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Zcash(ジーキャッシュ)のチャート価格から見る今後の将来性

Zcash 海外銘柄
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仮想通貨Zcash(ZEC)のチャートや最新ニュースをまとめています。ジーキャッシュはJPモルガンとの提携が大きな話題となった匿名性の高い仮想通貨です。Zcashの価格からみる今後の将来性やマイニング半減期、ZECが暴落した原因や理由についても記載しています。

Zcash(ジーキャッシュ)とは

Zcash
Zcash(ジーキャッシュ)とは匿名性に非常に優れた仮想通貨で、「送金元」「送金先」「送金量」「送金履歴」を全て匿名にするゼロ知識証明という特殊な技術を採用しています。ジーキャッシュの通貨単位はZECで総発行量は2,100万ZEC、認証時間は2.5分、アルゴリズムはEquihashと呼ばれるメモリ量対策が取られたPowになります。

Zcash(ジーキャッシュ)の概要

名称 Zcash(ジーキャッシュ)
通貨単位 ZEC
リリース日 2016年10月28日
発行上限 21,000,000ZEC
取引承認システム プルーフ・オブ・ワーク(PoW)
認証時間 2.5分
アルゴリズム Equihash
開発団体 Zcash Foundation

またZcashではICOでの資金調達は行われず、新規発行のZECはマイニング時の発行時のみ増えていきます。

ジーキャッシュとビットコイン比較

  ジーキャッシュ ビットコイン
リリース日 2016年10月28日 2009年1月
ブロック作成方法 PoW PoW
ブロック作成時間 2.5分 10分
ブロックサイズ 2MB 1MB※変更予定
総発行量枚数 2100万ZEC 2100万BTC
半減期 840,000ブロック毎 210,000ブロック毎
開発者 Zcash Foundation 不在

ジーキャッシュはビットコインと非常に似た特性を持っており、総発行量や取引承認システムにマイニング、半減期がビットコインと同じです。ブロックの生成時間が2.5分とビットコインの1/4、さらにブロックサイズが2MBとビットコインよりもハイスペックな部分もあります。

※注意※
Zcashを説明しているほとんどのサイトやブログではZcashのブロック作成時間がビットコインと同じ10分と表記されていますが、Zcashの公式サポートページでは2.5分という記載されていたので当サイトでは2.5分と記載しています。

⇒ https://z.cash/ja/support/faq.html

ジーキャッシュ(ZEC)が買える取引所

Zcashの特徴

Zcashの最大の特徴はプライバシー保護をうたった完全匿名性「ゼロ知識証明」

Zcashの最大の特徴は「ゼロ知識証明」を使った非常に高い匿名性です。同じ匿名性の属性のDash(ダッシュ)やMonero(モネロ)といった仮想通貨が比較に出されますが、「送金側アドレス」「受金側アドレス」「送金量」の全てを完全に匿名にできるのはジーキャッシュのみです。

  • 送金側アドレス
  • 受金側アドレス
  • 送金量

上記の3つを完全に秘匿名性にできるのは現行の仮想通貨ではジーキャッシュのみです。事実上完全なプライバシー保護ができる完全匿名性通貨です。※マイナーコインで同じような匿名性のコインは出てくる可能性はあります。

ジーキャッシュはよく下記のように例えられます。

「ビットコインをインターネットにおける『http』とすれば、ジーキャッシュは通信を暗号化した『https』になる」

ホームページ作成やドメインを取られた経験がある方なら分かると思いますが、httpsはプライバシー保護に優れ、通信を暗号化した安全なサイトです。

ゼロ知識証明とは

Zcash-ゼロ知識証明
ゼロ知識証明と調べるとWikipediaで下記の文章が出てきました。

暗号学において、ゼロ知識証明(ぜろちしきしょうめい、zero-knowledge proof)とは、ある人が他の人に、自分の持っている(通常、数学的な)命題が真であることを伝えるのに、真であること以外の何の知識も伝えることなく証明できるようなやりとりの手法である。ゼロ知識対話証明(ZKIP)とも呼ばれる。

上記説明では少し理解に苦しみますね。平たく言えばジーキャッシュでは「ゼロ知識証明」を活用することによって、取引認証をブロックチェーン上に公開してマイナーに認証作業をしてもらうが、誰が誰にどれだけの金額を送ったかが誰にも分からずに証明してもらえるということです。

Zcashゼロ知識証明

ゼロ知識証明についてはZcashの公式サポートサイトにも記載しているので、公式HPの「簡単に言うとゼロ知識証明とは何ですか?Zcashではどのように使われているのでしょうか?」を参照してください。

