【OKB完全ガイド】仮想通貨OKBとは？特徴から将来性、購入方法まで徹底解説

仮想通貨OKBは、大手仮想通貨取引所OKXが発行する独自のプラットフォームトークン（取引所トークン）です。

本記事では、OKBの概要から、取引手数料の割引、IEOへの参加権といった具体的な特徴、将来性、購入方法までを徹底的に解説します。OKBの投資を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

仮想通貨OKBとは

仮想通貨OKBは、世界最大級の仮想通貨取引所であるOKX（オーケーエックス）が発行している独自のプラットフォームトークン（取引所トークン）です。

OKXは、世界でも第二位の取引量を誇る世界最大級の仮想通貨取引所で、デリバティブ取引やDeFi（分散型金融）サービスなど、幅広いサービスを提供しています。

OKBは、OKXのエコシステム全体で利用されることを目的として設計されており、単なる投機対象ではなく、保有することで様々なユーティリティ（実用性）を得られるのが最大の特徴です。

OKBの価値は、OKXのサービス利用者の増加や取引所の成長と密接に関係しており、その需要と供給のバランスによって価格が変動します。

また、現在OKBはOKXの日本法人でもあるOKJにて売買が可能になっています。

OKBの概要

名称	OKB（オーケービー）
通貨単位	OKB
リリース日	2018年3月
総供給量	10億 OKB（初期発行3億枚、焼却により現在約2.36億枚が流通）
承認方法	Proof of Stake（PoS）
管理・開発	OKX財団
公式サイト	https://www.okx.com/en-sg
取扱い取引所	OKJ（国内取引所）

OKBは、イーサリアムのブロックチェーン上で動作するERC-20規格のトークンとして発行されました。発行上限枚数は3億枚と設定されており、市場への流通量をコントロールすることで、希少性を保ち、価値を維持する仕組みが採用されています。

OKBの主な役割は、OKXプラットフォーム上でのユーティリティトークンとしての機能です。保有者は、OKXの取引手数料の割引、OKB保有者限定のイベントへの参加権、OKXが提供するIEO（Initial Exchange Offering）への参加権など、多くのメリットを享受できます。

このように、OKBはOKXのサービスをよりお得に、そして便利に利用するための鍵となる存在です。

OKBの主な特徴

OKBは、他の取引所トークンと比較して独自の強みを持ち、投資家やトレーダーに多様なメリットを提供します。以下に、OKBの主な特徴をリストアップします。

特徴①：OKX取引所での多くの優遇アリ

OKBは、グローバルな世界的取引所OKXにおいて以下のような場面で利用されます。

1. 取引手数料の割引（最大40％）
2. OKX Jumpstart（IEOプラットフォーム）への参加
3. 資産管理ツール（Earn）でのステーキングや貸付け
4. 投票システムへの参加

OKBの最も魅力的な特徴の一つは、OKX取引所での取引手数料割引です。

OKB保有量に応じて、ユーザーは最大40%の手数料割引を受けられます。月間取引量が多いトレーダーは、OKBを保有することで大幅なコスト削減を実現し、投資効率を高めることができます。

その他にもIEO（新通貨上場の際に優先される）に参加出来たり、ステーキングや貸付（OKBを預けているだけで金利のようなものを獲得できる）など多くのユースケースがあります。

OKJでは、販売所形式でスプレッドを抑えたお得なOKB購入が可能です（取引手数料無料）。また、取引所形式でもスプレッドがほぼなく、コスト効率の高い取引ができます（取引手数料あり）。

現在、OKJではステーキングやIEO参加などのOKX特有のサービスは提供されていませんが、今後サービス拡大の可能性があります。

特徴②：OKBトークンバーンによる価値維持

OKXは、OKBの価値を維持・向上させるために、3か月ごとにトークンバーン（焼却）を実施しています。

このプロセスでは、取引所の手数料収入の30%を用いて市場からOKBを買い戻し、それを焼却します。これにより、市場に流通するOKBの総量が減少し、希少性が高まることで価格の安定や上昇が期待されます。

トークンバーン（焼却）で価値が向上する仕組み
例：100枚しかない通貨で1枚の価値が1万円（全体の価値は100万円）と仮定して、100枚のうち50枚を焼却してしまうと1枚の価値が単純に2万円になるという仕組み。

