
ブロックチェーン | 2024年11月29日 |
ネイティブトークン | Layer 1(HyperBFTコンセンサス) |
主な用途 | 永久先物、スポット取引、ガバナンス |
TVL | 約4.02兆円(2025年9月) |
24時間取引量 | 約7.88億ドル(約1,170億円) |
公式サイト | https://app.hyperliquid.xyz/(取引) https://hyperfoundation.org/(情報・ガバナンス) |
Hyperliquidは、Harvard出身のJeff YanとIliensincが率いるHyperliquid Labsが開発。元々は2020年にChameleon Trading(暗号資産マーケットメーカー)としてスタートし、2022年からDeFiに進出。
VC(ベンチャーキャピタル)を拒否し、コミュニティ主導で成長、HYPEトークンがユーザーに分配されています。

DEX(分散型取引所)は管理者や所属の国などがないから、誰でも使えるよ!KYC(本人確認)などもないのが大きな特徴の一つ!
HYPEトークンの詳細は、以下の解説記事でチェック!
Hyperliquid DEX(ハイリキ)の特徴
Hyperliquid DEX(ハイリキ)は、高速性、透明性、ユーザーファーストの設計で、従来のDEX(Uniswap、PancakeSwapなど)とは一線を画します。以下は主な特徴とその魅力です。
1. 高速取引:200,000 TPSと0.2秒ファイナリティ
具体例:2025年1月、1日で70億ドルの取引量を記録し、dYdXを抜いてDEX永久先物市場の78.8%を占める。
2. ゼロガス代と低手数料
具体例:HYPE割引適用で、0.07%→0.042%の手数料。頻繁なトレーダーに最適。
3. 完全オンチェーン注文簿(オーダーブック)
具体例:2025年3月、Jelly Jellyミームコイン騒動でも、Hyperliquidのオンチェーン透明性が信頼を維持。
4. HLPボルトとコミュニティ報酬
具体例:10,000USDT預け入れで、月約1,400USDTの収益(市場状況による)。
5. HyperEVMと開発者フレンドリー
具体例:2025年4月、Chainlinkオラクル統合で価格データの信頼性向上。
6. KYC/2FA不要の匿名性
具体例:メール登録なしでMetaMask接続のみ。2025年現在、匿名トレーダーが70%以上のHYPEを保有。

注意:2FAがない分、セキュリティはウォレット(秘密鍵)の自己管理に依存。フィッシングやミスで資金損失のリスクが高いよ!KYCなしでプライバシー守れるけど、鍵は自分でしっかりね!
Hyperliquid DEXの使い方(日本ユーザー向け)
Hyperliquid DEXでHYPEを購入・取引するには、MetaMaskなどのウォレットとUSDCが必要です。日本語非対応で操作がやや複雑なため、初心者さんはまずBybitやBitgetでHYPEを購入し、慣れてからDEXを試すのがおすすめ。
以下はHyperliquid(ハイパーリキッド)でHYPEトークンを購入する具体的な手順です。(所要時間:5-20分)
①ウォレットの準備
Hyperliquid(ハイリキ)では以下のウォレットが対応しています。一般的にはMetaMask(メタマスク)が一般的なので、こちらではメタマスクウォレット(Chrome拡張/アプリで無料)で解説していきます。
②MetaMaskと接続
続いてHyperliquidとMetaMaskと接続します。 Hyperliquid DEXにアクセスし、ウォレットを接続します。
まずは、右上の「Connect」ボタンを押します。

MetaMask(Chrome拡張)を選択して「接続」を承認します。(メールアドレスは次回以降も毎回メールアドレスによるログインが必要になるのでMetaMaskがおすすめ)

利用規約にチェックを入れて「Accept」を押すと、MetaMaskの署名要求が開くのでMetaMask側の「確認」を押します。

以上でアカウントの作成が完了です。次回からMetaMask接続でHyperliquidに自動ログインされます。
③デポジット(入金)
次は、Hyperliquid(ハイリキ)内にデポジット(入金)を行います。画面右下の「Deposit」を押します。

続いて画面右下の「Establish Connection」を押します。MetaMask側の「確認」を押します。

Hyperliquidでは「USDC」を基軸通貨としているので、USDCの入金がおすすめです。ネットワークはArbitrum(アービトラム)のみが利用可能です。※2025年9月22日現在

