「歩くだけで仮想通貨が稼げる」──2022年、そんなキャッチーな仕組みで世界中を席巻したのがSTEPN(ステップン)です。そしてそのエコシステムを支えるガバナンストークンがGMT(Green Metaverse Token)。
一時は時価総額が数千億円規模まで膨らみましたが、2026年現在、GMTの価格は1円台にまで落ち着いています。ただ、その裏ではMastercard連携の決済サービスやadidasとのコラボなど、ファンダメンタル面での進化が着実に進行中です。
この記事では、STEPN(GMT)の基本的な仕組みから、これまでの価格推移、話題の「GMT Pay」、そして今後の将来性まで、2026年最新情報を交えて丁寧に解説していきます。

一世を風靡したSTEPNやけど、今はどうなんやろ?最近の動きも含めて深掘りしていこう!

名前は聞いたことあるけど、GMTとGSTの違いすらわからない…ゼロから教えてほしい!
仮想通貨STEPN(GMT)とは

STEPN(ステップン)は、オーストラリアを拠点とするWeb3開発スタジオFSL(Find Satoshi Lab)が開発した、Move to Earn(M2E)をコンセプトにしたスマホアプリです。ユーザーはNFTスニーカーをアプリに装備し、実際に屋外を歩いたりジョギングしたりするだけで、報酬として仮想通貨を獲得できる、という仕組みになっています。

Move to Earn(M2E)とは?
そしてSTEPNのエコシステム全体を支えるガバナンストークンがGMT(Green Metaverse Token)。ティッカーシンボルも「GMT」として、世界各国の取引所で流通しています。
STEPN(GMT)の概要
まずは基本情報を表で整理しましょう。
| 通貨名 | STEPN(ステップン) |
|---|---|
| ティッカーシンボル | GMT |
| 正式名称 | Green Metaverse Token |
| 発行元 | FSL(Find Satoshi Lab) |
| ローンチ | 2022年3月(Binance IEO) |
| 対応チェーン | Solana/BNB Chain/Ethereum/Polygon |
| 最大供給量 | 60億GMT |
| 流通量 | 約31億GMT(2026年4月現在) |
| 主な役割 | ガバナンス・アップグレード・ミント・決済 |
| 公式サイト | stepn.com |
GMTは単なる「歩いて稼ぐための報酬トークン」ではなく、STEPNエコシステム全体の意思決定に関わるガバナンス権を持つ、いわば「運営の根幹」に関わる通貨です。
ここ数年、FSLはSTEPN単体にとどまらず、STEPN GO、Gas Hero、MOOAR、DOOAR、GMT Payといった複数のサービスを展開してきました。GMTはそのすべてを横断的に使えるハブ的な通貨として進化を続けています。
- Move to Earnのパイオニア的存在で、世界中に570万人超のユーザー基盤
- オーストラリアの開発スタジオFSLが運営
- GMTはアプリ内のガバナンストークン+複数サービスの共通通貨
- 2022年3月にBinance IEOを経て上場

単なるお小遣い稼ぎアプリやと思ってたら大間違いやよ。GMTはFSLエコシステム全体の「キー通貨」になってるんよ。

つまり超ざっくり言うと、「アプリ入れてスニーカーのNFT買って、外歩いたら仮想通貨もらえる」ってこと?

そう、ほんまにそれ!歩けば歩くほど報酬がもらえて、しかもその報酬をそのまま買い物に使えたり、取引所で売れたりするっていう仕組みなんよ。健康にもなるし一石二鳥やんね。

なるほど、「歩いて稼げるアプリ」で、GMTはその経済圏を回すための大事な通貨ってわけか。シンプルにすごいね。
STEPN(GMT)の特徴
STEPN(GMT)には、他の仮想通貨と一線を画すユニークな特徴がいくつもあります。主なポイントを整理すると、以下のとおりです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
特徴①「歩いて稼ぐ」M2Eコンセプト

STEPN最大の特徴は、やはり「身体を動かすことで暗号資産を稼げる」という仕組みそのものです。従来のブロックチェーンゲームは「ゲーム内でプレイして稼ぐ(Play to Earn)」が主流でしたが、STEPNは現実の運動をゲーム的な報酬システムと結びつけました。
具体的な流れは以下のとおりです。
- NFTスニーカーを購入(マーケットプレイスまたはミントで入手)
- アプリにウォレットを連携し、スニーカーを装備
- 屋外で歩く・走ると、スニーカーの性能に応じてトークンを獲得
- 獲得したトークンは、レベルアップや新スニーカー作成、取引所での売却に利用可能
健康増進と収益の両立を目指す発想は革新的で、リリース当時は世界中のユーザーを巻き込む社会現象となりました。
特徴②デュアルトークン設計(GMTとGST)

