仮想通貨チリーズ(ChiliZ)の特徴から価格やチャート、上場情報にCHZが買えるおすすめ取引所を紹介しています。チリーズについて詳しく知りたいという方はぜひ参考にしてください。
チリーズ(Chiliz)とは
いきなりですが世界中の様々なメディアから注目されている仮想通貨「チリーズ(Chiliz)」をご存知でしょうか。
世界ナンバーワンの取引量を誇る仮想通貨取引所Binance(バイナンス)がチリーズに出資したことで一躍有名になりましたね。
チリーズ(Chiliz)は、簡単に言ってしまうとスポーツやe-Sports(eスポーツ)に特化したプロジェクトです。
eスポーツは「エレクトロニック・スポーツ」の略称で、コンピューターゲームを競技と捉える際の名称
eスポーツは立派な競技スポーツの一つとして成り立っています!後ほど詳しく説明しています。
ただチリーズは、スポーツに特化した仮想通貨ということだけではなく、通貨上場前にも関わらず、とんでもない大きなファンダメンタルズを抱えていることが分かったので情報を共有したいと思います。
チリーズ(CHZ)は、どこの取引所で買えるの?ということも気になりますよね。
それではチリーズが、どのようなプロジェクトでどんな仮想通貨なのか、いつどこで買えるのかを具体的に確認していきましょう。
チリーズ(ChiliZ)概要・基本情報
通貨名称 | Chiliz(チリーズ) |
シンボル | CHZ |
総発行枚数 | 88億8888万8888 CHZ |
規格 | ERC20 → BEP2 ※移行 |
CEO | Alexandre Dreyfus |
拠点 | マルタ |
取引所 | Binance |
ホワイトペーパー | whitepaper(PDF) |
公式サイト | https://www.chiliz.com |
チリーズのICOですが、パブリックセール(一般向けの販売)は行われず、本拠地のマルタ島でクローズドのプライベートセールのみの販売となりました。
ICOでの価格は、1枚 0.032ドル(約3.5円)でした。
日本では2018年3月に泉忠司氏が代理店として販売していたようです。
この辺りが少し気になって、いろいろと調査を行いましたが、Chilizに関しては、怪しいところは見つかりませんでしたので、記事を書くことにしました。
現在は世界一の海外取引所バイナンスでチリーズ(CHZ)に上場していますよ。
チリーズ(CHZ)の特徴・メリット
出典:@musuko_crypto
チリーズを利用すると、自分がオーナーや株主になったイメージで、ファンがチームの運営に参加できるのが最大の特徴です。
それ以外にも、プロ・アマのスポーツ大会の参加費用に利用されたり、チリーズ(CHZ)をかけたゲームができたり、eスポーツゲーム内の課金で利用することができますよ。
チリーズ(Chiliz)の特徴や抑えておきたいポイントをまとめると下記。
チリーズには多くの利用方法があるんだね
チリーズの特徴も一つずつ説明しているからチェックしてね
① スポーツチームの意思決定に参加できる
チリーズ(Chiliz)の一番の特徴として『スポーツチームやeスポーツチームの意思決定に参加できる』というものがあります。
- チームに対しての要望を決定できる
- 選手のドラフトに関する投票権
- ユニホームのデザイン
等々、チリーズ(CHZ)を使って、ファンがそのチームのオーナーのような意思決定が可能になります。
今までは、観戦して応援するだけだったチームとファンとの関係が一気に縮まる画期的なプロジェクトですね。
チリーズを使ったチームの意思決定の参加は、例えるならそのチームの株主になるようなイメージです。
会社もそうですが、投資している株主からの出資が多くなれば企業も成長していくので、その企業もより努力するという相乗効果が得られますよね。
株主は、企業がより成長したら利益が出るので、株主総会などで最善の決定を投資家(株主)が行うようになります。
そういった株主総会がチリーズが持つ『チームの意思決定』にあたるわけですね。
② チリーズはSocios(ソシオス)上で起動する
チリーズはSocios(ソシオス)というプラットフォームの土台を利用して稼働します。
チーム側は、ファン側に向けてチーム公式ファントークンにあたる投票権をSociosで発行します。
ファンはチリーズトークンを使って、この投票権(チーム公式ファントークン)を獲得することができます。
獲得した投票権は、上記のようにチームの運営に関わる意思決定が可能になったりする他、チームに人気が集まったり優勝すると投票権(チーム公式ファントークン)の価値が上がります。
