フィスコ仮想通貨取引所の口座開設(登録方法)を詳しく解説しています。フィスコの特徴やメリットから手数料や取扱い通貨も記載しているので参考にしてください。またZaif(ザイフ)から乗り換えるならフィスコがおすすめな理由も要チェックです。
フィスコ仮想通貨取引所とは
フィスコ仮想通貨取引所は金融情報サービスに長けているJASDAQ上場企業の株式会社フィスコが母体になっている取引所です。
もちろん金融庁の「仮想通貨交換業者(近畿財務局長第00001号)」に正式に登録されていますよ。
また最近では9月に起こったZaifのハッキングで、テックビューロとフィスコで事業譲渡契約を締結したことでも話題になりましたね。
それでは、早速フィスコ仮想通貨取引所がどんな取引所なのかを見ていきましょう!
フィスコ仮想通貨取引所の概要
会社名 | 株式会社フィスコ仮想通貨取引所 |
設立 | 2016年4月12日 |
資本金 | 3億8,706万円(平成29年10月31日時点) |
代表 | 越智直樹 |
住所 | 東京都港区南青山5-11-9 |
仮想通貨交換業者 | 近畿財務局長第00001号 |
取扱い通貨 | BTC,MONA,BCH,Counterparty |
上記でも記載していますが、フィスコ仮想通貨取引所は金融情報サービス大手の株式会社フィスコのグループ会社です。
正確には株式会社フィスコデジタルアセットグループの傘下になりますが、運営母体は上場企業でもある株式会社フィスコになります。
フィスコ仮想通貨取引所の特徴とメリット
ここではフィスコ仮想通貨取引所の特徴とメリットを詳しく説明していきます。
フィスコ仮想通貨取引所って名前はよく聞くけど、特徴やメリットが分からないという方はぜひ参考にしてくださいね!
- 取引手数料無料
- 上場企業の運営
- セキュリティの強み
- 取引画面がシンプルで分かりやすい
- 独自通貨を発行している
①取引手数料無料
フィスコではビットコインのMaker取引手数料が無料になっています。
ビットコイン取引の手数料を気にすることなく、トレードに集中できるのは大きなメリットですね。
※taker取引手数料は0.1%
Maker(メイカー)とは注文が取引板に並ぶことにより、結果として市場の流動性を作る取引のこと。
Taker(テイカ―)とは注文が取引板に並んだ既存の注文で約定することにより、結果として市場から流動性を取り除く取引のこと。
②上場企業の運営
JASDAQ上場企業の運営はやはり安心感と信頼感があります。
上場企業のもとで徹底した管理体制を敷いているので、安心して仮想通貨の取引を行うことができますね!
周りの取引所を見ても分かるように、ベンチャー企業が牽引する取引所の時代は終わりを迎えたといっても過言ではないと思います。
今後は上場企業や大資本企業が運営する取引所にユーザーが集まるとは容易に想像できますね。
③セキュリティの強み
フィスコ仮想通貨取引所の最大の強みはセキュリティです。
コールドウォレット(オフライン)での通貨管理、秘密鍵を分散させるマルチシグ対応、経営資金とユーザー資金の分別管理を行っています。
また取引所システムは複数層に渡って外部から遮断されており、データベースなどの外部から内部への侵入が実質的に不可能なシステムになっています。
さらに第三者の有識者や専門機関からシステムチェックを定期的に行ったりもしているので、徹底したセキュリティ管理がうかがえますね。
④取引画面がシンプルで分かりやすい
取引画面が非常にシンプルで分かりやすい作りになっています。
シンプル過ぎるということで、賛否はあると思いますが迷うことなく仮想通貨の取引を行うことができるのは大きなメリットだと思います。
逆に複雑なテクニカル分析などを行いたい方にとっては不満があるかもしれませんね。
細かなチャート分析を行いたいという方はMT4なども使えるビットポイントがおすすめです。
⑤独自通貨を発行している
フィスコ仮想通貨取引所では独自通貨のFSCC(フィスココイン)、CICC(カイカコイン)、NCXC(ネクスコイン)の3種類の独自トークンを発行しています。
特にFSCC(フィスココイン)は自社株のようなものなので、フィスコ仮想通貨取引所が注目されたり、業績が伸びれば価格に大きく反映される可能性があります。
Zaifの買収が発表された時もFSCCの価格は大きく跳ね上がりました。
まだまだ伸びしろがあるフィスコの独自通貨のFSCCに中・長期投資するのも面白いかもしれませんね!
