ふと思いませんか。「NEMって最近どうなってるん?」
2017〜2018年の仮想通貨バブルを知っている人なら、NEM(XEM)は懐かしい名前のはずです。一時は時価総額トップ10に輝いた「イーサリアムの対抗馬」だったのに、最近ぜんぜん聞かない……。
今回は、GitHubのコミット数や開発者数をもとに「2026年現在、開発が活発な通貨・止まってる通貨」を調べてみました。
そして、もっと大事なこと——「開発が活発だから買い、とは限らない」という話も、ちゃんと書いておきます。

GitHubって何?コミットって何?

ちょっと待って、先に説明するね
GitHubコミットで「開発活動」を測るってどういうこと?


GitHubのコミットとは?
仮想通貨プロジェクトの多くは、開発コードをオープンソース(誰でも見られる状態)で公開しています。 なので、GitHubのコミット数・アクティブな開発者数・リポジトリの最終更新日などを確認すると、開発の勢いがわかります。
- CryptoMiso:148通貨のGitHubコミット数ランキング
- Cryptometheus:開発者数・コミット数・エコシステム規模を総合評価
- Santiment:30日間のGitHubコミット活動をリアルタイム追跡
- Electric Capital Developer Report:1億件超のコードコミットを分析した業界標準レポート
ただし、どのサービスも「測り方が違う」ため、ランキングも微妙に変わります。あくまで参考値として見るのが正しい使い方です。
【2026年の重要な背景】crypto開発者がAIに流出中

ランキングを見る前に、押さえておきたい事実があります。
- 仮想通貨プロジェクト全体の週間コミット数が2025年初頭比で約75%減少(約85万件→約21万件)
- アクティブ開発者数も56%減少(約10,400人→約4,600人)
- 主な要因はAI分野への人材流出。GitHub全体のAI関連リポジトリは430万件超に急増している
- ETHの週間アクティブ開発者は前年比34%減の2,811人、SOLは40%減の942人(Artemisデータ)
つまり、2026年は全体的にcryptoの開発活動が落ちている年です。「活発」の水準が数年前とは変わっているため、ランキングも文脈込みで読むことをおすすめします。

開発者がAIに引き抜かれてるってこと?

そう。AIスタートアップの方が給料も投資も熱い時代やから、優秀な人材がそっちに流れてる。Cryptoにとっては向かい風やよね。
2026年 開発活発ランキング
Santiment・Cryptometheus・CryptoMisoなどのデータを総合した、2026年4月時点の概況です。
- Santimentの2026年3月データでは、MetaMask USD(ステーブルコイン)がスコア1,130でぶっちぎり1位
- 「ウォレットインフラ」は開発者数が減少するなかで唯一成長している分野
- 「有名な大型通貨が上位」とは限らないのがGitHub指標の面白いところです

ちなみにソラナ(SOL)もエコシステム全体では開発者が多いんやけど、2026年は前年比40%減ってデータが出てるんよね。「活発」の中でも温度差がある。

やっぱり予想はできたけど開発が活発なランキングは、イーサリアム(ETH)が1位なんだね
開発が止まっている(ゾンビ)ランキング
「ゾンビコイン」「ゴーストチェーン」と呼ばれる通貨たちの現状をまとめました。

これ全部、昔はめちゃくちゃ有名だったやつやんな。

そう!2017〜2018年のバブル世代の有名どころって、かなりの割合で今は影薄くなってる。仮想通貨の世界、サバイバルゲームやよな。
NEM(XEM)の「その後」を深掘り

ここだけ少し詳しく整理しておきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在のXEM | 開発は「メンテナンスモード」。チェーン自体は動いているが新機能の開発はなし |
| Symbol(XYM)への移行 | 2021年にローンチ。XEM保有者は1:1でXYMを受け取れた |
| XYMの現状 | コミュニティ更新は細々続くが、DeFi/NFTエコシステムとしての存在感は薄い |
| 市場評価 | 一部取引所でのdelistが続く。流動性・取引量ともに低迷 |

「メンテナンスモード」とは?

私自身2017年組のクリプト民なのでこのネム(XEM)には、とても思い入れがあります。コインチェック事件が起こるまでの当時は、コミュニティもとても盛り上がっており、私もネムだけで、新車の高級車が買えるぐらいのXEMを保有していましたが、今では見る影もなくとても悲しいです…
「開発が活発=買い」は本当か?
ここが今回の記事で一番伝えたいところです。
✅ 開発活発が意味すること
チームがプロジェクトを諦めていないこと、技術的な問題が発見・修正される可能性が高いこと、そしてエコシステムが拡大しやすい土壌があることを示します。
❌ 開発活発が保証しないこと
価格が上がること、ユーザーが増えること、プロジェクトが成功することは保証されません。

じゃあ開発活動って見てもしゃーないってこと?

そんなことはないよ!「価格の指標じゃない」けど「プロジェクトの健全性を測る指標」としては有効やよ。投資判断の一つのフィルターとして使うイメージ。
現実的な使い方はこんな↓イメージです。
| 状況 | 読み方 |
|---|---|
| 開発活発 × 価格低迷 | 市場が過小評価している可能性。ただし需要は別問題 |
| 開発停滞 × 価格維持 | BTCのような「完成形」か、ミームコイン的な投機需要か |
| 開発停滞 × 価格低迷 | ゾンビコインのサイン。長期保有のリスクは高め |
| 開発活発 × 価格上昇 | 最も素直な「健全な成長」。ただし過熱には注意 |
自分でチェックする方法
気になる通貨の開発状況を自分で確認したい人はこちらを参考にしてください。
- CryptoMiso :まず見るべき定番。シンプルで見やすい
- Cryptometheus :エコシステム全体を見たいとき
- Santiment :30日間のリアルタイム動向を追うなら
- Electric Capital Developer Report :年次の業界全体レポート。深掘りしたい人向け
- 直接GitHubを見る :プロジェクト名+「GitHub」で検索し、最終更新日とスター数を確認するだけでもかなりのことがわかります
まとめ
- 2026年はcrypto全体の開発活動がAI分野への人材流出で低下傾向。「活発」の基準が変わっている
- 開発活発な通貨の代表はEthereum、ICP、Cardano、Starknet、Polkadotなど
- NEM(XEM)は開発がほぼ停止。Symbol(XYM)も存在感は薄い
- 開発活発=価格上昇ではない。「プロジェクトが生きているかどうか」のフィルターとして活用しよう
- 自分でCryptoMisoやGitHubを直接チェックする習慣をつけると、ネット上の噂に流されにくくなります

ネム(XEM)が気になったところから始まったのに、気づいたら開発者がAIに流れてるという2026年の現実を突きつけられる記事になったね。crypto×AIは2026年のホットトピックやし、そのうちシリーズで書きたいな

インターネットコンピューター (ICP)
スタークネット(STRK)
ダッシュ(DASH)
シアコイン(SC)



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