例えば、この投票権の価値が10倍や20倍になった時にチリーズ(CHZ)に交換すれば、単純に10倍、20倍のチリーズ(CHZ)が獲得できるという仕組みになっています。
少しややこしいですが、、▼こういうことです。
- STEP1チリーズを使って投票権(チーム公式ファントークン)を獲得する
- STEP2投票権の価値が上がった時にチリーズに戻す
- STEP3多くのチリーズがゲットできる
もちろんSociosで発行された投票権(ファントークン)はチリーズ(CHZ)でしかトレードできません。
自然とチリーズ(CHZ)トークン自体の売り圧力を抑制させるられるように考えられてますね。
③ パリ・サンジェルマン&ユヴェントスと提携
ただこのチリーズを使ったSociosという画期的なプラットフォームも、使う側のチームがないと意味がありません。
しかしSociosには既に、ネイマール選手が在籍しているパリ・サン=ジェルマン(PSG)と、C.ロナウド選手が所属するユヴェントス(juventus)と提携しています。
どちらのサッカーチームも世界でトップクラスに有名なので説明は不要かとは思いますが、クリスティアーノ・ロナウド率いるユベントスはイタリアでトップランク、セリエAでも1位の誰もが認める世界最高峰のサッカーチームです。
また今後も続々とSociosとプロチーム(サッカー以外にも様々なスポーツ)との提携が発表されるとのことなので、楽しみですね。
追記情報
- FC Barcelona(FCバルセロナ)
- Juventus(ユベントス)
- Paris Saint-Germain(パリ・サンジェルマン)
- Atletico De Madrid(アトレティコ・マドリード)
- Galatasaray(ガラタサライ)
- AS Roma(ASローマ)
- Club Atlético Independiente(CAインデペンディエンテ)
- Apollon Limassol(アポロン・リマソール)
- Trabzonspor(トラブゾンスポル)
- BSC Young Boys(BSCヤングボーイズ)
- Sint-Truidense V.V.(シント=トロイデンVV)
- Novara Calcio(ノヴァーラ・カルチョ)
- İstanbul Başakşehir(イスタンブール・バシャクシェヒルFK)
- AC Milan(ACミラン)
- Legia Warsaw(レギア・ワルシャワ)
- Fortuna Sittard(フォルトゥナ・シッタート)
- Goztepe SK(ギョズテペSK)
- OG(オージー)
- Team Heretics(チーム・ヘレティクス)
- Natus Vincere(ナトゥス・ヴィンセレ)
- Team Alliance(チーム・アライアンス)
- Ultimate Fighting Championship(UFC)
- Professional Fighters League(PFL)
現在チリーズは大手プロサッカーチームだけではなく、eスポーツや総合格闘技のUFCなど様々なクラブチームと提携しています。
④ CEOアレックスの交友関係
チリーズのCEOを務めるアレクサンドラ・ドレイファス(Alexandre Dreyfus)氏がとてもすごい交友関係を持っているようです。
ツイッターの写真は右側がチリーズのアレックス氏、中央がマルタのジョゼフ・ムスカット首相になります。
SNSあるあるですが、有名人とたまたま撮った写真を知り合いかのように、アップしたものとは違いますよ(笑)
しっかりとブロックチェーンやeスポーツについて会合を行った時の写真のようです。
またブロックチェーン大国として知られる、マルタにブロックチェーンを推奨しているのも、アレックス氏の尽力がかなり大きいという話もあるほどです。
起業家としての一面も大きく、22年のキャリアもあることから事業経験と交友関係を考えるとチリーズにも期待が膨らみますね。
⑤ バイナンス・OKExが出資している
世界一位の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)と、世界二位のOKExがチリーズに出資(投資)ている話は有名ですね。
当時の私のブログでもバイナンスがチリーズに投資したニュースは記事にしていました。
チリーズの情報が記載されているサイトならどこにでも書いてある話です。では何故、バイナンスはチリーズに出資しているのでしょうか。
もちろんチリーズのプロジェクトが素晴らしいとバイナンスが認めたことは間違いないと思いますが、実はもう一つ裏話があります。
CZとアレックスの繋がり