OKXのトークンバーンは、その詳細を公式ウェブサイトで公開しています。この透明性は、投資家の信頼を高める要因となっています。

特徴③：OKXチェーン（X Layer）とエコシステムの拡大

OKBは当初イーサリアムベースのERC-20トークンとして発行されましたが、現在はOKXチェーン（X Layer）を基盤に運用されています。

OKXチェーンは、DeFi（分散型金融）、NFT、DAOなどのWeb3領域での展開を強化しており、OKBはこれらのサービスで基軸通貨として機能します。

今後、OKXチェーンのスケーラビリティ向上や新サービス追加により、OKBのユーティリティはさらに拡大する見込みです。

この多機能性により、OKBは単なる取引所トークンを超え、ブロックチェーンエコシステム全体でのユーティリティを持つ資産として位置づけられています。

OKBの将来性

OKBの将来性は、OKX取引所の成長と暗号資産市場全体の動向に密接に結びついています。以下のポイントで、OKBの将来性を評価します。

OKBの将来性は、発行元であるOKXの成長と密接に結びついています。OKXがユーザー数を増やし、新しいサービスを次々とローンチすることで、OKBの需要はさらに高まります。

特に、OKXはデリバティブ取引やDeFi、NFTなど、最新の技術トレンドを積極的に取り入れており、これらの分野の成長がOKBの価値を押し上げる可能性があります。

また、仮想通貨市場全体が拡大し、より多くの投資家が市場に参入すれば、OKXの利用者が増え、結果的にOKBの需要も増加します。しかし、競争も激しく、他の大手取引所が発行するプラットフォームトークンとの差別化も重要です。OKBは、IEOやOKB Earnといった独自のユーティリティを通じて、競合との差別化を図っています。

加えて、OKBは発行上限枚数が定められており、定期的なトークンバーン（焼却）によって流通枚数が減らされています。このバーンは、トークンの希少性を高め、長期的な価格安定に貢献する仕組みです。

一方で、規制動向や仮想通貨市場全体の下落局面では、OKBの価格も影響を受ける可能性があります。投資を検討する際は、これらのリスクも十分に理解しておくことが重要です。

市場動向と将来性の分析

暗号資産市場は成長を続けており、OKBの将来性もこのトレンドに支えられています。以下に、市場動向とOKBの展望をリスト形式でまとめます。

• 市場成長：
  • グローバル暗号資産市場は、2021年から2028年までに11.1%のCAGRで成長（Fortune Business Insights）。
  • DeFi市場は2025年までに2,300億ドル規模に拡大予測（Statista）。
  • NFT市場の拡大がOKXのNFTマーケットプレイスとOKBの需要を牽引。
• OKXの戦略：
  • 新興市場（アフリカ、東南アジア）への進出強化。
  • Web3プロジェクトへの投資拡大（例：OKX Venturesによるブロックチェーンスタートアップ支援）。
  • セキュリティ強化：2020年のDDoS攻撃後、2FAやコールドウォレット運用を強化。
• リスク要因：
  • 規制リスク：インドや中国での暗号資産規制が取引所に影響。
  • 市場ボラティリティ：2022年の下落相場でOKBは一時下落も、回復力はBNB並み。
  • 競合リスク：Binance、Coinbaseなど他取引所のトークンとの競争。

OKBトークンの価格と予想

OKBの価格推移（5年）

OKBの価格は、2019年以降、暗号資産市場の動向やOKXのエコシステム拡大に伴い、顕著な成長を見せています。以下に、過去5年間（2019年～2024年）の価格推移を詳細にまとめます。

年	平均価格 (USD)	最高値 (USD)	最安値 (USD)
2019	$1.53	$2.62	$1.25 (5月)
2020	$5.07	$7.50	$2.80
2021	$18.05	$43.78	$8.50
2022	$12.56	$20.00	$10.00
2023	$46.01	$58.00	$30.00
2024	$49.20	$73.83 (3月)	$30.17

• 2019年: OKBは取引開始直後の5月に最安値$1.25を記録。年末には$2.62まで上昇し、164.3%の成長を達成。トークンバーン開始が価格安定に寄与。
• 2020年: 平均価格$5.07で、OKXチェーンのテストネット公開や大規模トークンバーン（7000万OKB）が価格上昇を後押し。市場全体の成長も影響。
• 2021年: 暗号市場の強気相場で最高値$43.78を記録。OKXのDeFiやNFTサービスの拡大が需要を牽引し、年間成長率140.67%。
• 2022年: 下落相場で価格は一時$10.00まで下落したが、OKXのグローバル展開とトークンバーンにより回復。平均価格$12.56。
• 2023年: 市場の回復とOKXのWeb3戦略強化により、平均価格$46.01。最高値$58.00を記録。
• 2024年: 3月に過去最高値$73.83を達成。OKXチェーン（X Layer）の進化やDeFi/NFT需要が価格を押し上げたが、年末には$46～$49で安定。

OKB 価格予測 2025

OKBの2025年の価格予測は、OKXのエコシステム拡大、トークンバーン戦略、暗号資産市場の成長トレンドに基づいて行われます。以下に、専門家の予測と要因をまとめます。

