ミームコイン(MEME)──名前だけ聞くと「ミームコイン全般」の話かと思いきや、実は固有のプロジェクト名です。
月間2億人が利用する世界最大級のミームプラットフォーム9GAG(ナインギャグ)が立ち上げたWeb3ベンチャースタジオMemeland(ミームランド)。そのエコシステムを支えるネイティブトークンが、この「MEME」です。
2023年11月にローンチされ、翌2024年3月には史上最高値0.056ドルを記録。しかし2026年4月現在は約0.0006ドルと、ピークから約99%下落した水準で推移しています。
公式ホワイトペーパーには「No utility. No roadmap. No promises.(ユーティリティなし。ロードマップなし。約束なし。)」と堂々と書かれている、ある意味とても正直なトークン。でも、その裏ではNFTコレクション、DAO、さらにはMemePay決済カードなど、着々とエコシステムは広がっています。
この記事では、MEMEの基本情報から特徴、価格推移、トークノミクス、将来性まで、2026年最新の情報を交えて解説します。

「ユーティリティなし」って自分で言い切ってるのが逆に潔くて面白いよね。でも本当に何もないわけちゃうから、ちゃんと中身を見ていこか!

えっ、公式が「役に立たない」って言ってるの?それで時価総額3,000万ドル超えてるってどういうこと…?
仮想通貨ミームコイン(MEME)とは

ミームコイン(MEME)は、世界的なミームプラットフォーム9GAGのCEORay Chan(レイ・チャン)氏が率いるWeb3ベンチャースタジオMemelandが発行するネイティブトークンです。
9GAGといえば、2008年の設立以来、世界中で月間2億人以上が利用するミーム共有サイト。その巨大なコミュニティ基盤をWeb3に橋渡しするプロジェクトとして2022年4月にMemelandが始動し、翌2023年11月に$MEMEトークンがローンチされました。

9GAG(ナインギャグ)とは?
ミームコイン(MEME)の概要
| 通貨名 | Memecoin(ミームコイン) |
|---|---|
| ティッカーシンボル | |
| トークン規格 | ERC-20(Ethereum) |
| 発行元 | Memeland(9GAGのWeb3ベンチャースタジオ) |
| CEO・ファウンダー | Ray Chan(9GAG CEO) |
| ローンチ | 2023年11月3日 |
| 総供給量 | 690億MEME |
| 流通量 | 約625億MEME(約90%アンロック済み) |
| 主な役割 | Memelandエコシステムのコミュニティトークン・DAO投票権 |
| 主要投資家 | Binance Labs・Animoca Brands・Y Combinator |
| 公式サイト | memecoin.org / memeland.com |
ひとつ面白いのが、MEMEの公式ホワイトペーパーには「ユーティリティなし、ロードマップなし、約束なし。ただ100%ミーム。」と記載されている点です。ミーム文化そのものの精神を体現する、ある意味「潔さ」を売りにしたトークンとも言えます。
ただし実態を見ると、NFTコレクションのステーキング報酬やMemeland DAOのガバナンス投票に使われており、「本当にゼロ」というわけではありません。公式の自虐はあくまでブランディング戦略の一環と考えたほうがいいでしょう。
- 世界最大級のミームサイト9GAGが母体
- Web3ベンチャースタジオMemelandのネイティブトークン
- 公式が「ユーティリティなし」と宣言する自虐系ブランディング
- Binance LabsやAnimoca Brandsなど有力VCが投資
- Ethereum上のERC-20トークン、総供給量690億枚

つまり、9GAGっていう超有名なミームサイトの会社が「ミーム文化をWeb3に持ってきた」ってこと?

そう!月間2億人のユーザー基盤がある会社が本気でWeb3やってるってのがMEMEのバックグラウンドやねん。名前はふざけてるけど、裏にいるチームはけっこうちゃんとしてるんよ。

なるほど、「名前はジョークだけど運営はガチ」ってパターンか。面白いな。
ミームコイン(MEME)の特徴
MEMEは一般的な「ミームコイン」のカテゴリに属しつつも、9GAGという実績あるWeb2企業をバックに持つことで独自のポジションを確立しています。主な特徴を整理すると以下のとおりです。
特徴①月間2億人のWeb2基盤

