仮想通貨の1週間のニュース(4/27~5/3)をランキング形式でまとめています。今週の第一位は仮想通貨CMが全米で放送開始!その他、テザー(USDT)の27%は米ドルの裏付け無し!など、ピックアップしています。個人的に気になったものや抑えておきたいニュースを中心に記載していますので参考にしてくださいね。
仮想通貨週間ニュースランキング(4月27日~5月3日)
今週も仮想通貨のニュースはたくさんありましたね!
まずは、ビットコインと時価総額10位の通貨の動きを見ていきましょう。
ビットコインが先導してアルトも上がってきたね
下で取り挙げているビットコインキャッシュのニュースも価格に影響しそうだから要チェックだよ
それでは1週間の注目のピックアップニュースのランキング(個人調べ)を見ていきましょう!
あくまでも私が個人的に気になったランキングとなっております。
ランキングでのピックアップニュースとなりますが、毎日の仮想通貨のニュースはチェックしており、重要そうなのは必ず入れているので、この記事を読むと週間ニュースをまとめて確認することができますよ!
仮想通貨CMが全米で放送開始
5月2日
Today we unveiled our #DropGold TV commercial. We think it’s a #MustWatch
sound ON! pic.twitter.com/SEGAmMItsE
— Grayscale (@GrayscaleInvest) 2019年5月1日
- 仮想通貨投資の普及が目的のCM
- 保有資産を「金ではなく仮想通貨」にと投げかける内容
- 仮想通貨の認知度が高まることが期待できる
仮想通貨投資の普及を目的としたCMが全米で5月2日より開始しました!
CMでは「金(ゴールド)ではなく仮想通貨をポートフォリオに」と投げかけ、仮想通貨に未来があるという内容になっています。
これは、Grayscale社のテレビCMとなり、実施中の「#DropGoldキャンペーン」の一環としてCMが放送されたようです。
日本でもテレビCMの影響は大きかったことが記憶に新しいですよね。
今まで仮想通貨を知らなかった人たちがテレビCMを見たことによって、投資を始めるきっかけになった人も多いのではないでしょうか。
米国でもテレビCMが開始されたことで、仮想通貨の認知度が高まり投資のきっかけとなるかもしれませんね!
米国の税還付金をビットコインで受け取りが可能に
また、米国では確定申告の還付金がビットコインで受け取ることが可能となりました。
銀行口座を持っていない低所得者層の人への需要が見込まれるとのこと。
ビットコインの送金手数料の安さなど、仮想通貨の利点が生かされる事例となりますね!
CMではゴールドは持ち運び等に向いてないアナログな資産という皮肉がすごい
ビットコインの価格が安定すればゴールドに替わる資産になるかもね
テザー(USDT)の27%は米ドルの裏付け無し
5月1日
テザー、100%米ドルの裏付けないこと認めるも「銀行と同じ」と開き直るhttps://t.co/n9BMKc5Vnw
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年4月30日
- テザーの弁護士がUSDTの73%に米ドルの裏付けがあると発表
先週もトップニュースとして取り挙げたテザー問題ですが、新たな進展がありました。
今起こっているテザー問題とは、ビットフィネックスとテザー(両運営は同じ)が約950億円の損失を顧客の預かっているテザー(USDT)で補填したとNY州司法長官から訴追された問題です。
詳しくは先週の記事を参考にしてくださいね。
これに対してテザーの弁護士は30日に、テザー(USDT)の73%は米ドルに裏付けられていると発表しました。
逆に言うと27%のUSDTは、米ドルに裏付けされてないということになります。
通常は米ドルとUSDTは1対1の関係で、USDTの発行分だけ米ドルの裏付けが必要となるのですが…
テザーの弁護士は、「預金額よりも現金が少ない商業銀行とやり方と似ている」と説明しているそうです。
ビットコイン価格や市場全体に影響があるニュースだから慎重に見極めないと
今のところはBTCやUSDTの価格には影響はないけど、少し不安だね
サトシナカモト名乗る謎のマイナーがBCHを急騰させた?