• Wallet Investor: 2026年に最大$89、2025年末には$70～$80の可能性。
• Bitget: 2025年後半に平均$103.87、最高$133.77（ROI 166.27%）。
• GOV Capital: 5年で3倍の成長可能性（2025年末で$90～$100）。

• OKXの成長: OKXは世界第2位の取引量を誇り、DeFi、NFT、Web3サービスの展開がOKBの需要を押し上げる。
• トークンバーン: 2023年9月時点で約7018万OKBが焼却済み（総供給量の23.4%）。2025年も継続予定で、供給量減少が価格上昇を後押し。
• 市場トレンド: 暗号資産市場は2025年までに11.1%のCAGRで成長予測（Fortune Business Insights）。DeFi市場の2300億ドル規模拡大がOKBのユーティリティを強化。

• 規制リスク: インドや中国の規制強化がOKXのグローバル展開に影響する可能性。
• 市場ボラティリティ: 2022年のベアマーケットのような下落局面で一時的な価格下落リスク。
• 競合: BNB（Binance）やCRO（Crypto.com）との競争が価格に影響。

予測時期	平均価格 (USD)	最高値 (USD)	ROI（現在$46.61から）
2025年8月	$103.87	$118.69	136.24%
2025年12月	$110.00	$133.77	166.27%

投資のポイント:

• OKBは、OKXの新サービス（例：OKXチェーンのスケーラビリティ向上、NFTマーケットプレイス拡大）に連動して価格が上昇する傾向。
• 日本ではOKJで簡単に購入可能。業界最狭スプレッドでコスト効率が高い取引が魅力。
• 投資前に、CoinMarketCapで最新価格やトレンドを確認し、市場リスクを考慮した慎重な判断を。

OKB価格の結論

2025年のOKB価格は、OKXのエコシステム強化と市場成長により、$70～$133の範囲で推移する可能性が高いです。

トークンバーンやステーキング需要が価格の安定を支える一方、規制や競合リスクに注意が必要です。OKJでの購入を検討する投資家は、OKJ公式サイトで口座開設を始め、最新の市場動向をチェックしましょう。

OKBが買える取引所と買い方

日本国内では、OKBは、国内取引所のOKJ（オーケージェ）が取り扱っています。

国内で取扱いが開始するまではOKグループのグローバル版のOKX取引所で購入することしかできませんでしたが、現在では金融庁に認可されている国内取引所OKJで安心して購入することが可能です。

• OKJ
  • 国内最狭スプレッドで売買がお得

日本でOKBを買うならOKJがおすすめ

OKJは金融庁認可の国内取引所で、業界最狭スプレッドと豊富な銘柄が特徴です。日本円で直接OKBを購入でき、初心者でも簡単に取引を始められます。

OKB購入方法手順

国内取引所では以上のように4ステップでOKBを購入することが可能ですよ。

OKJでは簡単に購入できる販売所でもOKBを購入可能です。しかも販売所では、スプレッドと呼ばれる売買価格差が国内最狭なので、非常にお得にOKBを購入することが可能です。（取引手数料無料）

もちろんOKJは販売所だけではなく、スプレッドがほとんどない取引所形式でもOKBを購入することもできますよ。（取引手数料あり）

OKBについて【まとめ】

仮想通貨OKBは、OKX取引所のネイティブトークンとして、投資家に多くのメリットを提供します。以下に、OKBのポイントを簡潔にまとめます。

トークンの役割	OKX取引所のユーティリティトークン。手数料割引、IEO参加、ステーキングに使用。
実用性の高さ	OKX内での機能が豊富（取引手数料の割引、ステーキング、投票など）
トークンバーン制度	四半期ごとにバーンが実施され、供給が減って価値の上昇圧力が高まる
価格推移	2019年$1.25から2024年$73.83（ATH）。5年で約2964%成長。
将来性	OKXの成長やOKBChainの開発によって、Web3やDeFiへの活用が期待される
価格安定性	トークンバーンとPoSにより、アルトコインの中でも変動が比較的穏やか。
購入方法	日本ではOKJで購入可能（販売所・取引所形式）。海外ではOKX、Gate.ioなど。
注意点	規制リスクや市場ボラティリティに注意。OKXの動向を随時チェック。

OKBは、OKXのグローバル展開とOKXチェーン（X Layer）の発展により、Web3やDeFiでのユーティリティ拡大が期待されます。日本ではOKJで簡単に購入でき、業界最狭スプレッドでコスト効率の高い取引が可能です。投資を検討する際は、CoinMarketCap等で最新の価格動向を確認し、規制や市場リスクを考慮した慎重な判断が重要です。

日本国内ではグローバル版のOKX取引所は利用できませんが、現在、OKBは、国内取引所OKJ取引所で簡単に購入できるようになっています。

OKBのFAQよくある質問