デメリット
ここまではフィスコの良いところをあげてきましたが、逆にデメリットはどういったところでしょうか。
思い当たる大きなデメリットは下記の三つです。
- 取扱い通貨が少ない
- 取引量が少ない
- レバレッジ取引ができない
フィスコは大手取引所と比べて取扱い通貨が少なく、取引高(取引量)が多いとは言えません。
また取引画面がシンプルなのは裏を返せば、複雑な分析ができないとも言えますね。
取扱い通貨が少ないことに関しては、上場予定の通貨も控えており今後は増えていく予定です。(※下記で詳しく記載)
取引量が少ないことに関しても、一般ユーザー向けのキャンペーンやマーケティングを行っていく方針のようなので、徐々に解消していくと思われますよ。
レバレッジ取引に関しては現状では行っていないので、FXやレバレッジをかけたいという方はDMM Bitcoinがおすすめです。
現状ではフィスコ仮想通貨取引所はどちらかというと小規模な取引所になりますが、Zaifの事業譲渡や上場企業ということも考えると、後々は国内でも一線で活躍する取引所になると確信しています!
フィスコでの取扱い通貨一覧
- ビットコイン(BTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- モナコイン(MONA)
- FSCC(フィスココイン)
- CICC(カイカコイン)
- NCXC(ネクスコイン)
現状はメインの3通貨とカウンターパーティーの3トークンだけですが、今後はイーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、リップル(XRP)の上場を予定しているとのことです。
人気通貨のリップル(XRP)などが上場すると新規ユーザーも必然的に増えることが予想されるので今のうちから口座開設だけでもしておきたいですね。
フィスコ仮想通貨取引所の手数料
通貨取引手数料
通貨の取引手数料は下記。
通貨ペア | maker取引手数料 | taker取引手数料 |
BTC/JPY | 0% | 0.1% |
MONA/JPY | 0.1% | 0.1% |
MONA/BTC | 0.1% | 0.1% |
Counterpartyトークン | 0.1% | 0.1% |
BCH/JPY | 0.3% | 0.3% |
BCH/BTC | 0.3% | 0.3% |
ビットコインのmaker取引手数料は0%の無料に設定されています。
ビットコインキャッシュは0.3%、その他の通貨は0.1%に設定されています。
国内取引所ではキャンペーンでアルトコインの取引手数料が実質0%というところもあるので、取引手数料で選ぶなら他の取引所を見てみるのも有りですね。
出金手数料
通貨 | 手数料 |
日本円(50万円未満) | 350円 |
日本円(50万円以上) | 756円 |
ビットコイン(BTC) | 原則0.001BTC(任意) |
ビットコインキャッシュ(BCH) | 0.001BCH |
モナコイン(MONA) | 一律0.001MONA |
Counterpartyトークン | 基本0.001BTC |
入金手数料に関しては日本円(JPY)、仮想通貨共に全て無料でです。
※手数料は変更される場合がありますので、正確には公式サイトにてご確認ください。
Zaifから乗り換えがおすすめな理由
ここでは、フィスコ仮想通貨取引所がZaifから乗り換えるのにおすすめな取引所の理由について記載しています。
Zaifを利用されていて、取引所に迷っている方は要チェックですよ!
フィスコ仮想通貨取引所はZaif(ザイフ)と同じシステムを使っていたため、取引画面が非常に似ています。
Zaifでの取引に慣れていた方はフィスコの取引画面もすぐに馴染むと思います。
また私もZaifのヘビーユーザーでしたが、Zaifよりもフィスコの方がシンプルな作りになっているので、より使いやすさ(分かりやすさ)を実感できました。
Zaifを利用していた私のようなユーザーは、Zaifに変わる取引所を探しています。そんな中で同じシステムを利用しており、セキュリティが強化されているフィスコに流れるのは自然の動きではないでしょうか。
国内取引シェア3位だったZaifユーザーが、フィスコに移行すると大幅な利益増加と取引所の飛躍的な進展が期待できますね。
ですので、Zaifを利用していた方には特にフィスコでの口座開設はおすすめです!