5月1日
仮想通貨ビットコインキャッシュ急騰、「サトシ・ナカモト名乗る正体不明のマイナーが40%以上マイニング」報道の中https://t.co/WSFVrC4MRN
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年5月1日
- BCHのマイニングで正体不明のマイナー現る
- ハッシュレートを最大で44%も取得していた(51%攻撃の懸念)
- BCHの価格は大きく上昇、マイナーと価格の因果関係は不明
ビットコインキャッシュ(BCH)のマイニングに正体不明のマイナーが現れました。
4月29日の時点でこのマイナーはビットコインキャッシュのハッシュレートの44%を占めており51%攻撃の懸念材料となっていました。(執筆時の5/3では33%を占めている)
この正体不明のマイナーはブロックにビットコインの発明者である「サトシ・ナカモト」と署名していることから、『ビットコインSV(BSV)側のマイナーではないか?』という推測もSNS上で広がっていました。
- ハッシュレートとはマイニングを行うための計算力のこと
- 51%攻撃とは51%以上のハッシュレートを獲得することでブロックチェーンを掌握し二重支払い攻撃等を仕掛けること
- ビットコインSVの創業者でもあるクレイグ氏は自称「ナカモト・サトシ」を名乗っている
ただし、今回の正体不明のマイナーはBSV側ではなく、単にビットコインよりもビットコインキャッシュの利益率の方がよくなったこで、中国マイナーの増加(マイニングマシンの増加)の可能性が高いともいわれています。
正体不明のマイナーの真相は分かりませんが、ビットコインキャッシュ(BCH)の価格は4月30日頃から最大で15%以上も上昇しています。
また通常は、51%攻撃のリスクが高くなることから価格にも悪影響があると思うのですが、、なぜか上昇するという不可解な現象が起こっているので注意が必要ですね!
やっぱりマイナーと価格には因果関係があるのかな…
正体不明のマイナーが価格を操作している可能性もあるから注意しないといけないね
ビットコイン価格予想
5月3日
トム・リー「仮想通貨冬の時代の終わり」を宣言、 ビットコインは2020年頃に最高値を更新と予想https://t.co/68PezYFBLU
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年4月29日
- ビットフィネックス・プレミアムに警戒
- 2020年にはビットコイン価格最高値を記録する!?
現在、大きく価格を伸ばしているビットコインですが、、、
ここでビットコインの短期と長期の価格予想ニュースを2つピックアップしたいと思います!
短期予想
一つ目の短期予想は、「ビットフィネックス・プレミアム価格に警戒せよ」です。
これは、テザー問題でビットフィネックスのBTC価格が、他の取引所よりも数万円も高くなり乖離していることが不安材料になっているというものです。
不安材料の解消には、売る・ショートという判断が下されて現在上昇中のビットコイン価格が急落する可能性があると、有名投資家のDonAlt氏が警鐘を鳴らしています。
参考:コインテレグラフ
長期予想
もう一つの長期予想は、投資企業のファンドストラット社CEOのトム・リー氏が「冬の時代が終わり、2020年ごろにはビットコイン最高値を更新する」と予想しているものです。
トム・リー氏が言うには、「ブロックチェーン上での取引量の増加」「200日移動平均を突破」「OTC(店頭)取引の増加」の重要なサインが出ているとしているそうですよ。
参考:コインテレグラフ
まとめると短期ではBTC下落に注意して、長期では上昇に期待していいってことかな?
そうだね!長期では良い予想が増えてきているのも事実だね。でも3000ドルまで一度落ちるという予想も多いから気を付けないとね!