USDC、USDT、BTC、ETH、SOL、BONK、FARTCOIN、PUMP、SPX

入金する通貨はハイリキで基軸通貨になっている「USDC」、ネットワークはガス代がほとんどかからない「Arbitrum」です。
MetaMask(メタマスク)内で、ArbitrumのUSDCを用意する方法は簡単です。「Arbitrum One」のネットワークを追加して、スワップするだけです。
まずは、ブラウザに入っているMetaMaskアイコンを押して、右上「三」のメニューから「ネットワーク」を選択、続いて、「Arbitrum One」を追加します。

続いて「スワップ」ボタンを押して、スワップ(ブリッジ)したい通貨を選択します。スワップする通貨はUSDC(ネットワークArbitrum One)を選んでください。

④通貨の購入
入金した通貨は全て「Perps(永久先物)」アカウントのウォレットに入るので、現物取引の場合は、「Spot(現物)」アカウントに資金を振り替えます。右下の「Spot⇔Perps」から振り替えができます。


通貨の購入は、国内外の取引所板取引と同じ要領で、売買することが可能です。
左上の通貨/ペアを押すと、取引方法を選択することが出来るので、今回は「Spot(現物)」を選択します。続いて、通貨ペアを「HYPE/USDC」を選択します。

今回は指値注文にて「HYPE」を実際に購入してみます。

- 「Market(成行注文)」「Limit(指値注文)」を選択
- 「Buy(買う)」「Sell(売る)」を選択
- 購入(売却)したい金額を入れる(※成行の場合は無し)
- 購入(売却)したい数量を入れる
- 「Place Order」で注文を確定
最後に「Place Order」を押してMetaMaskで承認して取引完了です。※注文の最低注文金額は 10USDC以上になります。
※Spot(現物)の取引手数料は、Taker0.07% Maker0.04%ですが、取引量によって割引されます。⇒ Hyperliquid DEX手数料一覧
⑤ステーキング
HYPEトークンを購入したらステーキングで運用するのがおすすめです。2025年9月現在では年利約2.2%(変動)ほどの利回りが期待できます。
またHYPEトークンのステーキングは、次回のHYPEエアドロップの対象条件になる可能性も非常に高いので、ステーキングしてエアドロに備えるのもありです。
まずは、上記タブメニューから「Staking」を選択して、資金をstakingアカウントに振り替えます。

続いて、ステーキング先のバリデーターを選択します。

最後に、Web3ウォレット側で署名すればステーキング完了です。

どこのバリデーターを選択するか迷う場合は、開発陣が運営している「Hyper Foundation」を選べばOKです!
注意点として、ステーキングは24時間のロックがかかります。また、Stakingアカウントウォレットから、Spot(現物)アカウントウォレットに資金を移すのに7日間のロックがかかるので注意が必要です。
Hyperliquid DEX vs 他の取引所(DEX/CEX)比較
Hyperliquid DEXは、DeFiの自由さとCEXのスピードを両立しますが、初心者さんにはハードルも。以下は、Uniswap(イーサリアム基盤、AMMモデル)、PancakeSwap(BNB Chain、低手数料ミームコイン特化)、Bybit/Bitget(CEX)との比較テーブルと、日本ユーザー向けのポイントです。
- DEX比較
- CEX比較
項目 | Hyperliquid | Uniswap (Ethereum L2) | PancakeSwap (BNB Chain) |
---|---|---|---|
日本語対応 | なし(英語UI) | なし(一部日本語) | なし |
手数料 | ~0.07% | ~0.3% | 0.25%(AMMスワップ) |
スピード | 200,000 TPS、0.2秒ファイナリティ | 数百TPS(L2で改善) | 数千TPS |
TVL | 約0.983兆円 | 約8.94兆円 | 約2.5兆円 |
取引タイプ | 永久先物/スポット、オンチェーン注文簿 | AMMスワップ、NFT | AMMスワップ、ミームコイン |
初心者向け | 複雑(ウォレット操作、英語) | 中(ウォレット必要) | 中(ミーム簡単) |
メリット | ゼロガス、オンチェーン透明性 | 高流動性、NFT対応 | 低手数料、BNBエコシステム |
デメリット | 日本語なし、操作ミスリスク | ガス代高め | セキュリティ懸念 |
項目 | Hyperliquid | Bybit (CEX) | Bitget (CEX) |
---|---|---|---|
日本語対応 | なし(英語UI) | あり(UI、サポート) | あり(UI、ガイド動画) |
手数料 | ~0.07% | ~0.1% | 0.1%(BGB割引0.08% |
スピード | 200,000 TPS、0.2秒ファイナリティ | 高(CEX並み) | 高(CEX並み) |
TVL | 約0.983兆円 | N/A(CEX) | N/A(CEX) |
取引タイプ | 永久先物/スポット、オンチェーン注文簿 | スポット/先物 | スポット/先物 |
初心者向け | 複雑(ウォレット操作、英語) | 簡単 | 簡単(750円~、動画ガイド) |
メリット | ゼロガス、オンチェーン透明性 | 日本語、簡単入金 | 日本語、少額OK |
デメリット | 日本語なし、操作ミスリスク | KYC必要、規制リスク | KYC必要、規制リスク |