STEPNではGMTとGSTという2つの通貨が使われています。これが初見だと結構ややこしいので、表で整理しておきましょう。
| 項目 | GMT | GST |
|---|---|---|
| 正式名称 | Green Metaverse Token | Green Satoshi Token |
| 役割 | ガバナンストークン | ユーティリティトークン |
| 最大供給量 | 60億(上限あり) | 無制限(インフレ型) |
| 主な用途 | 高レベルアップグレード・投票権・GMT Pay決済 | レベル上げ・ミント・日常報酬 |
| 獲得条件 | レベル30以上のスニーカーが必要 | 低レベルから獲得可能 |

GSTは毎日のお小遣い、GMTは投票権+特別アクセス権ってイメージやね。

なるほど、GMTのほうが”格上”って感じなんやな。
特徴③マルチチェーン対応
STEPN(GMT)はSolana(ソラナ)、BNB Chain(BNBチェーン)、Ethereum(イーサリアム)、Polygon(ポリゴン)の4つのブロックチェーンに対応しています。
| チェーン | 特徴 | 向いているユーザー |
|---|---|---|
| Solana | 高速・低手数料 | スムーズなゲーム体験を求める人 |
| BNB Chain | Binanceエコシステムとの連携が強い | Binance中心に運用する人 |
| Ethereum | NFT市場との親和性が高い | NFT売買をメインにしたい人 |
| Polygon | 低コストのレイヤー2 | 取引頻度が高いユーザー |
このマルチチェーン対応により、ユーザーは自分のスタイルに合ったチェーンを選べるようになっています。GMT自体も各チェーン上で流通しており、中央集権型取引所(CEX)でもDEXでも取引可能です。
特徴④拡大するFSLエコシステム
STEPNを開発するFSLは、STEPN単体の成功にとどまらず、複数のWeb3サービスを矢継ぎ早に展開してきました。
| サービス | 内容 |
|---|---|
| STEPN | 元祖Move to Earnアプリ |
| STEPN GO | 進化版のライフスタイルアプリ(2024年〜) |
| Gas Hero | ソーシャルストラテジーゲーム |
| MOOAR | NFTマーケットプレイス |
| DOOAR | FSL独自の分散型取引所(DEX) |
| GMT Pay | Mastercard提携のWeb3決済サービス |
GMTはこれらすべてのサービスで共通通貨として使える設計になっており、エコシステム全体が成長すればするほど、GMTの利用シーンも広がっていく構造です。
特徴⑤Mastercard連携「GMT Pay」─面白い試みだけど現状はニッチ

2025年4月に本格始動したGMT Payは、FSLがMastercardと提携して発行する仮想Mastercardギフトカードです。50ドル・100ドル・200ドル・300ドルの各デノミから選べて、GMTやGGTなどのトークンでカードを購入すると、Amazon、Spotify、Netflixといったオンラインサービスや、Mastercard加盟の実店舗で利用できます。Apple PayやGoogle Payにも対応しています。
仕組み自体は「Web3で稼いだ報酬をそのまま日常の買い物に使える」という、なかなか面白い発想です。取引所で売る→銀行に送金する→やっとお金として使える、という従来の面倒なステップを飛ばせるのはメリットと言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カード種類 | 仮想Mastercard(プリペイド型) |
| 額面 | 50/100/200/300ドル |
| 対応決済 | Apple Pay/Google Pay/オンライン/実店舗 |
| 対応トークン | GMT/GGT/USDT/SOL/POLなど |
| 発行手数料 | 額面の3%+初回1ドル |
ただし、正直なところ普及はまだかなり限定的です。SNSやレビューを見ても、利用しているのはSTEPN系のインフルエンサーやコアユーザーが中心で、一般層にはほとんど浸透していないのが現状です。ブラウザ版もリリースされてアプリなしでも使えるようにはなりましたが、そもそも「GMT Payを使うために新しくGMTを買う」という動機が生まれにくいため、あくまでSTEPN/STEPN GOのアクティブユーザー向けのサービスという位置付けです。

