ビットコインキャッシュの価格が高騰し、一時50万円を記録し最高値を更新しました。BCH価格の上昇には影響力のある人物の発言や好材料のニュース、アメリカの仮想通貨取引所coinbaseでBCHの取扱いが開始したことなどが要因とされています。ビットコインキャッシュの価格は今後もまだまだ上がるのではないかなど、BCHの将来性についても考察しています。
ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰した理由
12月20日午前中からビットコインキャッシュの価格が高騰しました。最高値も更新し、一時高値で50万円台を記録、前日比は約100%upとなりました。
ビットコインキャッシュは時間をかけて少しずつ価格を上げてきていましたが、ここにきて一気に急騰した要因についてまとめました。
急に高騰したからびっくりしたよ…
仮想通貨の価格の急な高騰には必ず理由があるんだよ!
今回は12月20日のBCHの高騰理由について説明していくよ
ビットコインキャッシュの詳細まとめは下記の記事から確認できます。
ビットコインキャッシュ(BCH)が高騰した4つの要因
時間をかけて少しずつ価格を上げていたBCHですが、ここにきて(12月に入ってから)一気に高騰した要因について考えられるものをまとめています。
- Coinbase(コインベース)がBCHの取扱い開始!
- Bitcoin.comの最高技術責任者がBTCからBCHへ乗り換え
- マイナーがBCHに移動!?
- 米BitPayがビットコインキャッシュの取扱い開始間近
大きく分けて4つの要因があったと考察していますが、この他にもBCHの価格が高騰した要因はあるかもしれません。
①Coinbase(コインベース)がBCHの取扱い開始
アメリカの最大手取引所でもあるCoinbase(コインベース)が突如、ビットコインキャッシュの取り扱いを開始しました。
Coinbase(コインベース)はアメリカでも最大手の取引所ですが、取扱い通貨が「ビットコイン」「イーサリアム」「ライトコイン」のみでした。信用のある通貨だけを厳選して取扱う傾向にあり、安心して取引ができる取引所として、大口の投資家から絶大な支持を得ています。
Coinbaseではハードフォークで誕生したビットコインキャッシュは当初2018年1月に付与するという方針でした。しかし、12/20に急遽BCHの取扱いを開始しました。ビットコインキャッシュはビットコインのハードフォーク通貨なので、ビットコインを8月1日時点で保有していた投資家全員にBCHが付与されました。
付与されたビットコインキャッシュがCoinbaseで売買されることにより自然と流動性は高くなりBCHの価格に直結したものと考えられます。
大手のCoinbaseではBCHの付与がまだだったんだね
そうなんだよ!BCHの価格が高騰した一番の理由とされてるよ
②Bitcoin.comの最高技術責任者がBTCからBCHへ乗り換え
Bitcoin.comの最高技術責任者でもあるエミル・オルデンバーグ氏が所有しているビットコインを全て売却してビットコインキャッシュに乗り換えたと発表されました。
Bitcoin.comはビットコインのオフィシャル(公式)サイトではありませんが、ビットコインの情報発信と開発に努めているサイト・団体でウォレットなども作成しています。
現在Bitcoin.comはかなりBCH寄りになっていますが、今回エミル・オルデンバーグ氏は、ビットコインの送金詰まりや手数料が高くなってしまったことから「ビットコインは使い物にならない」と痛烈に批判しています。
ビットコインにおけるスケーラビリティ問題(送金詰まりや手数料の高騰などBTCの処理能力が追い付いていない問題)は事実で、かなり問題視されています。
この問題を抱えているビットコインに対して、発言力のあるBitcoin.comの最高技術責任者がBTCからBCHに全て乗り換えたという発表は、多くのビットコインに投資する投資家に衝撃を与えたのではないでしょうか。
「ビットコインは使い物にならない」発言は衝撃的だね…
「ビットコインには将来はない」とも言っていたみたいだね
③マイナーがBCHに移動!?