Hyperliquid DEX(ハイリキ)はプロ向けの秘密基地! Uniswapより速く、PancakeSwapより透明だけど、日本語ないからBybitでHYPE買って、慣れたら挑戦だ!
Hyperliquid DEXの将来性

Hyperliquid DEXは、DeFi市場でトップを走るプラットフォーム。2025年9月現在、TVL約0.983兆円(DeFi全体8位)、永久先物市場の約70%(DEX市場で1位)を占め、UniswapやPancakeSwapをDEXデリバティブ分野で圧倒。将来的な成長は以下に支えられます。
市場動向とポジティブ要因
- TVLと取引量:TVL約0.983兆円(DeFi全体8位)、24時間取引量約896億円(Perp DEXで1位)。2025年7月、月間Perp volume約47.68兆円のピークを記録し、DeFi市場の成長をリード。
- HyperEVM:Ethereum互換のdApp開発環境で、Felix Protocol(feUSD)やHyperSwapが成長。Felix ProtocolのTVL約1.49兆円(2025年9月)。
- パートナーシップ:Circle(USDH導入)、Chainlink(オラクル)、VanEck(ETF申請噂)で機関投資家の関心高まる。
- RWA統合:2026年予定の不動産・株式トークン化で、HYPEの実用性向上。
リスク
- 中央集権性の懸念:バリデータ16(当初4)で、完全な分散化に課題。Jelly Jelly騒動(2025年3月)で一部批判。
- 規制:日本でのDEX利用はFSA未登録のため自己責任。米国での規制リスクも。
- 競争:Binance(62億ドル/日)、Uniswap、PancakeSwap、dYdX、GMXとの競争激化。
長期予測
- 2030年シナリオ:FDV200億ドル予測(Messari)。RWAやETFでHYPE価格は105-200ドルへ。
- コミュニティ:70%がコミュニティ保有、ガバナンスでユーザー主導の進化続く。
【FAQ/よくある質問】Hyperliquid DEX(ハイリキ)
- QHyperliquid DEX(ハイリキ)は日本から使える?
- A
はい、IP制限なしで利用可能(2025年9月)。ただし、日本語非対応で自己責任。
- Q初心者でもHyperliquid DEXは使える?
- A
ウォレット操作や英語UIがハードル高いため、初心者はBybit/Bitget推奨。慣れたら少額でDEXを試して。
- QHYPEのステーキング報酬は?
- A
年率約2.2%。10HYPE(約88,000円)で年間0.22HYPE(約2,000円)。
- Qセキュリティは安全?
- A
オンチェーンオーダーブックで透明性高いが、ウォレットミスやフィッシングに注意。公式URLの確認を。2025年現在、ハッキングなし。
- QHyperliquid DEXの将来性は?
- A
TVL4.02兆円、RWA統合、ETF噂で有望。規制リスクや競争に注意しつつ、2030年でFDV200億ドル予測。
基本用語集
Hyperliquid DEXやDeFiを理解するための基本用語を、初心者さん向けに解説します。
まとめ
Hyperliquid DEX(ハイパーリキッド/ハイリキ)は、高速・低コスト・透明なDeFi取引所として、2025年のDeFi市場をリード。HYPEトークンでガバナンスやステーキングに参加でき、まるで「DeFiのスーパーカー」に乗るような体験です!
日本ユーザーには、英語UIやウォレット操作がハードルですが、BybitやBitgetでHYPEを購入し、慣れたらDEXに挑戦するのがベスト。
さあ、Hyperliquid DEXでDeFiの未来を探ってみましょう! HYPEトークンの詳細はHYPEトークン解説記事で!
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