フィスコ仮想通貨取引所の口座開設方法
ここではフィスコ仮想通貨取引所の口座開設(登録方法)を画像付きで解説していきます。
口座開設の大まかな流れは下記の4ステップ。
- メルアドとパスワードの設定
- ユーザー情報登録
- 本人確認書類の提出
- 郵送物による本人確認
まずはトップページから「新規ご登録はこちら」をクリックします。
①メルアドとパスワードの設定
続いてメールアドレスを入力してユーザー登録を行います。
登録したメールアドレス宛にフィスコ(no-reply@fcce.jp)から確認メールが送信されるので、上記のURL部分をクリックしてリンクを承認します。
利用規約と重要事項説明の同意にチェックを入れてパスワードを設定します。パスワードは強度は50%を超えるように設定します。
私はパスワード生成ツールで強度が100%になるように、英数字と大文字をランダムで20文字以上を設定していますよ。
パスワードを設定して下部の「同意して登録ボタン」をクリックします。
②ユーザー情報登録
続いて本人確認手続きを行います。ここでは本人情報を入力していきます。
「本人確認手続き開始」のボタンをクリックします。
名前、住所、生年月日など基本情報を入力します。
「お取引目的」の欄は下記の5つから選択します。
- 仮想通貨を購入して国内外への送金、決済のため
- 仮想通貨の価格変動による売買益のため
- 分散投資をおこなうため
- 中・長期投資のため
- その他
ほとんどの方が「価格変動による売買益のため」か「中・長期投資他のため」にあたると思いますが、私は「価格変動による売買益のため」にしました。
次に日本円の出金先の銀行情報を入力します。
出金口座の名義は登録の名前と同じでないと出金ができないので注意してくださいね。
私は仮想通貨の入出金には手数料が最も安く24時間265日稼働の住信SBIネット銀行を利用しています。
住信SBIネット銀行はほぼ全ての国内取引所と提携しているので、合わせて口座開設しておくのがおすすめですよ。
次の画面では携帯電話のSMSを使って電話番号認証を行います。
携帯番号をハイフン無しで入力し「次へ」をクリック、SMSで送られてきた認証コードの数字6桁を次の画面に入力し「次へ」をクリックします。
③本人確認書類の提出
最後に本人確認書類のアップロードを行います。
本人確認に使える書類は下記。
- 運転免許証(表面と裏面の両面)
- 在留カード(表面と裏面の両面)
- 住基ネットカード (顔写真付きのもの)
- マイナンバーカード(表面のみ、マイナンバー通知カードは不可)
日本国パスポートもしくはビザの場合は、以下の組み合わせで計2点
● 日本国パスポートもしくはビザ + 公的証明書(保険証、住民票)もしくはお名前と住所記載の書類(公共料金、固定電話の領収証書)のどちらか顔写真のない官公庁発行の公的証明書の場合は、以下の組み合わせで計2点
● 公的証明書(健康保険証、住民票など)+ 公共料金の明細書(電気・ガス・水道料金、固定電話の領収証書)
私は運転免許証をアップロードしました。免許証の場合は表面と裏面を予めプリンターでスキャンするか、スマホなどで写真を撮ったものでもOKですよ。
アップロードが完了したら「本人確認の申請をする」をクリックします。
以上でユーザー情報登録は完了です。
本人確認の審査が完了すると、フィスコから住所確認のハガキ(簡易書留)が送られてきます。
このハガキを受け取ってコードを入力すれば、取引が可能な状態になります。
④郵送物による本人確認
住所確認のハガキが到着したら、ハガキに記載されている本人確認コードを入力する必要があります。
ホーム画面右上の「アカウント」をクリックします。
続いて本人確認の欄の「郵送による本人確認」をクリックします。
次に表示された画面の下部にハガキに記載されている本人確認コードを入力し「本人確認コードを送信」をクリックすると完了です。
以上で、日本円の入出金や仮想通貨の売買が可能になります。
本人確認から簡易書留が到着する時間
本人確認書類を提供してから本人確認にかかる時間は約1営業日で完了します。なにか問題がある場合はフィスコからメールが来るので登録したメールアドレスを確認してくださいね。
住所確認のハガキ(簡易書留)が到着する時間は本人確認が完了して2営業日で到着しました。(※混み具合で前後する場合があります)
フィスコで口座開設をしてから利用できるまで(本人確認から簡易書留が到着するまで)は約3営業日程かかることが分かりますね。
二段階認証の設定方法
取引を始める前にセキュリティ強化のために必ず二段階認証を設定しておきましょう。
二段階認証の必要性などは下記の記事で詳しく解説しています。
二段階認証を未設定の場合は、ログイン後の上部バーに二段階認証を促す表示が出ているので、「アカウントとセキュリティ」をクリックします。
続いて「二段階認証設定」をクリックします。
「2段階認証の設定を開始」ボタンをクリックすると設定用のQRコードが表示されます。
私はGoogleのスマホアプリ「Google Authenticator」で二段階認証を行っています。
Google Authenticator
Google, Inc.無料posted withアプリーチ
QRコードを二段階認証のアプリで読み込んで、6桁のコードを下部に入力して「確認」をクリックします。
次の画面では二段階認証を使う場面の設定を行うことができます。赤枠の部分にはチェックが入っているかの確認だけは行ってくださいね。
デフォルト(初期設定)の状態で問題ないと思いますが、必要な場合はチェックを入れていきましょう。
画面の下にはバックアップコードの発行ができるメニューもあるので、スマホの故障や機種変更に備えてバックアップコードを発行しておくのをおすすめします。
フィスコ仮想通貨取引所まとめ
フィスコ仮想通貨取引所は今まではひっそりと陰に隠れていましたが、Zaifの事業譲渡で一躍脚光を浴びる取引所になりました。
今現在はZaifとフィスコの合併などは予定されておらず、独立して運営していくようですよ。
今までは株式投資家や法人向けの事業体制でしたが、今後は幅広い個人投資家でも利用できる取引所にしていくとのことなので期待が高まります。
セキュリティとコンプライアンスの意識が高い上場企業の運営なので安心して取引を行うことができるのも特徴です。
また独自通貨のFSCC(フィスココイン)の価格動向も要チェックですね!
取引所の複数登録での資産分散によるリスクヘッズにも使えるので、ぜひこの機会にフィスコに口座開設しておきましょう。