一時、マイニングの収益性がビットコインをビットコインキャッシュが上回りました。マイナーは利益のためにマイニングを行っているので当然、収益性が高い方をマイニングします。
BTCよりもBCHのようがマイニングをして収益があがれば、多くのマイナーはBTCからBCHを掘りだします。これはBTCにマイナーが少なくなる結果につながるので、ビットコインキャッシュの価格というよりも、ビットコインの送金詰まりをさらに悪化させる恐れがあります。
マイナーの移動が価格高騰につながってるの?
マイニングによって本当に価格が変わるかは分からないけど、BTCとBCHはマイナーによって支えられているから、少なからず価格に影響すると思うよ
マイニングとは取引の認証作業のことで、そのマイニングを行う人をマイナーと呼びます。
④米BitPayがビットコインキャッシュの取扱い開始間近
ビットコイン決済ができる米BitPay(ビットペイ)がビットコインキャッシュでの決済を取り入れました。
BitPayはビットコイン決済サービスで世界最大手です。BitPayがBCH決済を導入することによって、多くのリアル店舗やネット通販での決済にビットコインキャッシュが実際に使われることになります。
今まで使い道があまりなく、投機目的のキャピタルゲインだけを目的とされていたBCHでしたが、今回のBitPayの導入でリアル世界の店舗での支払い方法の一つにBCHが加わったともいえます。
このBitPayがBCHを導入したのは、僕がみてもBCHにとって追い風になっているように感じるよ
仮想通貨の本来の目的はキャピタルゲイン(投機での利益)ではなくて、実生活をよくするためのものだから、BitPayがBCHを導入したのは良いニュースだね
ビットコインキャッシュ(BCH)の高騰まとめ
ビットコインキャッシュの価格が高騰した要因は、いくつかのニュースが重なったことにより起きた高騰でした。その中でもアメリカで最大級の取引所Coinbase(コインベース)がBCHの取扱いを開始したことが一番の大きな要因として考えられます。
Coinbaseには大口の投資家がたくさんいるとされているので、そういった大口の投資家がビットコインキャッシュを売買すると流動性が高まり自然と世界中から注目されます。
コインベースの運営する取引サイトGDAXにおいては、ビットコインキャッシュの初値が9500ドル(日本円で約107万円)と表示され、即座に取引が一時停止となったようです。
また仮に、CoinbaseでBCHの売買が行われていなくてもCoinbaseでBCHが付与されたというニュースを受けただけでも、大きなインパクトを与えるのでBCHの価格を上げる材料としては十分だと考えられます。
その他、上記には記載していませんが、ビットコインジーザスとも異名を持つロジャー・バー氏は「数か月後にはビットコインキャッシュがビットコインコアを凌駕する」と語っています。(ロジャーバー・バー氏は当初からビットコインキャッシュを推しているため、ポジショントーク的な要素が強いです)
ビットコインキャッシュ(BCH)の将来性について考察
当初、ビットコインキャッシュはハードフォークで生まれたマイナーの利己的な通貨だと考えられていました。
しかし、現在では開発もしっかりと進んでおり、実際にBitPayなどの決済にも使われるようになってきています。現在、仮想通貨の基軸通貨でもあるビットコインコアではスケーラビリティ問題を抱えているのでそれに打って変わる通貨になりえる可能性を秘めています。
現在ビットコインキャッシュは再評価されており、BCHの方がBTCコアよりも有能ではないかという専門家が多くでてきているように思えます。
基軸通貨がビットコインからビットコインキャッシュに今すぐに変わるとは考えられませんが、BTCと同一の位置(ダブルトップ)に立つことは大いに考えられます。
そうなってくると、ビットコインキャッシュの価値や価格も自然とビットコインに近づいてくると思われますので、これからまだまだ期待ができる通貨です。
ビットコインキャッシュ(BCH)が購入できる国内取引所
ビットコインキャッシュはほぼ全ての取引所で取扱われています。海外取引所でも取扱いがありますが、国内取引所のZaif(ザイフ)やbitbank.cc(ビットバンクCC)などでも取引手数料が無料で板注文が可能になっています。
取引所によって特色が異なります。取引所のメリットデメリットもあるので、どこの取引所を使うか悩んだ時は下記の取引所ランキングを参考にしてくださいね。