ほとんどのミームコインは「ゼロからコミュニティを作る」必要がありますが、MEMEの場合はすでに9GAGという巨大コミュニティが存在している点が最大の武器です。
9GAGは2008年にRay Chan氏が香港で設立。Y CombinatorやFirst Round Capitalといった著名アクセラレーターにも参加した実績を持つ、ミームサイトとしては異例のスタートアップ出身企業です。このWeb2で培った15年以上のコミュニティ運営ノウハウが、Memelandの基盤になっています。
特徴②「ユーティリティなし」宣言のブランディング

MEMEのトークンセール時のキャッチコピーは、「No utility. No roadmap. No promises. No expectation of financial return. Just 100% memes.」というものでした。
実用性なし。ロードマップなし。約束なし。金銭的見返りの期待なし。ただひたすらミームだけ。
一見すると投げやりに見えますが、これは意図的なポジショニングです。「将来○○ができます」と過大な約束をして後で叩かれるよりも、最初からハードルをゼロに設定しておいて、成果が出たら”うれしいサプライズ”にするという戦略です。9GAG CEO Ray Chan氏が繰り返し語る「underpromise and overdeliver(少なく約束して、多く届ける)」の精神が表れています。

ここは評価が分かれるとこやけど、仮想通貨業界で「できもしない約束を並べ立てて集金」するプロジェクトが山ほどある中で、正直さという点では好感持てるよね。
特徴③3つのNFTコレクションとMemeland DAO
Memelandエコシステムの中核を成すのが、3つの段階的なNFTコレクションです。
| コレクション | 発行数 | 特徴 |
|---|---|---|
| You The Real MVP | 420枚 | 最上位のプレミアムメンバーシップ。ブラインドオークションで販売 |
| The Potatoz | 9,999枚 | フリーミント。ポテト型のPFPで、ステージ進化の仕組みあり |
| The Captainz | 9,999枚 | フリーミント。ポテト型のPFPで、ステージ進化の仕組みあり |
特にThe CaptainzのホルダーはMemeland DAOの意思決定に参加できるため、NFTとMEMEトークンが連動してガバナンスを形成する構造になっています。
特徴④有力VCが出資
2024年1月にはBinance LabsがMEMEへの投資を発表。それ以前からAnimoca Brandsの調査部門、Y Combinator出身の9GAGチームを通じた人脈など、Web3業界の主要プレイヤーとの接点があります。
| 出資・提携先 | 備考 |
|---|---|
| Binance Labs | 2024年1月に投資を発表 |
| Binance Launchpool | MEMEのトークン配布に参加 |
| Animoca Brands | Web3ゲーム・NFT分野の大手VC |
| Y Combinator | 9GAG時代にアクセラレーター参加 |

Binance Labsとは?
特徴⑤MemePay──ミームコインで買い物できるデビットカード(ただし普及はまだこれから)
2024年のBinance Blockchain Weekで発表されたMemePayは、MEMEトークンやDOGE、SHIB、PEPEなどの主要ミームコインを使って、実店舗やオンラインショッピングで決済できるデビットカードです。
仕組みとしてはSTEPN(GMT)のGMT Payに近く、仮想通貨を法定通貨に変換して使う形態になります。面白い試みではありますが、現時点での普及度は限定的で、Memelandコミュニティ内のコアユーザーが中心です。

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特徴⑥690億枚・アンロック90%超のトークノミクス
MEMEの総供給量は690億枚。2026年4月時点で約90%がすでにアンロック済みです。
注目すべきは、エアドロップ(25%)とエコシステム(30%)で過半数を占めている点。コミュニティへの還元を重視した配分設計と言えますが、逆に言えば供給量が非常に多く、希少性という意味では弱いです。
バーンメカニズムなどの明確なデフレ施策は現時点では確認されておらず、この点はビットコインやGMTなど供給上限+バーンを持つトークンとは異なります。
- 9GAGの月間2億人コミュニティが母体
- 「ユーティリティなし」を掲げる自虐系ブランディング
- 3つのNFTコレクション+Memeland DAOが稼働
- Binance Labs・Animoca Brands等が出資
- MemePayデビットカード(普及はまだ限定的)
- 総供給690億枚の90%がアンロック済み(デフレ施策は未確認)

ぶっちゃけ、NFTとかDAOとか色々あるのに「ユーティリティなし」って言い張るの、矛盾してない?