日本居住者は「利確=課税」に要注意

えっ、歩いて稼いだGMTをそのまま使えるって最強じゃん!って思ったけど、使った時点で税金かかるのか…。

そうなんよ。仕組みとしては面白いんやけど、日本だと使うたびに利確扱いになるから、確定申告が複雑になるリスクもあるんよね。しかも現状、使ってるのはSTEPNガチ勢がほとんどやから、「世界を変える決済革命!」みたいな温度感ではまだ全然ないかな。将来化ける可能性はゼロやないけど、過度な期待は禁物やね。
特徴⑥供給上限とバーンメカニズム
GMTは最大供給量が60億枚に制限されており、さらに各種取引やミント手数料として使われたGMTの一部がバーン(焼却)される仕組みを持っています。
- 最大供給量:60億GMT(固定)
- 現在の流通量:約31億GMT(2026年4月時点)
- バーン対象:スニーカーのミント手数料、一部ゲーム内取引、エコシステム買い戻し
ビットコインと同様に「希少性」を意識した設計で、長期的には供給が絞られ、価格の下支え要因になる可能性があります。
- Move to Earnという唯一無二のコンセプト
- ガバナンス用(GMT)と日常用(GST)のデュアル設計
- マルチチェーン対応で柔軟な運用が可能
- STEPN GOやGas Heroを含む拡大するFSL経済圏
- Mastercard提携のGMT Pay(ただし普及はまだ限定的)
- 60億枚の供給上限とバーンによる希少性担保
STEPN(GMT)の価格
上記はGMT/USDTのBinance(バイナンス)のリアルタイムチャート。
GMTは2022年の登場以来、非常にダイナミックな値動きを見せてきました。最高値から最安値までの変動幅が大きいぶん、歴史を知っておくと今の価格水準の意味が見えてきます。
STEPN(GMT)の価格推移
主要なタイムラインを年ごとにまとめました。
- 2022年3月ローンチ
Binance IEOで約0.01ドルで取引開始 → 月末には約2ドル近辺まで急騰
- 2022年4月28日ATH
史上最高値4.11ドルを記録、M2Eブームのピーク
- 2022年5〜11月急落
クリプト全体のベアマーケットで90%超の下落、年末約0.36ドル
- 2023年低迷期
約0.14〜0.69ドルのレンジで推移、プロジェクト再建期
- 2024年4月adidas提携
STEPN x adidas Genesis Sneakersを発表、一時的に上昇
- 2024年8月下落
一時0.09ドル付近まで下落、底打ちの兆し
- 2025年1月〜4月GMT Pay
Mastercard連携のGMT Payを発表・公開、エコシステム
- 2025年10月ヨコヨコ
約0.043ドルで横ばい
- 2025年12月〜
2026年3月最安値史上最安値0.0093ドルを更新、長期低迷
- 2026年4月現在
約0.010〜0.011ドルで推移、時価総額約3,200万ドル規模
ATH(史上最高値)から見ると約99.7%下落という、かなり厳しい水準にあるのが現実です。ただし、トークン設計の見直しや新サービスの投入が続いており、再評価の余地を残しているとも言えます。
| 時期 | 価格帯 | 主なトピック |
|---|---|---|
| 2022年4月 | 最高4.11ドル | M2Eブームのピーク |
| 2022年末 | 約0.36ドル | クリプト冬相場で急落 |
| 2023年末 | 約0.32ドル | 再建期・プロジェクト整備 |
| 2024年8月 | 約0.09ドル | 底打ちゾーン |
| 2025年4月 | 約0.10〜0.15ドル | GMT Pay公開 |
| 2026年4月 | 約0.011ドル | ATL圏内で推移 |

ATH(史上最高値)から見ると約99.7%下落はホルダーの人からしたらホンマに厳しいよな
STEPN(GMT)の価格予想
2026年以降の価格予想は、各予想サイトや分析機関によって大きくばらついています。あくまで参考情報として見ておきましょう。
| 時期 | 弱気シナリオ | 中立シナリオ | 強気シナリオ |
|---|---|---|---|
| 2026年末 | 約0.007ドル | 約0.011ドル | 約0.022ドル |
| 2027年 | 約0.008ドル | 約0.012ドル | 約0.025ドル |
| 2028年 | 約0.005ドル | 約0.015ドル | 約0.050ドル |
強気派が挙げる材料としては、GMT Payの加盟店拡大、STEPN GOのグローバル展開本格化、FSLエコシステムでの決済利用の拡大などがあります。一方、弱気派はM2Eブームの再来は難しい、インフレ圧力が残る供給構造、ゲーミング市場の競争激化といった点を懸念しています。

価格予想の注意点

ATHの4ドルと比べたら天と地の差やけど、逆にそれだけ「跳ねしろ」があるとも言えるんよね。ただし、期待値と現実のギャップには気をつけな!
STEPN(GMT)の将来性
GMTの将来性を考えるうえでは、M2Eブーム全盛期の2022年ではなく、「2026年以降のFSLエコシステム」という文脈で見ることが重要です。単発のヒットアプリから、「Web3ライフスタイル・プラットフォーム企業」への進化をどこまで果たせるか──これがGMTの価値を決めるカギになります。
STEPN(GMT)の市場動向と将来性の分析
まずはポジティブ要因とネガティブ要因を冷静に整理しましょう。
- ATHから99%超下落している点を感情的に見ないこと
- ガバナンストークンはビットコインより値動きが激しい
- FSLエコシステム全体の成長シナリオが前提
- 必ず余剰資金で、分散投資を前提に
将来性を一言で表すなら、「ピーク時の期待」ではなく「実用性の深化」に勝負どころが移っている銘柄と言えそうです。GMT Payで一般ユーザーがWeb3を意識せず日常決済に使えるようになれば、純粋なゲームトークンから決済インフラトークンへと性格が変わる可能性もあります。