上記でも紹介しているチリーズのCEOアレックス氏と、バイナンスのCEOであるCZ(ジャオ・チャンポン)氏がガッチリつながっています。
バイナンスがブロックチェーン大国でもあるマルタに移転した時に、バイナンスをマルタに勧誘したのがアレックス氏なのです。(噂ですが、事前にマルタの首相とアレックス側で話が付いていたようですよ)
しかも、バイナンス本社が入っているビルはアレックス所有のビルです。実際にCZ氏がアレックス氏に謝辞を送っているツイート▼も残っていますね。
さらにさらに、このビルにはOKExに加え、時価総額10位のTRON(トロン)や、取引所や通貨のランキングサイトとしてお馴染みのcoinmarketcap(コインマーケットキャップ※現在はバイナンス傘下)まで移転しています。
しかもバイナンスやOKExが入っているこのビルの家賃はチリーズ(CHZ)払いとのことです。
バイナンスチェーンに移行
2019年5月にチリーズ(CHZ)は、バイナンスチェーンの移行を発表しました。
Binance Chain(バイナンスチェーン)とは、バイナンスが独自で開発したブロックチェーンです。
現在は、BNB(バイナンスコイン)をはじめとして、様々な通貨や大型プロジェクトがバイナンスチェーンの参加を発表しています。
これにより、チリーズ(CHZ)はイーサリアムのERC20という規格でしたが、バイナンスチェーンの「BEP2」という規格で生成されるようになり、処理速度や送金速度が大幅にアップすると期待されています。
バイナンスのCZ氏は、スポーツはブロックチェーンの可能性と有用性を多くの人に伝えるのに最適な媒体です。バイナンスとチリーズが世界的にリードしていることを誇りに思う
と述べておりバイナンスとチリーズの関係がより強固なものになっていますね。
eスポーツ(e-Sports)とは
ここからはeスポーツ(e-Sports)について少し触れていこうと思います。
仮想通貨に興味のある方なら、eスポーツ界の知識にも明るい方も多いのではないでしょうか。
仮想通貨に関連している方はなぜかゲームを好きな人が多い…イメージです。(私もゲームは大好き人間です)
そもそもe-Sports(eスポーツ)とはエレクトロニック・スポーツの略で、簡単に言ってしまうとコンピューターゲームを競技と捉える際の名称です。
日本では、子供たちにも大人気の『フォートナイト』、サッカーゲームの『ウイニングイレブン』や格闘ゲームとしては『ストリートファイター』、パズルゲームの『ぷよぷよ』なんかも人気のeスポーツとして名前が挙がってきますね。
もちろんテレビゲームだけではなく、PCゲーム・アプリゲームなどなど、eスポーツは様々なジャンルに派生していますよ。
世界では2005年頃から既に、eスポーツが盛り上がっており、2024年のパリオリンピックでは「オリンピックの正式種目になる可能性もある」というニュースが話題になっていましたね。
ゲーム=オタク…というのはかなり古い先入観だね。今ではプロゲーマーはアスリートとされ、日本でもプロ育成の専門学校やプロチームが活躍しているよ!
eスポーツの成長規模
ゴールドマンサックスが提出したeスポーツのレポートによると、2017年では6.6億ドル(約730億円)だった市場規模が、2022年までに30億ドル(約3,300億円)規模に達すると予想しています。
eスポーツの競技人口もどんどん増えており、現時点でも1億6000万人いるとされています。
また実際のeスポーツの競技人口だけではなく、プロゲーマーやプロチームをオンラインで観戦するファンも約4億人以上いると言われています。
ちなみに総オンライン人口は、全世界で約30億人いるとされ、そのうちの約22億人が実際にゲームをプレイしているとのこと。
さらにオリンピックの正式種目などになると、予想もできないほどの成長産業になることは間違いないですね。
市場規模 2022年 | 30億ドル(約3,300億円)予想 |
競技人口 | 約1億6000万人(※推定) |
ファンの人口 | 約4億人以上 |
総オンライン人口 | 全世界で約30億人 |
ゲームプレイ人口 | 全世界で約30億人 |
リアルスポーツの競技人口でいうと、サッカーが2億5000万人、バスケットボールが4億5000万人、野球が3500万人というデータが出ています。
…競技人口が多いとされているサッカー・バスケ・野球といった全てのリアルスポーツの競技人口を足しても総オンライン人口には程遠く及ばない結果となります。
そういった、競技人口やファン多く、市場規模の成長が期待されているという市場と密接に関わっているのがチリーズ(CHZ)です。
日本ではまだ認知が低い?