世界第2位の送金企業がリップルネットに参加
5月2日
.@RiaFinancial, one of the largest payments service providers in the world, joins #RippleNet to enable faster, lower-cost payments for millions. https://t.co/2OC3bCTLY2 pic.twitter.com/UnBxAhUWCb
— Ripple (@Ripple) 2019年5月2日
- 年間取引額が約4.4兆円の大企業
- xCurrentを利用することを表明
- リップルネットに加入することで迅速で低コストな支払いが可能になる
世界で第2位の送金企業のRia Money Transferが、リップル社の「リップルネット」に加入したことが分かりました。
迅速で低コストな支払いが可能になることなど、顧客やパートナーへのより良いサービス提供を行うために参加したとのこと。
リップル社のxCurrentを利用することを表明しているようですね。
リップル社にとっても朗報となりましたが、世界大手の「Ria Money Transfer」とはどのような企業なのでしょうか。
- 米電子決済企業Euronet Worldwideの子会社
- 世界155ヶ国の37万以上の拠点を持つ
- 年間取引額は約4.4兆円
大企業によるリップルネットの参加はリップル社やXRPの認知にもつながるグッドニュースです。
XRPの利用が義務ではない「xCurrent」でも今後はXRPの利用が可能になるというニュースもあったので、リップル社のプロダクトの進行にも注目していきたいですね。
xCurrentを利用する大手送金企業や銀行がドンドン増えていっているね
もしxCurrentでXRPが利用できるとなると価格に直結するかもね
マレーシアで仮想通貨都市を開発中!?
5月1日
世界初「現金利用禁止のブロックチェーン都市」誕生かhttps://t.co/yBPwRH951D
マレーシアの港湾都市マラッカで、現金利用を禁止し、仮想通貨決済のみを受け入れる計画が進んでいる。教育やビジネスの目的だけでなく、マレーシア国内において最大の観光都市を築くことを目標としているようだ。— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2019年5月1日
- 仮想通貨決済のみの都市
- 「DMIコイン」という独自通貨が使用される
- 開発計画には中国政府が支援
マレーシアの835の地域で仮想通貨のみで決済を行う「ブロックチェーン都市」が開発中という事が分かりました。
仮想通貨決済のみということで、現金を利用することができません。
気になる対応通貨ですが、なにやら法定通貨を「DMIコイン」を両替して、すべての公共サービスをDMIコインで決済するようですね!
マレーシアの「DMI」と呼ばれるプラットフォームによる独自の仮想通貨のこと
都市全体の公共設備などを充実させ、設備を整えたうえで独自通貨DMIコインを提供するようです。
今回のプロジェクトは教育やビジネスのためではなく、マレーシア国内で最も大きな観光都市を築くことが目標のようですよ。
また、この開発計画には中国政府が支援をしていることもわかっています。
実現すればアジア初のブロックチェーン都市になるんだね!
中国政府が関わっているということも注目だよ
米オンライン証券会社が仮想通貨の取引開始か
4月27日
500万人の顧客持つ米オンライン証券会社、仮想通貨ビットコインとイーサリアムの取引開始かhttps://t.co/HPjkTptc4p
— コインテレグラフ⚡️ 仮想通貨ニュース (@JpCointelegraph) 2019年4月27日
- 500万人に向けて仮想通貨取引開始の準備をしている
- 公式からの発表ではない
米国のオンライン証券取引仲介会社の「イー・トレード」がビットコインとイーサリアムの取引開始の準備をしていることが分かりました。
ニューヨークタイムズの記者ナサニエル・ポッパー氏のツイートで判明したようです。
公式からの発表はまだないものの、現在は第3機関による最終チェック段階にあるということも明かしています。
去年は、手数料無料で人気の米証券取引アプリ「ロビンフッド・クリプト」が話題になっていましたね。
証券取引企業が仮想通貨市場に進出するという前例が出来たきたので、「イー・トレード」の正式な取引開始の発表も近いかもしれません!
今週のニュースまとめ
今週は特段大きなニュースはなかったものの、本日5月3日にビットコイン価格が大きく動きましたね。
ビットコイン価格予想でも書いている通り、短期で見ると一度大きく下落する可能性も視野に入れてトレードしていきたいですね。
ただ長期で見ると私もまだ価格は上がると思っているので、しっかりホールドしておいてもいいかもしれません。
また全米で仮想通貨投資を促すようなCMが開始されたのも大きなファンダとみています。
日本でも仮想通貨取引所のCMが流れていた時に大きく価格を上げていたので、否が応でも期待してしまいます!
ではではまた来週!!
私はアルトコインのトレードはBinanceを利用しています。
バイナンス銘柄は突然爆発することがあるので、宝くじ感覚で超少額を投資して楽しんでいますよ(*´罒`*)