仮想通貨カルダノ(ADA/エイダコイン)の特徴やチャート、ADAの購入できる取引所も紹介しています。またエイダコインが100倍まで高騰した価格推移など、エイダコイン(ADA)やカルダノについて詳しく解説しているので参考にしてください。
エイダコイン(ADA)とは
当初エイダコイン(ADA)はCARDANO(カルダノ)プラットフォームで提供されるオンラインカジノで使われる通貨としてリリースされましたが、現在ではカルダノブロックチェーンを社会基盤として法定通貨の代わりになるような幅広い活躍が期待されています。
海外の仮想通貨取引所に上場したばかりの2017年のエイダコイン(ADA)の価格は2円台~3円台でした。2021年8月現在では300円台になっているので上場直後からは100倍以上も価格を伸ばしている仮想通貨です。
ADA価格の高騰理由は、2021年9月に公開されるAlonzoと呼ばれるスマートコントラクト機能が搭載されるアップグレードの期待感から買いが集まっているためとされています。
長期で見てもまだ多くの大型アップデートを控えているので、エイダコイン(ADA)はまだ大きく伸びる可能性を秘めています。
2021年8月25日には日本国内の仮想通貨取引所BITPOINT(ビットポイント)にて上場しています。
エイダコイン(ADA)の基本情報
名称 | CARDANO(カルダノ) |
通貨単位 | ADA(エイダ) |
リリース日 | 2017年10月 |
発行上限 | 450億ADA |
取引承認システム | PoS(プルーフオブステーク)ウロボロス |
運営・管理 | Cardano Fundation(カルダノ財団) |
開発 | IOHK |
カルダノの通貨単位はADA(エイダコイン)で総発行数は450億ADA、取引承認システムはウロボロスと呼ばれる独自開発のPoS(プルーフオブステーク)を採用しています。
エイダコインの開発には、イーサリアム(ETH)やbitshares(ビットシェアーズ)の開発に携わったことでも有名な天才数学者といわれているチャールズ・ホスキンソン氏です。
またエイダコイン(ADA)の運営・管理はCardano Fundation(カルダノ財団)、開発は IOHK 、営業はEMURGOと3つの事業体によって構成されています。
CARDANO(カルダノ)とは
CARDANO(カルダノ)とは、もともとオンラインカジノのプラットフォームとして誕生しました。
カルダノではイーサリアムでも使われてるスマートコントラクトやプルータスというブロックチェーン技術を使い、不正行為ができない公平なオンラインカジノのゲームを提供できるとされています。
そのカルダノプラットフォームで使用される通貨としてエイダコイン(ADA)が開発されました。
しかし現在では、カジノだけではなく一般的な決済からDeFiやNFTといった幅広い分野でカルダノ(エイダコイン/ADA)の開発や運営に切り替えています。
エイダコイン(ADA)は詐欺?怪しい?
ADAは過去に詐欺と呼ばれていた
現在は、プロジェクトも進み多くの取引所に上場しているADAですが、当初カルダノはスキャム(詐欺)と散々呼ばれていました。
ADAが詐欺と呼ばれていた理由としては下記のようなことが挙げられます。
等々の一部問題があったプレセール時のマーケティング手法が問題視されていました。現在は様々な場所でエイダコイン(ADA)のプロジェクトが評価され、日本の取引所でも上場を果たしたことから過去の汚名を返上していますよ。
エイダコイン(ADA)が過去に詐欺と呼ばれていた理由は、下記の記事にまとめてみましたで参考にしてください。
エイダコイン(ADA)の特徴
ここではカルダノ(エイダコイン/ADA)の特徴をいくつか紹介します。
①ステーキングができる
2020年7月の Shelleyアップデートでは エイダコイン(ADA) を保有することでステーキングが可能となりました。
ステーキングとはその通貨を保有することでブロックチェーンネットワークに参加でき報酬が得ることが可能な仕組みのこと。
エイダコイン(ADA)の半数以上の通貨がステーキングされており、ステーキング規模も仮想通貨の中でも最大級。
ステーキングは通貨を保有するだけで報酬を得ることが可能なことから、手放したり売却するよりも保有する方がメリットが高く感じられますね。このステーキングもADAがここまで人気になっている要因の一つと考えられます。
②PoS「 OUROBOROS (ウロボロス)」
エイダコイン(ADA)のコンセンサス(合意形成)アルゴリズムは、独自のOUROBOROS(ウロボロス)PoSを採用しています。
PoS(プルーフ・オブ・ステーク)とは、保有量や保有期間の長さによって新しいブロックを生成できる権限が与えられるコンセンサスのこと。 ビットコインのマイニングに代わるもの。
PoSはビットコインのマイニングに取り入れられているPoWのような大量の電力は必要なく、通貨の保有量や保有期間の長さによってブロックを生成できるので、マイニングコストも低く、手数料も安く抑えられるというメリットもあります。
またウロボロスは完全にランダムに選ばれた記録者達によってブロックが承認される仕組みで、セキュリティの向上が期待されています。
③スマートコントラクト「 Plutus (プルータス)」