これだけ世界ではeスポーツが盛り上がっているのに、ゲーム大国でもある日本でのeスポーツの盛り上がりや認知は正直、少し遅れています。
その理由としては、賞金制度が関係していると言われています。
世界でのeスポーツの大会の優勝賞金は数千万円から多いもので、数億円、数十億円規模にまで膨れ上がっています。
しかし日本では法律の問題で、多額の賞金が出せなくなっています。(刑法上または景品表示法の問題)
これだけ盛り上がっている市場なのに日本だけが置いて行かれている状態はよくないと、国内でも2018年2月にeスポーツの活性化や大会運営を目的とする「日本eスポーツ連合(JeSU)」が設立され、プロライセンスが発行されるようになりました。
国内大会でも数百万円から、数千万円の賞金が決定したりと、着実にeスポーツ業界に火が付いてきていますよ。
最近では国内のメディアでもeスポーツが頻繁に特集されたり、AbemaTVではゲームの専用チャンネルが出来てるね
チリーズ(CHZ)が買える仮想通貨取引所
ここではチリーズ(CHZ)が買える仮想通貨取引所を紹介しています。チリーズは多くの大手取引所で上場しています。
- Binance(バイナンス) オススメ
- CoinEx(コインイーエックス)
- OKEx(オーケーイーエックス)
- Huobi Global(フォビグローバル)※日本居住者は取引不可
- Bitfinex(ビットフィネックス)
- FTX(エフティーエックス)
- KuCoin(クーコイン)
- HitBTC(ヒットビーティーシー)
- Chiliz Exchange(チリーズエクスチェンジ)
国内はコインチェックが最有力候補
現段階では、チリーズ(CHZ)は国内取引所での取扱いはありません。
2021年2月には国内取引所コインチェックがチリーズとNFTマーケットプレイス事業で提携を発表しました。
\Chilizと連携を開始⚽️/#コインチェック は、FCバルセロナやACミランなどの有名サッカークラブとグローバルパートナーシップを締結するChiliz(@Chiliz_Japan)とNFTマーケットプレイス事業において連携を開始いたしました🤝https://t.co/2eX9GrrDlv
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 1, 2021
NFTマーケットプレイス事業とは、NFT(ノン・ファンジブル・トークン/代替不可能なトークン)として発行されたデジタルアイテムを、ユーザー同士の個人間で売買できる場所を作るサービスのこと。
コインチェックは国内でNFTマーケット事業にいち早く着目してエンジンコイン(ENJ)などの上場も行っています。
今後、国内でチリーズ(CHZ)が上場するのであれば、コインチェックが有力候補なのは必然ですね。
チリーズ(Chiliz)のチャート
下記はBINANCEでのCHZ/USDTのリアルタイムチャートです。
チリーズの価格と時価総額
下記がリアルタイムのチリーズの時価総額ランキングとCHZの価格です。
チリーズ(Chiliz)についてまとめ
今回は仮想通貨チリーズ(Chiliz/CHZ)について隅々まで詳しく調べて解説しました。
チリーズは、スポーツに特化した通貨でチームとファンが繋がれる素晴らしいプロジェクトではないでしょうか。
大きなファンダメンタルズ(パリ・サンジェルマン&ユヴェントスと提携など)を投入しているので、今後もチリーズ(CHZ)の価格推移にも注目したいですね。
私自身チリーズは久しぶりに購入したいと思ったアルトコインです。しかし現段階では国内取引所では購入できず海外取引所のみに取扱いのある通貨になります。
国内での取扱いはコインチェックが最も有力候補です。コインチェックで上場が発表されると価格が大きく跳ね上がる可能性も有るので、海外取引所のバイナンスで仕込んでおくのも一つの手かもしれませんね。
最後にお決まりですが、こちらの記事はチリーズを紹介しているもので、CHZの購入を勧めたり、売買を推奨しているものでもありませんのでご了承くださいませ。