「歩いて稼ぐ」だけの時代は終わって、「稼いだ通貨を日常で使う」フェーズに入ってるわ。これが定着するかどうかが分水嶺やね。

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STEPN(GMT)が買える取引所

2026年4月20日にOKJが国内初上場でSTEPN(GMT)の取扱いを開始しました。今後も多くの国内取引所での取扱いが予想されます。
- OKJ(オーケージェ)
業界最狭水準のスプレッド

2026年4月現在、国内ではSTEPN(GMT)を買える取引所はOKJだけやよ!
STEPN(GMT)の購入方法手順
- Step1OKJ(オーケージェ)で口座開設
- Step2本人確認
- Step3日本円の入金
- Step4GMTを購入
OKJ(オーケージェ)では簡単に購入できる販売所でも、板取引の取引所でもGMTを購入可能です。しかし、販売所ではスプレッドと呼ばれる売買価格差があり、実質的に購入額の約5%ほどが手数料として差し引かれます。※2026年4月22日現在では実際に8.54%のスプレッドがありました。
取引所の板取引では、手数料「0.07%(メイカー)~0.14%(テイカー)」でスプレッドもほとんどないので、最もお得にGMTを購入可能です。
まとめ
STEPN(GMT)は、単なる「歩いて稼げる仮想通貨」から、FSLが描くWeb3ライフスタイル経済圏の基軸通貨へと変化を遂げつつある銘柄です。2022年のピーク時と比べれば価格は大きく下落していますが、その裏でGMT Pay、STEPN GO、adidas提携など、ファンダメンタル面では着実に布石が打たれてきました。
ポイントをもう一度整理しましょう。
| 観点 | まとめ |
|---|---|
| 概要 | FSLが開発するM2Eアプリ「STEPN」のガバナンストークン |
| 特徴 | デュアルトークン・マルチチェーン・拡大するエコシステム |
| 価格動向 | ATH 4.11ドルから2026年4月時点0.011ドル付近 |
| 将来性 | GMT Pay・STEPN GOの実用化が成否を分ける(現状は限定的) |
| 注意点 | 値動き・規制・競合リスクを踏まえ、余剰資金で分散投資を |
M2Eジャンルが成熟していくなかで、どのサービスが”残る側”になるか──STEPN(GMT)はその筆頭候補のひとつと言っていいでしょう。投資対象として見るなら、短期の値動きよりもエコシステム全体の拡大スピードを継続ウォッチするのがおすすめです。
FAQ
- QSTEPNとGMTって同じものなんですか?
- A
厳密には違います。STEPNはアプリ(プロジェクト)の名称で、GMTはそのエコシステムを支えるガバナンストークンです。ただし、取引所では「STEPN」という名前でGMTがリストされているケースが多く、事実上同じものとして扱われています。
- QGMTを持っているだけで報酬は入りますか?
- A
単純に保有しているだけでは報酬は発生しません。STEPNアプリ内で歩く・走る、GMT Payで使う、ガバナンス投票に参加するといったアクティブな利用が前提の設計です。
- QGMTとGSTはどちらを買うべきですか?
- A
長期的な価値保全を狙うならGMT(供給上限あり)、ゲーム内でのアクティブな運用を目的とするならGSTが中心になります。ただしGSTはインフレ型のため、トレード用途には慎重さが必要です。
- QSTEPN(GMT)は今から買っても遅くないですか?
- A
「遅い/遅くない」を断言することはできません。2026年4月時点ではATHから約99%下落している状況ですが、裏を返せばエコシステムが成長すれば大きな上昇余地があるとも言えます。余剰資金の範囲内で、分散投資の一部として検討するのが賢明です。
- QGMT Payは日本でも使えますか?
- A
GMT Pay自体はグローバルに展開されていますが、国や地域によって利用条件が異なる場合があります。利用前に公式サイト(fsl.com/gmtpay)で最新の対応状況を確認することをおすすめします。
- QSTEPNがまた2022年みたいにブームになる可能性はありますか?
- A
同じ形での再燃は難しいと見る向きが多いですが、GMT Payによる決済ユースケースの確立や、次世代アプリSTEPN GOの普及など、違う切り口からの再評価は十分あり得ます。ブームの再来よりも「じわじわ実用化」というシナリオが現実的でしょう。




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