エイダコイン(ADA)の今後のアップデートでは、Plutus(プルータス)と呼ばれるスマートコントラクトが実装されます。
スマートコントラクトとはイーサリアムでも搭載されている仕組みで、ブロックチェーンの中に契約内容を書き込める仕組みのこと。
スマートコントラクトが実装されれば、今後はDeFiなどの金融やNFTなどの幅広い分野での活躍が期待されています。
④専用ウォレット「Daedalus・Yoroi」
エイダコイン(ADA)には専用ウォレットとして、「Daedalus(ダイダロスウォレット)」と「Yoroi(ヨロイウォレット)」の2つが用意されています。
ダイダロスウォレットは、フルノードに紐付けされているデスクトップ版フルノード階層的決定性(HD)ウォレットです。全てのブロックチェーンの履歴が保存されているため初期設定にはかなりの時間がかかりますが、安全にADAを保管することが可能です。
ヨロイウォレットは、ライト階層的決定性(HD)ウォレットでEmurgoがホストするフルノードに接続されます。初期設定が簡単で、操作が迅速なのが特徴です。
⑤開発が5つに分かれている
カルダノ(エイダコイン/ADA)の開発ロードマップは下記の5つに分類されています。
- Byron(バイロン)
- Shelley(シェリー)
- Goguen(ゴーグエン)
- Basho(バショウ)
- Voltaire(ボルテール)
2020年7月にShelley(シェリー)が完了しており、2021年現在ではGoguen(ゴーグエン)のアップデートに取り組んでおり、 ゴーグエンが完了すると分散型アプリケーション(DApps)の構築とスマートコントラクトの実装が現実化されます。
バショウでは、最適化・スケーラビリティの改良・ネットワークの相互運用性の開発期。
最終のボルテールではカルダノネットワークに自給自足型システムとなるために必要とされる最後のパーツが組み込まれるとしています。
エイダコイン(ADA)の価格チャート・時価総額
エイダコイン(ADA)のチャート
下記はADAコインのリアルタイムチャート(BINANCE)です。USDT建てのデフォルトで日足になっています。
エイダコイン(ADA)の価格推移
エイダコインのプレセールでは2015年から第1期~4期に渡って、1ADAが約0.2円~0.3円で売買されました。
ビットレックスの上場直後は日本円で約3円から10円前後(プレセールの約40倍)まで価格があがり、その後急落して約2円台後半まで落ちましたがその後、2017年~2018年初頭の仮想通貨バブルでは100円を突破しています。
2018年以降は価格が急落して10円台~10円を切っていましたが、2021年に入り価格が急上昇。2021年8月には300円を突破するまで価格が高騰しています。
エイダコイン(ADA)時価総額ランキング
ADAの時価総額ランキングはトップ10を前後していましたが、2021年8月から価格が急上昇して、イーサリアムに次ぐ第3位になっています。※2021年8月現在
下記がCardano(ADA)時価総額のリアルタイムランキングです。
エイダコイン(ADA)が買える取引所
エイダコイン(ADA)を取り扱っている取引所を掲載しています。日本国内ではBITPOINT(ビットポイント)でADAを購入することが可能ですよ。
BITPOINT(ビットポイント)
2021年8月25日から国内取引所のBITPOINT(ビットポイント)でエイダコイン(ADA)の取扱いが開始されました。現段階では国内でエイダコインを取り扱っているのはビットポイントのみです。
ビットポイントは国内ではマイナーな取引所ですが、取引手数料が取引所も販売所も無料、さらに仮想通貨の出金手数料なども全て無料で実はかなりお得な取引所です。
私自身も一番多く利用している取引所なので、ぜひこの機会にビットポイントでエイダコインの取引を開始してみてはいかがでしょうか。
Binance(バイナンス)
海外取引所ではBinance(バイナンス)にてエイダコイン(ADA)を取り扱っています。
Binanceは取引高が世界でもトップクラスの取引所です。ADAは2021年8月現在では国内取引所のビットポイントでは販売所のみの取扱いになっているので、手数料がお得な取引所形式でADAを購入したい場合はバイナンスでの購入がおすすめです。
バイナンスでの口座開設方法や仮想通貨の売買方法は「Binance登録方法」で詳しく記載しています。
ADAエイダコイン/カルダノの将来性まとめ
ここではカルダノ(エイダコイン/ADA)の特徴や価格などについて解説してきました。
当初カルダノ(ADA)は詐欺コインとまで呼ばれていましたが、バイナンスに上場してからは、取引高も高く世界中で人気のアルトコインになりました。
イーサリアムの開発に携わっていたチャールズ・ホスキンソン氏が中心となっていることからも期待値が非常に高いですね。
現在では順調に開発も進み、エチオピア政府や東京工業大学、ニューバランスといった様々な企業や機関と提携して信頼も勝ち取っています。
2021年8月には日本国内でも無事に上場を果たし、9月にはスマートコントラクトを実装予定になっているので、今後はさらなる進展も期待されている通貨ですね。
ADAとCARDANO(カルダノ)の総まとめ
エイダコイン(ADA)についての要点を箇条書きで記載しています。