⇒ Zcashの公式サポートサイト

ジーキャッシュのチャート

下記がZcashのリアルタイムチャート(BINANCE)です。※ZEC/USD

ジーキャッシュ(ZEC)が買える取引所

ジーキャッシュの過去のチャート

Zcash-チャート

ジーキャッシュはリリース当初に、1ZECが日本円で14万円以上をつけて、当時のビットコインの価格を抜いてしまいましたが、一瞬にして急落して価格は1/20以上も下がってしまいました。

そこから、長らく6000円前後の価格帯でしたが、2017年5月に米国最大手の銀行JPモルガンがジーキャッシュのゼロ知識証明を採用するというニュースで高騰しました。この時には約4万円を超えました。そこから一旦は調整が入りましたが、また6月中旬にかけて金額が上がり始めて5万円をタッチしたぐらいから調整が入り下がっていっています。

2017年9月末には韓国の取引所「Bithumb」にジーキャッシュの上場が決定して再度高騰し2倍以上も値を上げました。

Zcashが暴落した原因と理由

Zcashは高騰してはすぐ暴落しての繰り返しの、かなり乱高下が激しい相場です。ジーキャッシュと調べると常に「ジーキャッシュの暴落の原因や理由」というキーワードが検索エンジンでも出てきますが、私なりにジーキャッシュが暴落する原因は単に、取引高が少ないのが原因だったのではないかと思っています。

特にローンチ当初の暴落はZcashがICOなどのプレセールなどを行っていなかったために、需要と供給がかみ合わずに、少ないZECに対して大口が買いに入った段階で暴騰して利確のタイミングで、暴落という当たり前の筋書きだったのかもしれません。※Zcash公式サイトにもローンチ後の暴落については触れられていますが、その本当の原因は不明とされています。ただし、Zcashがローンチされた翌日のZECの発行枚数は450枚と非常に少なかったことが挙げられています。

当初は、長期保有の投資目的でZcashを購入しているユーザーが少なく投機目的の短期でトレードをしていた投資家が多かったのではないでしょうか。

最近では匿名性の需要が出てきたのでZcashは知名度が上がって高い標準を維持できていますが、それでも2017年9月末の韓国取引所上場で2倍以上になって、翌日には「往って来い」して値を戻しています。

ジーキャッシュのマイニング

Zcashマイニング
ジーキャッシュのマイニングは、ビットコインと同じプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を採用しています。

自身のPCでマイニングを行うことは可能ですが、ビットコインと同じく今からマイニングに参入してもZECを採掘するのはかなり至難の業です。最も現実的な方法はクラウドマイニングといって、自身のCPUを貸し出してマイニングを代わりに行ってもらう出資型のマイニングです。

ただし、このクラウドマイニングにも詐欺のようなものがたくさん存在するので注意が必要です。

スローマイニング

ジーキャッシュではICOが行われなかったので、新規発行のZECは全てマイニングによるものです。しかしローンチ当初のバグの対処やマイニングによるゴールドラッシュが起きる可能性を抑制するためにスローマイニングと呼ばれる手法が採用されていました。

このスローマイニングというものは、リリース当初のしばらくの間はマイニング報酬を減額にするものです。

現在は、スローマイニングの期間は終了しマイニング報酬は通常の12.5ZECになっています。※12.5ZECの報酬は半減期の2024年まで

ジーキャッシュの半減期

ジーキャッシュのマイニングにはビットコインと同じ半減期が存在します。半減期は、4年間または840,000ブロック毎にマイニングによる報酬が半分になる時期です。半減期はインフレ防止のデフレ演出で、市場に出回るZECが少なくなるので価格が上がる傾向があります。

ジーキャッシュの初めの半減期は2020年の10月末頃の予定となっています。半減期の2、3ヵ月前に価格が上がる傾向があるので、2020年の8月または9月頃はジーキャッシュの相場は要チェックです。

回数 半減期時期 報酬額
1回目 2020年10月末頃 6.25 ZEC
2回目 2024年10月末頃 3.125 ZEC
3回目 2028年10月末頃 1.5625 ZEC