うん、そこは完全にブランディング戦略やね。実際にはDAOの投票権もあるしステーキングもある。ただ、「約束はしないけどやることはやる」っていうスタンスが9GAGらしいっちゃらしいよ。
ミームコイン(MEME)の価格
以下はMEME/USDTのBinance(バイナンス)のリアルタイムチャート。
MEMEはローンチから約2年半が経過しましたが、非常に激しい値動きを見せてきました。ミームコイン特有の「センチメント駆動」が色濃く出ている銘柄です。
ミームコイン(MEME)の価格推移
- 2023年10月トークンセール
ウェイトリスト開始からわずか42分で1,000万ドルを調達
- 2023年11月ローンチ
Binance等に上場、初値約0.01ドル前後
- 2024年1月Binance Labs出資
投資発表で一時上昇
- 2024年3月ATH
史上最高値0.056ドルを記録
- 2024年後半下落期
市場全体の調整とミームブーム一服で下落、年末約0.011ドル
- 2025年1月2025年
約0.011ドル → 年末約0.001ドルまで下落(年間-90%)
- 2026年1月2026年
約0.0015ドル → さらに下落
- 2026年4月ATL
史上最安値0.00049ドルを更新
- 2026年4月現在
約0.0006ドルで推移、時価総額約3,500万ドル
| 時期 | 価格帯 | 主なトピック |
|---|---|---|
| 2023年11月 | 約0.01ドル | ローンチ+エアドロップ |
| 2024年1月 | 約0.01〜0.02ドル | Binance Labs出資 |
| 2024年3月 | 最高0.056ドル | ATH記録 |
| 2024年末 | 約0.011ドル | ミームブーム一服 |
| 2025年末 | 約0.001ドル | 年間-90%の大幅下落 |
| 2026年4月 | 約0.0006ドル | ATL圏内で推移 |
ATHの0.056ドルから見ると約99%下落という状況です。ミームコイン全体の市場が冷え込んでいることに加え、MEMEの場合は「明確なユーティリティ不足」が長期保有者の離脱を招いている面もあります。
ミームコイン(MEME)の価格予想
ミームコインの価格予想は、技術系トークン以上に「当てにならない」ことを前提に見ておく必要があります。ファンダメンタルズよりもSNSのバズや市場のセンチメントに大きく左右されるためです。
| 時期 | 弱気シナリオ | 中立シナリオ | 強気シナリオ |
|---|---|---|---|
| 2026年末 | 約0.0004ドル | 約0.001ドル | 約0.003ドル |
| 2027年 | 約0.0003ドル | 約0.001ドル | 約0.005ドル |
| 2028年 | 約0.0002ドル | 約0.002ドル | 約0.010ドル |
強気派の根拠はMemePay普及、9GAGのブランド力によるWeb2ユーザーの流入、次のミームサイクルでの再注目などです。一方で弱気派は、供給量の多さ、ミームコイン市場全体の萎縮、明確なユーティリティの欠如を懸念材料として挙げています。

ミームコインの価格予想の注意点

正直、ミームコインの価格予想ってほぼ占いに近いんよね。でも「この銘柄に何が起こったら上がるか・下がるか」のシナリオを考えておくこと自体は大事やよ。
ミームコイン(MEME)の将来性
MEMEの将来性は「ミームコイン全体の市場サイクル」と「Memeland独自のエコシステム展開」の2軸で考える必要があります。
ミームコイン(MEME)の市場動向と将来性の分析
- ミームコインはファンダメンタルズ分析が通用しにくい
- ATHから99%下落は「安い」のではなく「市場が評価していない」可能性
- 690億枚の供給量に対しバーン等のデフレ施策が未確認
- 最悪のシナリオとしてプロジェクトの実質停止もあり得る
- 必ず余剰資金かつ失ってもいい金額で
将来性を冷静にまとめると、「9GAGブランドが生きている限り完全にゼロにはなりにくいが、ここから大きく復活するにはミーム市場全体のサイクル回復が不可欠」という立ち位置です。
MEMEは「技術の優位性で勝つ」タイプのトークンではなく、コミュニティの熱量と文化的な面白さで生き残るタイプの銘柄です。この特性を理解したうえで、「投資」というよりも「参加料」として少額で関わるのが、リスクとリターンのバランスとしては現実的でしょう。

ぶっちゃけた話、MEMEは「投資」ってよりも「ミーム文化に乗っかるチケット」くらいの温度感で見たほうがええと思う。ガチで資産形成したいならビットコインやイーサリアムが先やね。