ジーキャッシュ(ZEC)が買える取引所

Zcashの最新ニュース

Zcashニュース
ここではZcashのニュースを記載しています。ジーキャッシュの最新ニュースが入ればここに追記していきます。

イーサリアムのアップデートでZcashの技術が採用

イーサリアムのメトロポリスというアップデートでは、Zcashの匿名性技術のzk-SNARKシステムを採用するという発表がありました。

EthereumとZcashは開発協力を行っており、イーサリアムのアップデートはジーキャッシュの技術が使われていることから今後もイーサリアムとの連携に注目が集まっています。

Zcashが韓国取引所「Bithumb」に上場

2017年9月末に韓国取引所「Bithumb」にジーキャッシュが上場することが決定し、一時ジーキャッシュの相場が60%以上も値を上げました。

何日か前の低迷していた時期と比べると約3倍も跳ね上がったので、ジーキャッシュを保有している投資家やジーキャッシュに何も興味がなかった投資家たちからも注目を集めました。

JPモルガンがゼロ知識証明を採用

2017年5月のZECの爆上げにも貢献したJPモルガンがZcashのゼロ知識証明を採用するというニュース。Zcash史上最もホットなニュースでZcashを一躍有名にしたニュースではないでしょうか。

JPモルガンはアメリカで最大手の世界一大きな銀行で、世界の金融市場を引っ張っている企業です。JPモルガンは金融業なので顧客の情報の管理は非常にデリケートです。個人情報が漏れた場合は銀行の命取りになってしまうので、匿名性が非常に重要視されています。

そんな世界一の銀行が絶対に情報が漏れないZcashの(ゼロ知識証明)技術を採用したことにより、Zcashの匿名性の技術が確固たるものになり、信用を集めています。

詳細
JPモルガンが独自開発したエンタープライズ向けのブロックチェーン「Quorum」にZcashのゼロナレッジセキュリティ(ゼロ知識証明)の暗号化技術を導入し、「Quorum」のセキュリティを強化するとのこと。

WikileakskがZcashの寄付受け入れに対応

2017年8月7日には海外の暴露サイトWikileaksk(ウィキリークス)がZcashの寄付受け入れに対応したというニュースも世界中を駆け巡りました。

Wikileaksk(ウィキリークス)での暴露はアメリカ大統領選挙などにも影響を与えるほどで、発信元を辿ろうとFBIも操作に乗り出したこともあるサイトです。

しかし暴露した人間が特定されてしまうのであれば、誰も暴露しなくなってしまうので、ウィキリークス側は暴露した側のプライバシー保護を守るという名目上、匿名性が非常に重要になります。

ウィキリークスでは、暴露した側の人間やウィキリークスの運営を支えてくれる人間のプライバシー保護のためにZcashの匿名性が活用されています。

Zcashの今後と将来性

Zcashの今後と将来性
Zcashの今後と将来性は、JPモルガンが採用したように顧客の個人情報保護やプライバシー保護のために利用されるのであれば、これからもドンドン広がっていくことが考えられます。銀行や金融市場以外にも、個人情報を扱う会社であれば、個人情報の保護は最優先事項です。

しかし、Zcashは強い匿名性を持つがゆえに、マネーロンダリングや脱税に使われているのも事実です。また2017年7月にはダークマーケットで有名なAlphaBayでジーキャッシュの受付を開始したことでも有名になってしまいました。こういうブラックマーケットや違法行為等でもスタンダードに使われるとなると政府や国が規制の対象にする可能性は大いに考えられます。

ZcashだけではなくDash、Moneroといった匿名性の高い仮想通貨の課題をクリアできれば無限といってもいい可能性やポテンシャルを秘めているのは間違いないと思います。特にZcashはゼロ知識証明により「送信元、受信側、送金量」の全ての情報を守ることができるので、他の匿名性の通貨よりも秀でているといえるのではないでしょうか。

Zcashの買える取引所

ジーキャッシュ(ZEC)が買える取引所

Zcash(ジーキャッシュ)は以前、国内取引所のcoincheck(コインチェック)で売買できましたが、匿名性の強さから上場廃止になってしまいました。

現在、国内取引所でZcashを購入するのは不可なので、ZECを売買するには海外取引所に登録する必要があります。

海外の取引所ではBinance(バイナンス)、Poloniex(ポロニエックス)とBittrex(ビットレックス)で取り扱われていますよ。

Zcashの魅力的な機能に興味が湧き、今からジーキャッシュを保有しておきたいなぁとお考えの方は、個人的には手数料の安いバイナンスでの購入がおすすめです。

Zcashをバイナンスで購入するには日本の国内取引所でビットコインを購入して、バイナンスなどの海外取引所に送金、BTC建てでZcashを購入するという流れになります。

まずはコインチェック

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