確かに、「失っても笑える金額」で遊ぶにはちょうどいい感じかもな。でも間違っても全財産突っ込むやつじゃないな。
ミームコイン(MEME)が買える取引所

2025年11月4日にOKJが国内初上場でミームコイン(MEME)の取扱いを開始しました。今後も多くの国内取引所での取扱いが予想されます。
- OKJ(オーケージェ)
業界最狭水準のスプレッド

2026年4月現在、国内ではミームコイン(MEME)を買える取引所はOKJだけやよ!
ミームコイン(MEME)の購入方法手順
- Step1OKJ(オーケージェ)で口座開設
- Step2本人確認
- Step3日本円の入金
- Step4MEMEを購入
OKJ(オーケージェ)では簡単に購入できる販売所でも、板取引の取引所でもMEMEを購入可能です。しかし、販売所ではスプレッドと呼ばれる売買価格差があり、実質的に購入額の約5%ほどが手数料として差し引かれます。※2026年4月23日現在では実際に8.72%のスプレッドがありました。
取引所の板取引では、手数料「0.07%(メイカー)~0.14%(テイカー)」でスプレッドもほとんどないので、最もお得にMEMEを購入可能です。
まとめ
ミームコイン(MEME)は、世界最大級のミームプラットフォーム9GAGが手掛けるWeb3プロジェクト「Memeland」のネイティブトークンです。公式が「ユーティリティなし」と宣言する異色のブランディングですが、裏ではNFTコレクション、DAO、Binance Labs出資、MemePay決済カードなど、それなりの基盤が整っています。
| 観点 | まとめ |
|---|---|
| 概要 | 9GAGのWeb3ベンチャー「Memeland」のネイティブトークン |
| 特徴 | 自虐ブランディング・NFT連動DAO・有力VC出資 |
| 価格動向 | ATH 0.056ドル → 2026年4月時点0.0006ドル付近(-99%) |
| トークノミクス | 690億枚中90%アンロック済み。バーン施策は未確認 |
| 将来性 | 9GAGブランドが命綱。復活にはミーム市場サイクルの回復が前提 |
| 注意点 | ミームコイン特有のハイリスク。余剰資金かつ少額で |
一番大事なのは、MEMEを「技術系トークンと同じ物差しで測らない」ことです。ミームコインはコミュニティの熱量がすべて。9GAGという実績あるブランドがいつまで本気でMemelandにコミットするか──ここが最大の判断材料になります。
FAQ
- Qミームコイン(MEME)と「ミームコイン」はどう違うの?
- A
「ミームコイン」はDOGE・SHIB・PEPE等を含むジャンル全体を指す一般名詞です。一方、「ミームコイン(MEME)」はMemeland/9GAGが発行する固有のトークン名(ティッカー:MEME)です。名前が紛らわしいですが、別物です。
- QMEMEは本当に「ユーティリティなし」なの?
- A
ホワイトペーパー上はそう記載されていますが、実際にはMemeland DAOの投票権やNFTステーキング報酬、MemePay決済などのユースケースが存在します。「約束はしないが、やることはやる」というブランディング戦略と理解したほうが実態に近いです。
- QMEMEを持っているだけで報酬はもらえる?
- A
単純保有だけでは報酬は発生しません。Memeland NFT(特にThe CaptainzやThe Potatoz)を保有・ステーキングすることで、MEMEトークンの報酬を得られる仕組みです。
- QMEMEは今から買っても意味ある?
- A
「意味がある/ない」は投資判断になるため断言はできません。ATHから99%下落しているのは事実ですが、ミームコインは「コミュニティの盛り上がり次第で突如急騰する」ことも過去に何度もありました。投資ではなく「ミーム文化への参加チケット」くらいの温度感なら、少額で持つ選択肢はあるでしょう。ただし、さらに下落して限りなくゼロに近づくリスクも十分にあります。
- QMEMEとDOGEやPEPEは何が違うの?
- A
DOGEやPEPEはミームから自然発生的に生まれたコミュニティ主導のトークンです。一方、MEMEは9GAGという企業がバックにいて、NFTエコシステムやDAOを設計したうえでリリースされた「企業発のミームトークン」です。運営主体の透明性が高いぶん、コミュニティの自走力ではDOGEやPEPEに劣る面もあります。
- QMemePayは日本でも使えるの?
- A
MemePay自体はグローバル展開を目指していますが、日本での利用には税務上の注意が必要です。仮想通貨での決済は利確扱いとなり、雑所得として課税対象になります。利用を検討する場合は、事前に税理士等への相談をおすすめします。



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